【第172回芥川・直木賞候補作決定!】歴史時代小説の旗手・木下昌輝氏の痛快歴史エンタテインメント長篇『秘色(ひそく)の契り 阿波宝暦明和の変 顚末譚』(徳間書店)が直木賞候補に!
本日、公益財団法人日本文学振興会より、第172回芥川龍之介賞、直木三十五賞の候補作が発表され、木下昌輝氏『秘色(ひそく)の契り 阿波宝暦明和の変 顚末譚』が直木三十五賞にノミネート、重版も決定いたしました!
デビュー作『宇喜多の捨て嫁』が直木賞候補となり、その後、舟橋聖一文学賞、野村胡堂文学賞、中山義秀文学賞等数多くの賞を受賞している木下さん。直木賞の候補となるのは4回目です。
第172回芥川賞・直木賞選考会は、2025年1月15日(水)午後4時より、築地・新喜楽にて行われます。
「改革で大切なのは、人の心を変えること」
藩政改革を担ったのは、型破りな人物だった。
■内容
江戸中期、商人の力が強くなり、多くの藩は莫大な借金があった。
二十五万七千石の阿波国徳島藩には特産物の藍があったが、三十万両もの借金を抱えていた。
しかも、藍の流通は大阪商人ににぎられていて、藍販売の利益は薄く、藍玉の生産農家は苦しい生活を強いられ、藍師株を手放す藍作人も出てきていた。
そんななか、徳島藩蜂須賀家の物頭・柏木忠兵衛は、江戸に急いだ。秋田藩主の佐竹義明の弟・岩五郎の人物を見極めるためだ。
宝暦4年(1754)、先代藩主・蜂須賀至央の末期養子として第十代藩主となった蜂須賀重喜(岩五郎)は、儒学や囲碁、茶道、戯画などに通じていたが、政(まつりごと)には興味がないと宣言した。
忠兵衛たち中堅家臣団は、家老たちの専横に抗して、藩主の直仕置(直接政治)による藩政改革をめざす。藩主を巻き込んだ改革は実現できるのか?
抗争の渦中、徳島藩を狙う大がかりな陰謀が絡んでくる……。アクション&サスペンス満載の時代長篇!
■著者プロフィール
木下昌輝(きのした・まさき)
1974年奈良県生まれ。2012年「宇喜多の捨て嫁」で第92回オール讀物新人賞を受賞。14年、単行本『宇喜多の捨て嫁』を上梓。15年に同作で第152回直木賞候補となり、第4回歴史時代作家クラブ賞新人賞、第9回舟橋聖一文学賞、第2回高校生直木賞を受賞した。19年『天下一の軽口男』で第7回大阪ほんま本大賞、『絵金、闇を塗る』で第7回野村胡堂文学賞、20年『まむし三代記』で第9回日本歴史時代作家協会賞、第26回中山義秀文学賞受賞。近著に『愚道一休』がある。
■書誌情報
タイトル:秘色(ひそく)の契り 阿波宝暦明和の変 顚末譚
著者:木下昌輝
定価:2200円(税込)
判型:四六判並製
ページ数:392ページ
発売:2024年11月1日(金)
ISBN:978-4-19-865905-9
【徳間書店】
https://www.tokuma.jp/book/b654631.html
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