イスラエル問題のルーツを解き明かす――『世界史のリテラシー ユダヤ人は、いつユダヤ人になったのか ~バビロニア捕囚』で歴史から「今」を見通す。
世界の今を解くカギは、すべて歴史の中にある――誰もが疑問を抱く一つの「問い」を軸に、現在と未来を見通すシリーズ「世界史のリテラシー」の新刊が発売。
NHK出版が刊行する、「世界史のリテラシー」シリーズでは、歴史的な「あの事件」を、単なる知識だけでなく、それが現代社会にどう結びついているのかまで探究し、未来を見通すための必要不可欠な教養としていきます。
新刊のテーマは「ユダヤ人の成立と、イスラエル問題の起源」。紀元前に起こった「バビロニア捕囚」をキーワードに「ユダヤ人」の成り立ちを見ることで、神と聖書とユダヤ人、その関係の謎に迫ります。
『ユダヤ人は、いつユダヤ人になったのか ~バビロニア捕囚』
バビロニアに強制移住させられた半世紀――彼らはそこで「神」と「聖書」を生んだ。
ユダヤ人の長い迫害の歴史——。なぜ彼らは迫害されたのか? 彼らはいつから存在し、なぜ世界の各地に散らばっていたのか? 迫害のなかで、どのように自分たちのアイデンティティを守ったのか? 紀元前の中東で半世紀以上にわたって起きた「バビロニア捕囚」をキーワードに読み解きます。
構成
第1章 ユダの人々はなせバビロニアに捕囚されたのか?
第2章 二大勢力のはざまでイスラエル王国はいかに翻弄されてきたか
第3章 『ヘブライ語聖書』はいつ、なぜ、書かれたのか?
第4章 なぜユダヤ人が迫害の対象になったのか?
※本書の一部を「NHK出版デジタルマガジン」で公開中
https://mag.nhk-book.co.jp/article/40529
著者
長谷川 修一(はせがわ・しゅういち)
1971年生まれ。立教大学文学部教授。筑波大学大学院博士課程単位取得退学。ハイデルベルク大学(ドイツ)神学部博士課程に学び、テル・アビブ大学(イスラエル)大学院ユダヤ史学科博士課程修了。専門はオリエント史、旧約学、西アジア考古学。主な著書に『聖書考古学』『旧約聖書の謎』『謎解き 聖書物語』、共編著に『歴史学者と読む高校世界史』など。
商品情報
書名:『ユダヤ人は、いつユダヤ人になったのか ~バビロニア捕囚』
著者:長谷川 修一
出版社:NHK出版
発売日:2023年11月10日
定価:1,100円(税込)
判型:A5判並製
ページ数:162ページ(内カラー2ページ)
ISBN:978-4-14-407307-6
URL→ https://www.nhk-book.co.jp/detail/000064073072023.html
Amazon→ https://www.amazon.co.jp/dp/4144073076/
「世界史のリテラシー」シリーズ既刊情報
『ローマ教皇は、なぜ特別な存在なのか ~カノッサの屈辱』
教皇VS.皇帝――雪中3日間の贖罪行為、その歴史的意義とは?
著者:藤崎 衛
定価:1,100円(税込)
URL→ https://www.nhk-book.co.jp/detail/000064073022023.html
Amazon→ https://www.amazon.co.jp/dp/4144073025
『「ロシア」は、いかにして生まれたか ~タタールのくびき』
モンゴルの支配下に置かれた240年。それが、「ロシア」成立の礎となった。
著者:宮野 裕
定価:1,100円(税込)
URL→ https://www.nhk-book.co.jp/detail/000064072962023.html
Amazon→ https://www.amazon.co.jp/dp/4144072967
『少女は、なぜフランスを救えたのか ~ジャンヌ・ダルクのオルレアン解放』
百年戦争のさなかに現れた一人の少女。彼女は、たった2年でフランスの運命を変えた。
著者:池上俊一
定価:1,100円(税込)
URL→ https://www.nhk-book.co.jp/detail/000064072952023.html
Amazon→ https://www.amazon.co.jp/dp/4144072959
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