『自己との対話 社会学者、じぶんのAIと戦う』(吉見俊哉・著)、集英社新書から12月17日(水)に発売。

社会学の大家が「自分のすべての著作を読み込んだAI」と対談!

株式会社集英社

生成AIが爆発的な進化を続けるなか、人間の存在意義や学問・教育の意味が問われつつある。長年大学教育の現場に携わっている社会学者・吉見俊哉は、自らの著作・論文をすべてAIに学習させ、「AI吉見くん」を制作。人工知能の「もうひとりの自分」と、「社会学」「大学」「日本の都市」「世界情勢」をめぐる対話を敢行した。
そこから見えてきた、人間にしかできないこととは何か。前代未聞の試みを通して、AI時代に人間が身に着けるべき知性を明らかにする。

【目次】

序章 AIと対話する
第一章 ふたりの社会学者
 一 あなたは、誰ですか? 

 二 社会学者とは、いったい誰なのか? 
 三 社会学者にとって近代とは何か? 

 四 AIは社会学者になれるか?
第二章 大学は人口減少を乗り切れるのか?
 一 分水嶺を越えた戦後大学 

 二 制度改革の失敗とグローバル化、デジタル化
 三 リカレントは危機打開の方策となるか? 

 四 大学の学びの質とは何か?
 五 「大学」と「ユニバーシティ」の間
第三章 東京一極集中はなぜ止まらないのか?
 一 人口減少社会の地方と東京 

 二 東京という幻想
 三 東京の幻想性をめぐる社会学 

 四 東京の「右半分」と「左半分」
第四章 二一世紀は、なぜうまくいかないのか?
 一 ドナルド・トランプと混迷する世界 

 二 拡張する「偉大なアメリカ」
 三 反転するグローバリゼーション 

 四 成長の限界、未来へのヴィジョン
終章 AIをたたきのめす知性を!

【著者略歴】

吉見俊哉(よしみ・しゅんや)
1957年東京都生まれ。東京大学名誉教授、國学院大学観光まちづくり学部教授。東京大学副学長、同大学大学院情報学環教授などを歴任。社会学、都市論、メディア論、文化研究を主な専門としつつ、日本におけるカルチュラル・スタディーズの発展で中心的な役割を果たす。『都市のドラマトゥルギー』『東京裏返し』『敗者としての東京』など著作多数。

【書誌情報】

タイトル:『自己との対話 社会学者、じぶんのAIと戦う』

著者:吉見俊哉

発売日:2025年12月17日(水) 

頁数:336ページ 

定価:1,210円(税込10%) 

判型:新書判

ISBN:978-4-08-721393-5

集英社新書

※電子版も同時発売

【集英社新書について】

“知の水先案内人”をキャッチフレーズに、1999年12月に発刊されたレーベル。大量に流れ込む情報の海を漕ぎ渡るための「知識に裏付けされた知恵」を提供する「真の意味での実用書」をコンセプトとする。旬な人物やタイムリーな話題を掘り下げる一方で、集英社ならではのエンターテインメント性と「知」を接続する企画にも挑戦し、幅広い世代が手に取りやすい新書を目指します

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会社概要

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URL
https://www.shueisha.co.jp/
業種
サービス業
本社所在地
東京都千代田区一ツ橋2-5-10
電話番号
-
代表者名
廣野眞一
上場
未上場
資本金
1億80万円
設立
1926年08月