リテイギ、産廃事業に特化したIX支援「JOMYAKU株式会社」を設立

従来の廃棄物・有価物回収における業務プロセスをDX、依頼受付業務工数は80%削減成功

「すべての産業を、ともに再定義する。」をミッションに掲げる株式会社リテイギ (本社:東京都千代田区、代表取締役CEO:石原 靖士、以下、リテイギ)は、静脈産業(※1)と動脈産業(※2)がサスティナブルに循環する未来を実現するため、本年10月1日付で100%出資の子会社としてJOMYAKU株式会社(ジョウミャク、本社:東京都千代田区、代表取締役CEO:田平誠人、以下、JOMYAKU)を設立いたしました。
JOMYAKUは、デジタルホールディングス傘下の企業として、グループが掲げるIX(Industrial Transformation:産業変革)実現に向けて、CX (Circular Transformation:循環型産業の変革)を目指してまいります。本事業は、社会インフラを支える全ての静脈産業の方を支援すべく、まずは静脈産業における業務効率化ソリューション「JOMYAKU(ジョウミャク)」を開発、回収事業の業務プロセスにおいて、属人的でトラブル発生率が高い「依頼受付」と「配車手配」という根幹業務に対し、DXソリューションを提供いたします。


*IX(Industrial Transformation:産業変革)とは、デジタルシフトの先にある産業変革を指しており、各産業が抱える業界課題解決にイネーブラー(後援者)として向き合うことで、当該産業に従事する方の価値を正当に引き上げる社会を実現する株式会社デジタルホールディングスが目指す社会課題解決策。
 
  • 設立の背景
静脈産業は日常生活を豊かに円滑に進める上でなくてはならない社会のインフラサービスであり、重要なライフラインの1つです。本産業を担う企業の74%が従業員10名以下(※3)の中小企業であり、その業務の多くは経験と業界知識を結集した属人的でアナログな手法が戦後から変わらず継承されてきました。その結果、静脈産業は他業界への人材流出と既存人材の高齢化などによる雇用不安、また、環境資源に関する法規制が強化されていることなどの課題が散見されており、早急な対応策が求められています。

非デジタル時代に確立された産業構造を現代にアップデートするリテイギは、産業廃棄物処理の現場に入り、実際に業務プロセスを視察するとともに、本業務に従事される方との議論とプロトタイプの検証を積み重ね、業務効率化ソリューション「JOMYAKU」の開発・提供に至りました。

JOMYAKUが目指すのは、廃棄物を100%資源循環させる未来です。静脈産業の回収業務における業務プロセスのデジタル化を皮切りに、カーボンニュートラル(※4)とサーキュラーエコノミー(※5)構築に向けて、社会インフラを支える全ての静脈産業の方々を支援するサービスを提供してまいります。
 
  • 業務効率化ソリューション「JOMYAKU(ジョウミャク)」の概要
産業廃棄物処理業務におけるアナログで人的工数のかかる「依頼受付」と、属人的で経験と知識に基づく緻密なプランニングが必要な「配車手配」における業務プロセスにデジタルを導入し、業務の効率化を図るサービスです。

【ご利用対象のお客様】
・廃棄物及び有価物の収集運搬事業者様 
・管理会社様(商社)

【機能1|依頼受付フォーム】
排出事業者様からの回収依頼を、電話と同じ情報量を短時間*で楽にお受けするお問い合わせフォーム。
*実証実験の結果、従来の電話で対応していた依頼受付時間を約80%削減することに成功しました。

<これまで抱えていたお悩み>
・主な連絡手段が電話であり、且つ連絡の回数も頻繁であるため業務に集中できない
・排出事業者様からの電話依頼が多く、言った言わない問題が発生してしまう
・営業や事務を介して伝言ゲーム化しており、情報の漏れや伝達ミス、時差が発生してしまう
・社員間で個別のやり取りをするなど、情報が分散し全体を把握できない

<導入メリット>
・24時間依頼可能(要インターネット接続)
・最短1クリックで依頼可能(排出事業者様との強固なリレーション構築可能)
・メール履歴によるトラブル防止
・「排出事業者様→配車担当」「営業や事務→配車担当」の双方に対応
・カスタマイズ可能な質問項目

【機能2|配車表】
車両×ドライバー×日時×場所などの様々な変数を掛け合わせて緻密に練られる配車のプランニングと運用の一元管理が可能になります。

 

<これまで抱えていたお悩み>
・ホワイトボードや紙、エクセルなどで管理するため、配車の重複や漏れが発生してしまう
・基幹システムへの入力作業が手打ちで、同じ情報を複数回入力している
・ドライバーや事務への共有に手間がかかる
・高額な買い切りシステムを購入したが、現場に沿っておらず利用しにくい
・配車業務が複雑で、属人化している

<導入メリット>
・車両とドライバーの空き状況がひと目で把握可能
・仮確定、未配車案件の管理
・混載、ルートスポット管理、従業員の休暇や車両の修理/車検管理
・依頼受付フォームと連携
 
  • 役員プロフィール/コメント

代表取締役 CEO 田平 誠人
株式会社ソーシャルリクルーティング(現:ポート株式会社)創業期、株式会社フリークアウト・ホールディングス上場期の社長カバン持ちを経て、スマホ訪問修理事業で起業し売却。その後個人間カーシェアリングサービスで起業し、トヨタ自動車株式会社との協業を経て、その後某社へ事業売却。複数の事業立ち上げに従事し、現職。

<コメント>
社会インフラとして必要不可欠な存在である静脈産業。彼ら彼女らエッセンシャルワーカーによって、我々の生活が維持されています。そして、これから静脈産業は確実に存在感を増し、市場は今まで以上に注目していきます。我々はそんな誇りを持った50社以上のカッコいい事業者さまと議論を重ねてまいりました。現場での一つ一つの業務工程を活かしつつ、「いかに課題解決できるか」「効率化できるか」に焦点を合わせ、ソリューションを創りあげてきました。業界としてまだ足回りが整っていないのも実情ですが、それを一緒に伴走しながら静脈産業のアップデートに貢献させて頂けると幸いです。
 

取締役 技術責任者 CTO 野澤 一貴
大手運送会社で物流・倉庫管理システムの開発に従事、その後サイバーエージェントグループにてメディア、広告プロダクト等幅広く開発に従事。株式会社ミクシィにて自社広告配信システム構築に従事、 2017年に広告ベンチャーの起業を経て2019年株式会社オプトに入社。株式会社オプトデジタル(現:リテイギ)の取締役CTOを経て現職。

<コメント>
静脈産業の業務には、長年培われたノウハウが蓄積されています。
今まで業務改善のためにシステムを導入しようとしても、高い、使えないといった問題に直面してこられたお客様と真摯に向き合い、そのノウハウを読み解いて、DXという言葉では片付けられない細かな課題に併走して、ともに課題を解決していくサービスを目指していきます。


※1:静脈産業とは、生産・消費活動から排出・廃棄される不要物を回収し、再資源化に向けて処理していく産業を指す。
※2:動脈産業とは、天然資源を採取し、製品へ加工(製造)・流通・販売し、消費していく産業を指す。
※3:データ出典:環境省「平成 23 年度産業廃棄物処理業実態調査業務報告書」
※4:カーボンニュートラルとは、二酸化炭素をはじめとする温室効果ガスの「排出量」 と、植林・森林管理などによる「吸収量」や「除去量」 を同じ量にし、実質ゼロを目指すこと。
※5:サーキュラーエコノミーとは、「循環経済」と和訳される概念で、従来の「Take(資源を採掘して)」「Make(作って)」「Waste(捨てる)」という一方通行なリニア(直線)型経済システムの中では、活用されることなく廃棄されていた製品や原材料などを、新たな「資源」と捉え、廃棄物を出すことなく資源を循環させる経済の仕組みのこと。

【JOMYAKUについて】
JOMYAKUは、「社会インフラを支える全ての人を応援する」をミッションに掲げ、静脈産業が抱える業界課題に事業者様とともに向き合い、課題解決に向けデジタルを用いた仕組みを構築する企業です。静脈産業と動脈産業がサスティナブルに循環する未来の実現を目指し、社会インフラを支える全ての静脈産業の方々を全力で応援してまいります。

■新会社概要
設立日:2021年10月1日
本社所在地:東京都千代田区四番町6番 東急番町ビル
株主構成:株式会社リテイギ 100%
役員構成:
代表取締役 CEO 田平 誠人
取締役 技術責任者 CTO 野澤 一貴
社外取締役 石原 靖士
社外取締役 溝川 文在
監査役 外川 香

■サービスに対するお問い合わせ、資料請求 
JOMYAKU株式会社 営業担当:宮尾(ミヤオ)
E-mail:info@jomyaku.jp
URL:https://jomyaku.jp/

 

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会社概要

URL
https://digital-holdings.co.jp/
業種
情報通信
本社所在地
東京都千代田区四番町6 東急番町ビル
電話番号
03-5745-3624
代表者名
野内 敦
上場
東証プライム
資本金
82億1200万円
設立
1994年03月