豊橋市動物愛護センター「あいくる」がオープンしました!「人と動物が共生する住みよいまち豊橋」を目指します。

「人と動物が共生する住みよいまち豊橋」を目指し、愛知県豊橋市は2025年10月1日(水)、市保健所・保健センターの隣接地(中野町字中原145)に市動物愛護センター「あいくる」をオープンしました。この日は開所式を開き、テープカットや地元の小学生の合唱でオープンを祝いました。

「あいくる」は、誰もが命の大切さを知り、愛情と思いやりを持って動物と共生していくまちを目指した施設です。2024年7月から建設が進められていました。
開所式では、長坂尚登市長が「『あいくる』を活用し、動物愛護へ関心を持ち、理解を深めていただきたい。特に、次世代を担う子供たちには、動物愛護教室や譲渡講習会などを通して、動物の命の大切さについて学ぶ機会を設けるなど、慈しみの心を育んでいただきたい」とあいさつ。来賓の小原昌子市議会議長は「犬、猫などの動物は私たちの暮らしに寄り添い、喜びや癒しをもたらすかけがえのない存在。市議会としても、人と動物が幸せに暮らす優しさにあふれたまちの実現に全力を尽くします」と祝辞を述べました。
出入り口前で長坂市長らがテープカットしたあと、地元、市立磯辺小学校の6年生98人が「地球の子どもたち」を合唱し、開所を祝いました。さわやかな歌声が響きわたり、大きな拍手が送られました。
愛称の「あいくる」は、応募総数744点の中から選ばれました。「『愛くる』しい瞳の犬と猫、みんなが犬と猫に『会いに来る』、犬と猫に『愛が来る』施設にしたい」との思いが込められています。開所式では命名者、近藤由喜男さんもあいさつに立ち、16歳になる愛犬と愛知県動物愛護センターで出会ったことを紹介し、「愛くるしい瞳との感動的な出会いが『あいくる』誕生の原点。あいくるが、人と犬、猫との愛の懸け橋になってほしいと願っています」と話しました。

施設の特長の一つ「猫モデルルーム」は、家庭の居室をイメージした部屋で、室内で過ごす猫の行動を観察しながら、猫の室内飼いについて学ぶことができます。
乳製品などを製造販売する中央製乳株式会社(豊橋市)が、市と命名権(ネーミングライツ)契約を締結し、猫モデルルームは「中央製乳キャットルームMilk」の愛称がつけられました。開所式で、荻野誠代表取締役は「あいくるが市民の皆さんにとって命をつなぐ、命を大切にする空間、時間になることを期待し、皆さんに愛されるあいくるになることを切に願います」と期待を込めました。

建物は平家建て延べ997・58平方㍍で、猫モデルルームのほか、犬、猫の譲渡室や多目的ホールなどが設けられています。「命を育む・つなぐ・守る・支え合う」をキーワードに、動物の愛護や管理の啓発、犬や猫の譲渡、災害時の対応、地域猫活動などの取り組みを多様な主体と連携、協働して進めていきます。
具体的には、動物愛護についての学習会、適正飼養に関する講習会などの開催▽保護した犬、猫の不妊去勢手術や診療、定期的な譲渡会の開催など▽ペット防災対策の啓発、大規模災害発生時の被災動物の保護など災害時のペット防災対策の拠点として連絡体制の整備、情報収集▽―などに取り組みます。
多目的ホールは、犬、猫の飼い方教室、譲渡講習会などの場になるほか、有料で貸し出しもします。
詳細は豊橋市動物愛護センター「あいくる」のホームページをご覧ください。
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