特集 2020 時代を読み解く
「月刊Journalism」1月号発売!
株式会社朝日新聞社(渡辺雅隆社長)は1月10日、「月刊Journalism」の1月号を発行しました。
特集は「われわれは今どこにいるのか 2020 時代を読み解く」。今月末に英国の欧州連合離脱期限を迎え、国内では東京五輪・パラリンピック、年末には米国大統領選の一般投票など、20年代の幕開けは賑やかになりそうです。世界と日本の現在地、そして行く末を考えます。
北海道大学の吉田徹教授は「後退続く先進各国のデモクラシー」と題し、民主主義の揺らぎについて分析した上で、その行方を占っています。東京大学大学院の川島真教授は隣の大国・中国の課題を内政、外政の両面から考察し、「20年の日中関係は悪い意味での大きな転換点になりかねない」と見ています。慶応義塾大学の中山俊宏教授はトランプ時代の米国について、大きなイデオロギー的変動が起きつつあると指摘。東北大学の明日香壽川教授は地球温暖化をめぐって大きく動いている世界の状況と動きの鈍い日本との落差に関して論じています。日本体育大学の関根正美教授は2020年をスポーツと五輪の視点から展望。経営コンサルタントの小林啓倫さんは次世代通信規格5Gがメディアをどう変えていくのかという問題を追究しています。
ほかにニュージーランド・オタゴ大学の将基面貴巳教授、学者芸人のサンキュータツオさん、早稲田大学政治経済学術院の浅野豊美教授もそれぞれの視点から論考を寄せています。
特集以外では、京都アニメーション事件を機に事件報道を考えるため、被害者支援に取り組んできた武内大徳弁護士にインタビューしています。
「月刊Journalism」は2008年10月創刊。「この人のこの10冊×10」(2019年9月号)、「メディアをめざす若者へ」(10月号)、「『不自由』な国・日本」(11月号)、「怒り」(12月号)など、さまざまな社会問題にジャーナリズムの視点から切り込んでいます。
定価は本体741円+税。年間購読料は8965円(税・送料込み)です。全国の書店、ネット書店、ASA(朝日新聞販売所)で注文によってお求めいただけます。
【朝日新聞社ジャーナリスト学校】
2006年に発足。入社1、2、3年目の若手記者向けの研修を中心に、中堅やベテランの記者にも「学ぶ場」を提供しています。自治体財政、医療といったテーマ別研修も開き、他のメディアにも参加を呼びかけています。
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朝日新聞社 ジャーナリスト学校
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