【2023年10月5日 サンシャインシティグランドオープンから45年】「なんか面白いこと、その創造力を街の力に」をスローガンに「誇りや愛着を抱く“まち”を創る“共創ディベロッパー”」を目指す
開業45周年を迎える2023年4月からは、大型複合施設サンシャインシティの運営で培ってきた経験などを活かし「誇りや愛着を抱く“まち”を創る“共創ディベロッパー”」をサンシャインシティグループの新たなビジョンに据え、サンシャインシティの運営のみならず、豊島区、特に池袋エリアにおいて魅力あふれるまちづくりに一層邁進してまいります。
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1978年のサンシャインシティ
●10月5日 大型複合施設「サンシャインシティ」全面開業(※)。オープン初日で30万人、初めての休日には40万人が来街。
●4月に先行オープンした超高層ビル「サンシャイン60」は当時東洋一高いビル(海抜251m)。
●民間活力導入の第一号として東京拘置所跡地を再開発。これまでにないスケールの大型複合施設。
●第一次オイルショックにより建設資材や金利高騰、工事中断などにより総事業費は当初見込の約3.7倍の1,900億円に。
※サンシャインシティプリンスホテルは1980年4月開業
2023年のサンシャインシティ
●“新たな眺望体験を提供する空の公園”をコンセプトにした展望台のオープンや多くのイベント開催などにより、年間3,000万人超の来街者数見込み(コロナ禍前同水準に)。
●2022年11月に設立した池袋エリアプラットフォームの理事長・事務局として地域とともにまちづくりに取り組む。
45年前の1978年4月6日、当時東洋一高い超高層ビル「サンシャイン60」の60階に「サンシャイン60 展望台」がオープンし、同年10月5日には国内屈指の大型複合施設「サンシャインシティ」が全面開業しました。
第1次オイルショックの影響で金利・物価の高騰、工事の中断などにより、総事業費は1,900億円と当初の見込み額の約3.7倍に膨らみ、開業から25年を経過した2003年度末(2004年3月期)にようやく「累積損失の解消」を達成することができました。(詳細は末尾の参考資料)
開業20周年の1998年から“なんか面白いこと、ある。”をキャッチコピーに様々な取り組みを行ってきたことなどにより、サンシャインシティには地域の方を含め、例年年間約3,000万人以上の方にお越しいただいております。
そして、2020年4月よりサンシャインシティグループは、「なんか面白いこと、その創造力を街の力に」をスローガンに「独自のディベロップメント力を活かし、地域と社会に“なんか面白いこと”を提供すること」をミッションに掲げ、まちづくりに取り組んでいます。
開業45周年を迎える2023年4月からは、大型複合施設サンシャインシティの運営で培ってきた経験などを活かし「誇りや愛着を抱く“まち”を創る“共創ディベロッパー”」を サンシャインシティグループの新たなビジョンに据え、サンシャインシティの運営のみならず、豊島区、特に池袋エリアにおいて魅力あふれるまちづくりに一層邁進してまいります。
サンシャインシティとともに45年を歩んできた施設の一部をご紹介
■古代オリエント博物館 ー公益財団法人古代オリエント博物館
サンシャインシティのオープンと同じ1978年10月5日に文化会館ビルに開館。西アジア・エジプト地域の古代文明を研究・調査し、展示・紹介する日本で最初の古代オリエントを専門にした博物館。
1973年5月に株式会社新都市開発センター(現サンシャインシティ)の会長であった今里廣記が井上靖氏(作家)、江上波夫氏(東大名誉教授)、平山郁夫氏(画家)らと中近東の古代オリエント遺跡を探訪する旅に出たことがきっかけに、オリエント博物館構想がスタート。発起人としては、今里廣記をはじめ、平山郁夫氏夫妻、井上靖氏、江上波夫氏のほか、オリエント文化に造詣の深い三笠宮崇仁殿下、谷川徹三氏(哲学者)、松本清張氏(作家)などの文化人、財界人、考古学者、美術史研究者たちによる「日本にも世界最古の文明やシルクロードを紹介する博物館を」という博物館設立構想が実を結び、古代オリエント博物館が設立しました。
■地域冷暖房 ー池袋地域冷暖房株式会社
大気汚染防止を目的にサンシャインシティの地下3・4階には空調用の熱エネルギーを製造する工場として地域冷暖房の熱供給プラントが設置され、1978年4月の操業以来、45年間365日に渡り空調用の「冷水・蒸気」を製造・供給し続けています。その後の時代変遷とともに大気汚染防止だけでなく、省エネルギーや地球環境への負荷低減を目指す設備としての役割も担い、サンシャインシティ以外の 近隣建物の空調にも活用される地域のインフラとなりました。
現在では、東池袋と南池袋のエリアを対象に16施設へ熱を供給しており、この熱を利用した空調面積は約64万㎡(サンシャイン60ビル4棟分)に達しています。今後も熱利用先の拡大が予定されており、2027年には当初の空調面積の約1.7倍の約80万㎡に達する予定で、供給面積が拡大し続けている全国的にも希少なエリアとなっています。進行中の東池袋一丁目市街地再開発では、建物内に第2プラントを設置予定で、将来は豊島清掃工場でのゴミ焼却熱を受け入れて地域の空調に活用できるよう、準備を進めています。
【参考】地域冷暖房について 「地域冷暖房」とは、建物ごとに必要となる空調用の熱エネルギー製造設備を、ある一定の地域を対象に集約しエネルギープラントで集中的に管理・製造して、冷水や蒸気の形で配管を通じて各建物へ供給するシステムです。各建物では、熱製造に必要な設備が簡素化でき、建物活用の効率化につながるほか、地域における面的なエネルギー活用を図るなどで、低炭素・脱炭素社会への貢献、災害時対応・都市強靭化への期待などが寄せられています。 |
ご参考 1978年「サンシャインシティ」開業まで
■池袋副都心再開発事業・大規模民間活力プロジェクト
サンシャインシティの街区開発は「池袋副都心再開発事業」と呼ばれています。1958年、政府が東京拘置所を移転させることを閣議了解。跡地を再開発して副都心機能の一部を持たせることとなりましたが、しばらく具体的な進展はありませんでした。その後、財界をあげて拘置所の移転と跡地の民間払い下げ、事業を推進する態勢を整え、1963年政府からの「青少年施設建設」の要請に応えて東京拘置所跡地利用の受け皿となる民間会社として「株式会社日本児童センター(*)」発起人会が開催。1966年に都市計画決定と民間への払い下げが決定され、株式会社サンシャインシティの前身となる「株式会社新都市開発センター」が設立に至りました。
■東京拘置所の移転と跡地開発
1971年、跡地が正式に(株)新都市開発センターの所有となり、オフィス、ホテル、デパート、アミューズメント、教育・文化施設、住宅など具体的な建設計画が立案されました。そこで、「日本一をつくらなかったらインパクトがない!」という意見から、当時“日本一”を超える“東洋一”となる60階建てのオフィスビルの建設をすることとなりました。1973年に着工しましたが第一次オイルショックによる政府からの建築投資抑制措置への協力要請などもあり、1974年10月からは工事の中断を余儀なくされました。その後、1975年7月に工事を再開し、着工から5年後の1978年にホテル棟を除き各建物が竣工、サンシャインシティのグランドオープンを迎えることができました。
会社設立時には1973年度までの8年間で総事業費508億円と見込んでいましたが、オイルショックによるインフレ(建設資材の大幅な値上がり等)などの影響により実際には総事業費は1,900億円と当初の見込み額の約3.7倍に膨らみました。
※日本児童センターの構想について |
▶施設内にボウリング場設置計画もあったが水族館に
サンシャインシティ内の教育文化施設の一環として計画されたアミューズメントセンターは、当時のボウリングブームを受け、ボウリング場を入れるという案もありました。しかしながら、ボウリングブームが下火になったこともあり、直営の水族館に計画が変更していきました。従来水族館は海浜にあるものとされてきましたが、手軽なレジャーとは言えなく、都心に家族みんなで楽しめる水族館を建設し、東京の名物の1つとなることを目指すことになりました。
▶サンシャイン・シティ
「サンシャイン60」に次いで街全体の愛称を募集。約1万3千通の応募の中から、「サンシャイン・シティ」が選定されました。 ※現在は『サンシャインシティ』。
●当時ココがすごかった!
①国内最大級の大型複合施設!
▶オフィス、ショッピング、文化施設など様々な施設を有する複合施設としては当時も現在も国内最大級の規模を誇っています。
②東洋一の高さのビル、世界一の速さのエレベーター、日本初・ビルの屋上にある水族館など最先端技術が盛りだくさん!
▶海辺に建物を作り、海水を利用する水族館が主流だった当時、海から離れた池袋、さらに高層ビルの屋上にある水族館は画期的な施設。
③国際色豊か!
▶当時の製品輸入促進の国策に沿って輸入品を取り扱う施設やUSトレードセンター、パスポートセンターなど国際色豊かな「ワールドインポートマートビル」。
④当時から環境に配慮!単独ビル用として日本初の中水道システムの導入
▶トイレの手洗いや、ビル内で発生した厨房排水などの排水を浄化し、再生された「中水(ちゅうすい)」を ビル内のトイレの洗浄水に使用。当時から水道水の使用量削減に取り組んでいます。
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