ブラザー、アフリカの地方農村部における「村の印刷サービス」を本格始動
ブラザー工業株式会社が、アフリカの地方農村部におけるデジタルプラットホーム「村の印刷サービス」を、本日から本格始動した。このサービスは、ブラザーが株式会社Dots forと今年7月に資本業務提携契約を締結し、ブラザーのプリンター・複合機の開発を通して蓄積されたノウハウをDots for社の現地ネットワークと融合させて推進することで、アフリカでの事業拡大の足掛かりにしようと、進めてきた取り組みだ。


村の印刷サービスは、農村住民がスマートフォンを使って印刷・コピーができる、Dots for社がアフリカの地方農村部で展開するデジタルプラットホーム「d.CONNECT」を活用したサービスの一つ。これまでブラザーは、Dots for社と協働し、ブラザー製のインクジェット複合機を活用した印刷・コピーサービス事業のテストマーケティングをベナンで行ってきた。10月からの村の印刷サービスは、d.CONNECTのユーザーインターフェースに機能が組み込まれ、本格的にサービスを供給するフェーズへと移行する。さらに、9月末からはセネガルでもテストマーケティングをスタートしている。
アフリカの小さな村で、住民が当たり前のように印刷やコピーができる環境が整うことで、生活の利便性向上だけにとどまらず、教育機会の拡大や地域経済の活性化などが期待されている。ほかにも、スマートフォンで撮影した写真を気軽に印刷できるようになったことで、家で家族の写真を飾るようになったなど、農村のウェルビーングの観点においても好評のようだ。
ブラザーはこの度の本格始動を機に、アフリカ各国の農村部への展開をさらに広げていくことを視野に入れながら、農村部と都市部との情報格差の解消を目指し、村の印刷サービスを持続可能なビジネスとして成長させていくという。
ブラザーのSDGsスペシャルサイト
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