【NADiff a/p/a/r/t】世界中で活動を続けるパフォーマンス・アーティスト、折元立身の半生を追った評伝『生きるアート 折元立身』刊行記念ポスター展を3月28日(木)より開催。

《パン人間の息子+アルツハイマーの母》東京 1996 ©ART-MAMA FOUNDATION

NADiff a/p/a/r/t(東京都渋谷区恵比寿)では、評伝『生きるアート 折元立身』(深川雅文著・美術出版社)の刊行を記念したポスター展を2024年3月28日(木)~4月14日(日)の期間に開催します。約50年にわたり国際的に活動を繰り広げてきた折元立身のポスターを展示、これまでの軌跡を振り返ります。

概要

折元立身は、フランスパンで顔を覆って公共空間に現れる「パン人間」や、認知症を患った母との日常生活から生まれた「アート・ママ」シリーズのパフォーマンス作品で、ヴィネチアビエンナーレに選出されるなど国際的に高い評価を得てきました。70代後半となる現在も新作パフォーマンス発表、ドローイングなど作品を作り続けています。

2024年1月に刊行された評伝『生きるアート 折元立身』の刊行を記念して開催する本展では、折元にとって作品と不可分のものとして考えられている、パフォーマンスと関連して制作したポスターを展示します。代表作の「パン人間」と「アート・ママ」のほか、「耳を引く」、「16個のドラム缶+16人の人々」、そして母との最後の作品となった「アート・ママDV」など、初期から近年に至る作品を記録した多彩なポスターを展示し、折元の約50年にわたるパフォーマンス・アートの活動の軌跡を紹介します。

《耳を引く》スリランカ 1985 ©ART-MAMA FOUNDATION
《ブタに黄色のペインティングボードを見せる》福島 1989 ©ART-MAMA FOUNDATION
『生きるアート 折元立身』(川崎市市民ミュージアム 2016)展示風景 ©ART-MAMA FOUNDATION  

4月6日(土)には、本展開催記念トークイベントを開催

『生きるアート 折元立身』の著者 深川雅文と、ゲストにパフォーマンス・アーティストの村田峰紀を迎え、それぞれの視点から、折元立身の作品について、また今日のパフォーマンス・アートのあり方について語ります。

トークイベント「折元さんについて語ってみようか」

⽇時|2024年4月6日(土)19:30~21:00

登壇者|深川雅文、村田峰紀(パフォーマンス・アーティスト)

会場|NADiff a/p/a/r/t

定員|30名

会場参加|1,100円(税込) 

予約ページ|https://www.nadiff-online.com/?pid=179918920

アーティストプロフィール    

折元立身《ラーメンをかぶる》 (2023年)にて ©ART-MAMA FOUNDATION

折元 立身/TATSUMI ORIMOTO

現代美術家。1946年川崎市生まれ。1969年渡米。カリフォルニア芸術大学に入学。1971年ニューヨークのソーホーに移住。フルクサスの活動と出会い、パフォーマンス・アートを中心にした制作活動を進める。1977年に帰国し、川崎を拠点に国内外での発表を継続する。

2024年1月に刊行された評伝『生きるアート 折元立身』(美術出版社)は、作家の地元川崎で開催した大規模個展(2016)を企画したキュレーターの深川雅文が、1970年代ニューヨークでの初期作家活動から世界各地でのパフォーマンスの記録、そのパフォーマンス作品が生まれる過程、そして母との生活など、長年の取材をもとに折元の活動の軌跡を綴っている。

◆主な個展

2000年 「折元立身-ART MAMA+BREAD MAN」原美術館、東京

2002年 「折元立身 グラフィック・アート+オブジェ」川崎市市民ミュージアム、神奈川

2008年 「折元立身-レトロスペクティブ」サンパウロ美術館、ブラジル

2010年 「Live in Translation」A Foundation、リバプール、イギリス(ペンザンス、イギリスなどへ巡回)

2016年 「生きるアート 折元立身」川崎市市民ミュージアム、神奈川

2018年 「折元立身 昔と今」尾道市立美術館、広島

◆主なグループ展

1974年 「クロック・ショー」クロックタワー・ギャラリー、ニューヨーク、アメリカ

1991年 「第21回サンパウロ・ビエンナーレ」サンパウロ、ブラジル

2001年 「第49回ヴェネチア・ビエンナーレ」ヴェネチア、イタリア

2001年 「横浜トリエンナーレ2001」横浜、神奈川、「現代写真の動向2001 outer/inter」川崎市市民ミュージアム、神奈川

2005年 「老い、老いをめぐる美とカタチ」福島県立博物館、福島

2008年 「ロス・オブ・コントロール」マルタ美術館、ヘルフォルト、ドイツ

2013年 「LOVE展:アートにみる愛のかたち―シャガールから草間彌生、初音ミクまで」森美術館、東京

2016年 「アナタにツナガル」新潟市美術館、新潟

2022年 「六本木クロッシング2022展:往来オーライ!」森美術館、東京

展覧会詳細                                     

評伝『生きるアート 折元立身』折元立身 刊行記念ポスター展

-TATSUMI ORIMOTO POSTER EXHIBITION-

会期|2024年3月28日(木)~4月14日(日)

時間|12:00~20:00 ※4月6日(土)は19時閉店

会場|NADiff a/p/a/r/t

主催|NADiff a/p/a/r/t

企画|ART-MAMA FOUNDATION 

協力|深川雅文(キュレーター/クリティック)

入場|無料

お問い合わせ|03-3446-4977(営業時間内)/nadiff_apart@ccc.co.jp

特集ページ|http://www.nadiff.com/?p=31853

【同時開催】

●グループ展「共棲の間合い -「確かさ」と共に生きるには-」

会場|渋谷公園ギャラリー

会期|2024年2月10日 (土) 〜 5月12日 (日)

●川崎市市民ミュージアムオンライン展覧会

折元立身「生活を感じる、おもしろい作品が生まれた。1946-2024」

会期|2024年3月1日(金)10:00~3月29日(金)15:00

https://www.kawasaki-museum.jp/thirdarea/orimoto2403/


撮影:篠田優

NADiff a/p/a/r/t

アートブックショップ&ギャラリーNADiffのメインショップとして1997年に表参道で開業し、2008年に恵比寿に拠点を移してNADiff a/p/a/r/tとしての営業をスタート。ギャラリーでは若手作家から国内外で人気を得る作家まで、多彩な展示を実施。店内では、豊富な品揃えのアートブックとユニークなアートグッズを取り扱うなど、新たなアートとの出会いの場となることを目指しています。

住所|〒150-0013 東京都渋谷区恵比寿1-18-4 NADiff A/P/A/R/T 1F
TEL|03-3446-4977
WEBサイト|http://www.nadiff.com/
X|https://twitter.com/NADiff_apart
Instagram|https://www.instagram.com/nadiff_apart_/
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CCCアートラボ

CCCアートラボは、企画会社カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社の中で「アートがある生活」の提案をする企画集団です。わたしたちは「アートがある生活」の提案を通じて、アートを身近にし、誰かの人生をより幸せにすること、より良い社会をつくることに貢献したいと考えています。これまで行ってきた、店舗企画やアートメディア、商品開発やイベントプロデュースなど、長年の実業経験を通して培った知見をもとに、わたしたちだからできるアプローチで企画提案をします。
https://www.ccc-artlab.jp/

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アート・カルチャー
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会社概要

URL
https://www.ccc-artlab.jp/
業種
商業(卸売業、小売業)
本社所在地
東京都渋谷区南平台町16-17 渋谷ガーデンタワー
電話番号
-
代表者名
髙橋 誉則
上場
未上場
資本金
-
設立
2018年05月