静岡の「漆」を復活させたい!静岡市と松坂屋と輪島塗(岡垣漆器店)による応援プロジェクトが始動!
輪島塗の魅力展 / オクシズ「漆の里」プロジェクトパネル展 8月26日(水) →9月1日(火) 松坂屋静岡店 本館6階美術画廊
かつて「塗りの輪島、漆器の駿河」と言われたように、静岡は輪島に引けを取らない漆器の一大産地でした。江戸時代に静岡浅間神社造営のために全国から集められた漆工が、漆作業に適した静岡の気候と住みやすさを気に入って定着し、技を磨きながらその技術を伝えたと言われています。
その駿河漆器を再び盛り上げ、オクシズに産業と賑わいを取り戻そうと、この度、静岡市と松坂屋と輪島塗の「岡垣漆器店」の3者が協力することになりました。松坂屋で開催する輪島の漆器を集めた「輪島塗の魅力展」の会場で静岡市の「オクシズ<漆の里>プロジェクト」についてのパネルを展示、その取り組みについてお客様へ向けて詳しく紹介します。また輪島塗の対象商品(輪島の若手職人による作品)の売上げの一部を岡垣漆器店による「国産うるしプロジェクト」を通じて「オクシズ<漆の里>プロジェクト」に寄付、オクシズの漆の植樹に活用します。
※今回の寄付による植樹は来年3月~4月ころを予定しています。
<輪島塗の若手職人による、「オクシズの漆の植樹事業」応援対象商品>
<オクシズ「漆の里」プロジェクトについて>
(静岡市・中山間地振興課の<オクシズ「漆の里」構想事業>の一環です)
静岡市は、地域の活性化および地産地消で静岡の文化財を守ることを目指し、浅間神社や東照宮、駿河漆器、井川メンパなど、静岡が誇る漆文化を受け継いで行こうとオクシズで漆の木を育てるプロジェクトを始めています。静岡県は全国で2番目に漆塗りの文化財建造物が多く、国宝「久能山東照宮」「静岡浅間神社」の社殿群のうち、国宝・重要文化財に指定されている総漆塗りの社殿は合わせて35棟。その修理には大量の漆が必要で、年間1t余りしかない国内生産量ではとても足りない状況です。オクシズで漆の木を育てることにより、人の手がかけられないと荒廃してしまう山々の再生、林業の継承にも繋げて行きたい考えです。
<国産うるしプロジェクト>
100年前にはそのほとんどを国産でまかなっていた漆。今ではその多くを外国産に依存しています。今年3月、輪島塗の老舗「岡垣漆器店」は国産漆の増産に向け<国産うるしプロジェクト>を始動させました。このような取り組みは、全国各地で始まっています。
<輪島塗の魅力展>
人々のこころに寄り添い、日々の暮らしに彩りを添える器を中心に輪島塗の茶道具、漆額、また新鋭作家による作品など80点を展示・販売します。
輪島塗の魅力展 / オクシズ「漆の里」プロジェクトパネル展
8月26日(水) →9月1日(火) 午前10時~午後7時 ※最終日は午後4時30分まで
松坂屋静岡店 本館6階美術画廊
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