第168回芥川賞・直木賞の候補作発表!新潮社からは芥川賞に佐藤厚志『荒地の家族』、直木賞に千早茜『しろがねの葉』がノミネートされました!
本日、今期の芥川・直木賞の候補作が発表されました。新潮社からは共に実力派作家による1作ずつが候補入り。両賞の選考会は来年1月19日です。
佐藤厚志さんは仙台で書店員として働きながら創作を続け、2017年に「蛇沼」で新潮新人賞を受賞し作家デビュー。2020年「境界の円居(まどい)」で仙台短編文学賞大賞を受賞。2021年「象の皮膚」が三島由紀夫賞候補となり、中編三作目となる本作で初の芥川賞候補となりました。
千早茜さんは2008年「魚神(いおがみ)」で小説すばる新人賞を受賞しデビュー。同作は泉鏡花文学賞も受賞。2013年『あとかた』で島清恋愛文学賞、2021年『透明な夜の香り』で渡辺淳一文学賞を受賞するなど人気実力ともに右肩上がりの今もっとも注目される作家で、今回が三度目の直木賞候補となります。
なお、選考会は来年1月19日(木)16:00(予定)より築地・新喜楽にて開かれます。
千早茜さんは2008年「魚神(いおがみ)」で小説すばる新人賞を受賞しデビュー。同作は泉鏡花文学賞も受賞。2013年『あとかた』で島清恋愛文学賞、2021年『透明な夜の香り』で渡辺淳一文学賞を受賞するなど人気実力ともに右肩上がりの今もっとも注目される作家で、今回が三度目の直木賞候補となります。
なお、選考会は来年1月19日(木)16:00(予定)より築地・新喜楽にて開かれます。
芥川賞ノミネート『荒地の家族』
元の生活に戻りたいと人が言う時の「元」とはいつの時点なのか――。
あの災厄から十年余り。生活も仕事道具も攫われ、妻を喪った男はその地を彷徨い続けた。
仙台在住の書店員作家が、ある植木職人の姿を通じて、震災から10年を経たいま、被災地の人々の偽りなき心情を、止むことのない渇きと痛みを、余すことなく描き切った骨太の純文学作品。
佐藤厚志氏プロフィール
1982年宮城県仙台市生まれ。東北学院大学文学部英文学科卒業。仙台市在住、丸善仙台アエル店勤務。2017年第四十九回新潮新人賞を「蛇沼」で受賞。2020年第3回仙台短編文学賞大賞を「境界の円居」で受賞。2021年「象の皮膚」が第三十四回三島由紀夫賞候補。仙台在住の期待の若手作家。
単行本は1月に発売の予定です。
【タイトル】『荒地の家族』
【著者名】佐藤厚志
【発売日】2023年1月19日
【造本】 四六判ハードカバー
【本体定価】1870円(税込)
【ISBN】978-4-10-354112-7
【URL】 https://www.shinchosha.co.jp/shincho/tachiyomi/20221107_1.html
直木賞ノミネート『しろがねの葉』
生きることを選ぶ。それがどれほど強靭な選択か、この小説で知った。
――作家・島本理生さん
戦国末期、シルバーラッシュに沸く石見銀山。
天才山師・喜兵衛に拾われた少女ウメは、銀山の知識と未知の鉱脈のありかを授けられ、女だてらに坑道で働き出す。
しかし徳川の支配強化により喜兵衛は徐々に生気を失い、ウメは欲望と死の影渦巻く世界にひとり投げ出されて……。
生きることの官能を描き切った新境地にして渾身の大河長篇!
千早茜氏プロフィール
1979年北海道生まれ。2008年『魚神』で第二十一回小説すばる新人賞を受賞し、作家デビュー。同作は2009年に第三十七回泉鏡花文学賞も受賞した。2013年『あとかた』で第二十回島清恋愛文学賞を、2021年『透明な夜の香り』で第六回渡辺淳一文学賞を受賞。他の小説作品に『男ともだち』『クローゼット』『さんかく』『ひきなみ』や、クリープハイプの尾崎世界観との共著『犬も食わない』等。食にまつわるエッセイも好評で「わるい食べもの」シリーズ、新井見枝香との共著『胃が合うふたり』がある。
【タイトル】『しろがねの葉』
【著者名】千早茜
【発売日】発売中
【造本】四六判ハードカバー
【本体定価】1870円(税込)
【ISBN】978-4-10-334194-9
【URL】https://www.shinchosha.co.jp/book/334194/
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