【銀座 蔦屋書店】ジェンダーやセクシュアリティ、家族など、文化的な価値観を通じて人間の本質を探る、MOYANの個展「Bod Mod」を3月30日(土)より開催。

《MEAL》Acrylic, oil on canvas, 91.0×72.7cm, 2024

銀座 蔦屋書店(東京都中央区 GINZA SIX 6F)では、店内アートスペースFOAM CONTEMPORARYにて、アーティスト MOYAN個展「Bod Mod」を、3月30日(土)~4月16日(火)の期間に開催します。

特集ページ|https://store.tsite.jp/ginza/blog/art/39301-1022430311.html

概要

MOYANは2020年東京藝術大学大学院美術研究科修士課程油画技法・材料研究分野を修了した若手アーティストです。「人形」をモチーフに作品を描き、ジェンダーやセクシュアリティ、家族観の問題を通じて人間の本質を探り続けてきました。MOYANの作品は、ポップでありながら、見る者にどこか不穏な印象を与えます。さらに、作品に描かれる人形を見ると、古びて汚れていたり、身体の一部が欠損していることに気づきます。

きせかえ人形には、遊ぶ人間による自己イメージの投影や渡す側の期待するイメージ、社会が求める人間像など様々な文化的価値観が織り込まれています。本展のタイトルである「Bod Mod」は、body modification=身体改造という意味の略語です。使い古されることで身体の形態が変わった人形を通じて、鑑賞者にとって新たな身体のイメージが想起されることを示唆しています。

《BODY AND HEAD》Acrylic, oil on canvas, 363.6×227.3cm, 2023
《Sketch for Tea Party I》Watercolor, pencil on cotton paper, 30.5×40.6cm, 2023

アーティストステートメント

私は生まれつき、左耳が欠損していた。

13歳~14歳の時に2回に分けて左耳の形成手術を行った。左胸の下辺りの軟骨を耳の形

に形成し、それは私の左耳として移植された。

術後触られても感覚のなかったそれは、少しずつ神経が伸び、次第に耳として再接続され

たのが身体を通して理解った。

これまで作品のモチーフのために集めた中古の人形たちは腕や脚が取れ、ものによっては

頭部しかない、あるいは頭部だけがない状態のものも少なくない。

架空のシナリオを伴いながら描かれたそれらのイメージは、ビビッドで一見明るい空間の

中に配置されながらも中古特有の不気味な空気感を帯びた人形たちによる、「人間劇」で

ある。この身体たちが安定したあるいは規定された主体ではないからこそ、単なる虚構で終わらず、新たな身体表象へ繋がるかもしれないと考えた。

MOYAN

《After the Tea Party》Acrylic, oil on canvas, 162×162cm, 2023

販売について 

作品は、店頭にて3月30日(土)11:00より販売します。                   

※プレセールスの状況により会期開始前に販売が終了することがあります。

アーティストプロフィール                           

MOYAN

1991年 埼玉県生まれ

2018年 東京藝術大学美術学部絵画科油画専攻 卒業

2020年 東京藝術大学大学院美術研究科修士課程油画技法・材料研究分野 修了

個展

2022年 「FIGUREHEAD」un petit GARAGE、東京

2022年 「PLAY BOOTY」Ff、東京

2023年 「人形の棲む静物」un petit GARAGE、東京

2023年 「周縁の身体」HIKAWASANDO GALLERY、埼玉

グループ展

2022年 「EYES Portrait show by Emerging Artists」MEDEL GALLERY SHU、東京

2022年 「POPPETRY」クマ財団ギャラリー、東京

2022年 「ACTIVATE KOGEI +ART展」松屋銀座、東京

2023年 「 ART NAGOYA 2023」、名古屋観光ホテル、愛知

2023年 「京都×アートプロジェクト」京と家五条大坂町、京都

2023年 「ALICE×DOLL -不思議の国のアリスと人形」横浜人形の家、神奈川

受賞歴

2015年 「GEIDAI スカウティング@藝大ギャラリー」藝大アーツイン丸の内 (GAM)賞

2015年 「東京藝術大学久米桂一郎奨学基金」 認定

2016年 「シェル美術賞2016」入選

2016年 「第3回 CAF賞」山口裕美賞助成

2017年 「公益財団法人クマ財団第1期クリエイター奨学金」 認定

2018年 「東京藝術大学平山郁夫奨学金」 認定

2021年 「公益財団法人クマ財団活動支援事業」 認定

展示詳細

MOYAN個展「Bod Mod」

会期|2024年3月30日(土)~4月16日(火)

時間|11:00~19:00  ※最終日は18:00までとなります。

定休日|月曜日

会場|FOAM CONTEMPORARY

入場|無料

主催|銀座 蔦屋書店

特集ページ|https://store.tsite.jp/ginza/blog/art/39301-1022430311.html

※3月29日(金)18:30〜20:00にレセプションを行います。ご予約は不要です。


FOAM CONTEMPORARY

柔軟な企画内容をイメージする〈液体(LIQUID)〉と、従来のホワイトキューブとしての設備を完備した空間〈個体(SOLID)〉を掛け合わせ、中間的な様態“FOAM”という名のもと、⽇本のアートシーンを多⾓的に映し出す表現空間。

ロゴの最初の“O”は、泡をイメージさせるようにあえて形を崩しています。それは、⽇々変化していく現代のアートシーンそのものを表現しながら、アーティストの⾃由で柔軟な無限に存在する表現のイメージを表しています。
時代のアクチュアリティーに寄り添いながら、ライフサイクルを超えたところにあるアートの価値や醍醐味を探求、醸成する表現空間として、キャリアや年齢を問わず注⽬すべき様々なアーティストを紹介していきます。
Instagram|https://www.instagram.com/foamcontemporary/

© 2017 Nacasa & Partners Inc. all rights reserved

銀座 蔦屋書店

本を介してアートと⽇本⽂化と暮らしをつなぎ、「アートのある暮らし」を提案します。
住所|〒104-0061 東京都中央区銀座6-10-1 GINZA SIX 6F
電話番号|03-3575-7755
営業時間|店舗ホームページをご確認ください。
ホームページ| https://store.tsite.jp/ginza/
Facebook|https://www.facebook.com/GINZA.TSUTAYABOOKS/?ref=bookmarks
Twitter|https://twitter.com/GINZA_TSUTAYA
Instagram|https://www.instagram.com/ginza_tsutayabooks/

CCCアートラボ

CCCアートラボは、企画会社カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社の中で「アートがある生活」の提案をする企画集団です。わたしたちは「アートがある生活」の提案を通じて、アートを身近にし、誰かの人生をより幸せにすること、より良い社会をつくることに貢献したいと考えています。これまで行ってきた、店舗企画やアートメディア、商品開発やイベントプロデュースなど、長年の実業経験を通して培った知見をもとに、わたしたちだからできるアプローチで企画提案をします。
https://www.ccc-artlab.jp/

このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります

メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。

すべての画像


ビジネスカテゴリ
アート・カルチャー
ダウンロード
プレスリリース素材

このプレスリリース内で使われている画像ファイルがダウンロードできます

会社概要

URL
https://www.ccc-artlab.jp/
業種
商業(卸売業、小売業)
本社所在地
東京都渋谷区南平台町16-17 渋谷ガーデンタワー
電話番号
-
代表者名
髙橋 誉則
上場
未上場
資本金
-
設立
2018年05月