博報堂Human X、クロスモーダル研究者によるトークイベント「Future Humanity-身体と感覚が紡ぐ未来シナリオ」2月17日(土)開催
―Human X、URCFクロスモーダルデザインWG、UNIVERSITY of CREATIVITY共催―
株式会社博報堂のプロジェクトチーム「Human X」(ヒューマンクロス)は、超臨場感コミュニケーション産学官フォーラム(URCF)の中のクロスモーダルデザインWGと、博報堂の研究機関「UNIVERSITY of CREATIVITY」(以下UoC)と共催でクロスモーダル研究者によるトークイベント「Future Humanity―身体と感覚が紡ぐ未来シナリオ」を2024年2月17日(土)に赤坂BizタワーにあるUoCにて開催しますのでお知らせいたします。
≫お申し込みはこちらから:https://uoc.world/mandala/details/?id=pm0hf1b7vh7
「Human X」は、東京大学大学院情報理工学系研究科の鳴海拓志准教授と共同で、クロスモーダル知覚(五感の相互作用)を活用し企業のブランド体験開発に活用する実験活動「Human X Experiment」に取り組んできました。この活動において、生活をより豊かにする仕組みを感性的・科学的に開発する『〇〇×五感体験デザイン』シリーズとして、おいしさ×聴覚に挑戦した「ビールのおいしさを増幅させる音楽」やこの音楽を映像化し感覚間協応の特性を活用した視聴覚体験の開発などを行ってきました。そして2023年12月には新商品開発や新規事業創造に必要な発想や体験のためのアイデア創出ソリューション「Humanity Thinking」と人間の感覚特性を活用した発想ヒント集「HUMANITY TIPS」の提供を開始しました。
このトークイベントでは、人間が本来もっている感覚・身体・感情を活用し、ひとの可能性を多角的に考えていくHumanityの視点について、最前線のクロスモーダル研究者を交えてディスカッションします。クロスモーダル知覚を活用して独自のプロダクトやサービス開発に取り組んできたHuman Xのナレッジ、UoCが創造性研究を通じて得てきた知見、そしてURCFクロスモーダルデザインWGによるクロスモーダル・VR・HCI(Human Computer Interaction)の技術や研究をもとに、人間の身体・感覚や創造性の拡張、人間らしさの未来について、未来クロスモーダル研究の最前線や、「Humanity Thinking」「HUMANITY TIPS」の紹介も交えながら展開していきます。
今回のトークイベントを通じて、人間が持つ身体と感覚を拡張した未来を描き出す方法や創造性拡張の研究、“人間らしさ“を発揮する社会の実現、身体性や感情に着目したブランド開発などに取り組んでまいります。クロスモーダル知覚を活用した企業のブランド変革について考える機会となりますよう、トークセッションへのご参加を心よりお待ちしております。
■概要
Future Humanity―身体と感覚が紡ぐ未来シナリオ
日時:2024年2月17日(土) 13:00~18:00
場所:UNIVERSITY of CREATIVITY (東京都港区赤坂5-3-1 赤坂Bizタワー 23階)
参加費:無料
定員:30名
申し込みURL: https://uoc.world/mandala/details/?id=pm0hf1b7vh7
※締め切り:2月13日(火) 12:00まで(先着順で定員に達し次第、締め切らせていただきます)
主催:Human X
URCFクロスモーダルデザインWG
UNIVERSITY of CREATIVITY
■トークセッション
第1部:インスピレーションセッション
13:00~13:10 本日の趣旨、UNIVERSITY of CREATIVITYについて
13:10~14:50 若手トップランナーが語るVR、クロスモーダル研究の最前線セッション
第2部:専門を超えた越領域セッション
15:00~15:10 セッション趣旨
15:10~15:30 登壇者紹介 & Humanity Thinkingの紹介
15:30~17:00 身体や感覚拡張が紡ぐ人間らしさの未来とは?
Augmented Creativity-クロスモーダルで人間の創造力はどう拡張されるか?
※17:00~18:00に登壇者との懇親会も行います。
【登壇者(カタリスト)】
・鳴海拓志(東京大学大学院情報理工学系研究科准教授)
・小泉直也(電気通信大学情報理工学研究科准教授)
・平尾悠太朗(奈良先端科学技術大学院大学情報科学領域助教)
・安田登(能楽師)
・川口伸明(アスタミューゼ株式会社/『2060未来創造の白地図』著者)
・金じょんひょん(博報堂ブランド・イノベーションデザイン局/Human X プロジェクトリーダー)
・児玉誠周(博報堂ブランド・イノベーションデザイン局/Human X)
・星出祐輔(UoCディレクター/慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科特任講師)
■クロスモーダル(五感の相互作用)
揺れる風鈴を見てそこから出る音を聞くと、実際の気温は変わらなくても涼しく感じることがあります。ま た、かき氷の赤色はイチゴ味、緑色はメロン味といったようにさまざまな味を楽しめますが、実は多くのシ ロップは、色と香料が異なるだけで、味の元になっている材料は同じなのです。人は舌だけで味を感じてい るわけでも、肌だけで温度を感じているわけでもありません。5つの感覚が互いに交わり、相互に作用しな がら、感覚は生まれています。このような感覚の仕組みは「クロスモーダル」(感覚間相互作用)と呼ばれ、 ものづくりやサービスデザインにおいて、得られる感覚や体験そのものを自由に設計するためのヒントとし て近年注目されています。
■URCFクロスモーダルデザインWG
超臨場感コミュニケーション産学官フォーラム(URCF)クロスモーダルデザインWGは、人間の感覚がもつクロスモーダルな特性をインタフェース応用する技術の調査と体系化を中心として、新しい種類の五感技術の将来展望に関する議論を行っています。
■Human X(ヒューマンクロス)
ヒューマンクロスは、クロスモーダルやマルチモーダル技術を活用して、人間の感覚・知覚を拡張し、生活者の五感体験をデザインするプロジェクトチームです。生活者の身体や感覚の観点から科学的かつ感性的な アプローチで、生活をより豊かにする研究やプロダクト・サービス開発等を幅広く行っています。
■UNIVERSITY of CREATIVITY(UoC)
UNIVERSITY of CREATIVITYは「創造力」の研究と教育と実装に特化した専門研究機関です。「We are ALL born Creative. すべてのニンゲンは生まれながらにして創造的である。」をフィロソフィーに、世界を刷新するアジェンダ(問い)を設定しながら、創造性中心社会へ向けた研究や、産官学藝をまたぐプロジェクトを多数行っています。
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