NEC、リモート映像活用向けリアルタイム映像伝送を最適化するソフトウェア「NEC Intelligent Video Streaming」を販売開始

日本電気株式会社

NECは、モビリティ遠隔監視やリモート広域監視などのリモート映像活用に向けたリアルタイム映像伝送を最適化するソフトウェア「NEC Intelligent Video Streaming」を12月20日に販売開始しました。

これまで必ずしも安定して帯域確保ができなかった無線通信でもNEC独自の映像伝送技術により、無線通信品質を予測したスムーズで乱れのない映像伝送と、映像分析でフォーカスしたい部分を高精細に、周辺視野は低解像度に落とした効率的な映像伝送できるようになりました。

これにより、自動運行車・自動運行バス・無人運転などのモビリティのリモート監視や、海上や山間部などでの映像を用いたリモート広域監視など、必ずしも安定した回線品質が確保できないユースケースでも、モビリティやリモート環境に対して高度な映像AI分析を行えるようになりました。

■背景

近年、移動体の自動運転支援や広域監視などの分野で、リモートでの映像活用のニーズが高まっています。しかし、無線通信は予測困難に変動するため、映像が乱れ、監視ができないという課題がありました。また、狭帯域な無線通信環境においては、映像分析に必要な画質が得られず、映像を活用することが困難でした。

NEC Intelligent Video Streamingは、独自の通信品質を予測する技術と映像分析に必要で最適な画質を学習する技術を用いることで、通信品質が不安定な環境下でも、映像品質を安定させ、スムーズに乱れのない映像伝送を実現します。また、映像分析に必要なデータ量に最適化することで、映像伝送時の使用帯域を削減しつつ、リアルタイムでの映像分析を可能とします。

図1.「NEC Intelligent Video Streaming」の構成概要

■製品の特長

1.通信速度予測技術 [適応ネットワーク制御技術]

無線通信速度を予測し、映像品質をリアルタイムで先回り制御することで、スムーズな映像伝送を実現します。この技術によって、帯域幅の変動に合わせて、伝送する映像・画像のデータ圧縮率を自動調節することで、低い帯域幅でも必要な映像・画像が伝送可能です。

図2.通信速度と映像ビットレートの関係 (左:従来技術 右:NEC技術)

2.独自の画質最適化技術 [学習型メディア送信制御技術]

 注目領域と最適画質を学習し、送信映像を最適化することで、データ量の削減を実現します。映像分析に必要な領域は高画質に、不要な領域は低画質にすることによって、リアルタイムな映像分析に必要な画質を維持しながら、安定した映像伝送に適したデータ量まで削減することができます。

図3.注目領域と注目領域以外の画質比較

これらの特長により、物流、運輸、防災、警備などの様々な業種における、自動運転支援、遠隔監視、見守りなどの映像を活用した業務において、NEC Intelligent Video Streamingは、リモート映像活用に向けたリアルタイム映像伝送の最適化を実現し、お客様のニーズに応えるとともに、社会全体の通信効率化に貢献いたします。

<本件のお問い合わせ先>

NEC Digital Twin Business Hub

sales-contact@ivs.jp.nec.com

URL:https://jpn.nec.com/iot/platform/ivs/index.html

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会社概要

日本電気株式会社

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URL
https://jpn.nec.com/
業種
情報通信
本社所在地
東京都港区芝5丁目7-1
電話番号
-
代表者名
森田 隆之
上場
東証1部
資本金
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設立
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