RTDに関する消費者飲用実態調査 サントリーRTDレポート2023
2022年RTD市場は、新型コロナウイルス感染症拡大前の2019年と比較し、約1.2倍に RTDの飲用シーンは食事中が最も多く、多様な価値・種類が求められている
2022年のRTD市場は新型コロナウイルス感染症拡大前の2019年と比較し、約1.2倍に拡大したと推定されます。
今回、サントリー(株)は、RTDに関する消費者飲用実態調査(以下「当社調査」)を実施しました。
なお、当社調査詳細は、以下「サントリーRTDレポート2023(詳細版)」を参照ください。
https://www.suntory.co.jp/news/article/mt_items/14330-1.pdf
■調査サマリー
1.RTD市場・ユーザー意識について
(1)新型コロナウイルス感染症拡大前の2019年と比較し、約1.2倍の市場規模に
2022年のRTD市場は2億7,140万ケース(対前年99%)と、2019年と比較し約1.2倍の市場規模になったと推定されます。2023年も2億7,000万ケース規模(対前年100%)になると見込まれます。
当社調査では、RTDエントリー者の92.5%が、今後もRTDを自宅で飲みたいと答えており、市場は今後も着実に拡大していくことが期待されます。
(2)2019年と比べ強まったRTDのイメージ
「気分転換になる」「様々な商品から選べる」「気分に合わせて選べる」
2.RTDの飲用シーンは食事中が最も多く、多様な価値・種類が求められている
(1)自宅のRTD飲用シーンは「食事やおつまみなどを食べているとき」が突出して第1位(63.8%)
(2)食事中に飲むRTDには、多様な価値が求められている
「食事に合う」というニーズ、「飲み飽きない」「しっかりとした果実感」という中味特長に加えて、「気分転換できる」「一日の解放感を感じる」という価値も求められている。
(3)RTD食中ユーザーが圧倒的に支持したのは、レモンフレーバー
フレーバーに関する質問“自宅で飲むフレーバー”“好きなフレーバー”“飲みたい気持ちが強まったフレーバー“において「レモン」が第1位。
(4)食事中に飲むRTDでは、レモン以外のフレーバーの期待も高い
RTD食中ユーザーの3人に2人は「レモンサワー以外の食事に合うお酒も欲しい」と回答。
3.ノンアルコールRTDテイスト飲料市場・ユーザーが求める価値について
(1)ノンアルコールRTDテイスト飲料市場が対前年116%と大きく伸長
2022年のノンアルコール※RTDテイスト飲料市場が1,095万ケース(対前年116%)と、前年より大きく伸長したと推定されます。
※アルコール度数0.00%の飲料
(2)ノンアルコールRTDテイスト飲料に求められる魅力は、「体に優しい」「食事に合う」などに加えて、「お酒の味」「本格的な味わい」などの“本格的なお酒感”も
(3)ノンアルコールRTDテイスト飲料は1年前と比べ、“身近で気兼ねなく飲める”“ウェルビーイング”といったイメージが強まる
4.若年層がRTDに求める価値
(1)若年層が、“自宅飲用にはじめて購入したお酒”、“最近1年間で飲むようになったお酒”は「RTD」が第1位
(2)若年層は、「飲みやすさ」「味の種類の豊富さ」に加えて、「丁度良い酔い心地」などRTDにさまざまな魅力を感じている
(3)若年層はRTDを飲むことで「楽しい時間」に加えて、「心地よい時間」「自分の時間」「大人の時間」を過ごしたいと考えている
(4)若年層はRTDを飲むことで「心地よい気分」「楽しい気分」だけでなく、「ほろ酔い気分」「大人な気分」などを求めている
■調査概要
・調査委託先 (株)H.M.マーケティングリサーチ
・調査対象 最近1ヶ月にアルコールを飲用した20~60代の男女4,000人
・調査方法 インターネット調査
・調査日 2022年12月17日(土)~18日(日)
〈本レポートで使用する用語の定義〉
RTD:「Ready to Drink」の略語。そのまますぐ飲める缶チューハイ・サワーや缶カクテル、ハイボール缶などのアルコール飲料
ノンアルコールRTDテイスト飲料 :アルコール度数0.00%のチューハイテイスト飲料、カクテルテイスト飲料など
RTDユーザー:最近1ヶ月に自宅でRTDの飲用経験がある人
ノンアルコールRTDユーザー:最近1ヶ月に自宅でノンアルコールRTDテイスト飲料の飲用経験がある人
RTDエントリー者:RTDを最近1年間で飲むようになった人
RTD食中ユーザー:普段自宅でRTDを「食事やおつまみなどを食べているとき」に飲むことが多い人
若年層:20~29歳
“飲みたい”:「飲みたい」「やや飲みたい」と回答した人の合計
“飲みたくない”:「飲みたくない」「あまり飲みたくない」と回答した人の合計
“イメージが強まった”:「イメージが強まった」「どちらかといえばイメージが強まった」と回答した人の合計
“あてはまる”:「あてはまる」「ややあてはまる」と回答した人の合計
“あてはまらない”:「あてはまらない」「あまりあてはまらない」と回答した人の合計
“飲みたい気持ちが強まった”:「飲みたい気持ちが強まった」「どちらかといえば飲みたい気持ちが強まった」と回答した人の合計
“魅力的である”:「魅力的である」「やや魅力的である」と回答した人の合計
※本レポートでは、小数点第2位を四捨五入しています。そのため、数字の合計が100%とならない場合があります(差分表記においても同様)。
※本レポート内に記載されているMAとはマルチアンサー(複数回答)を、SAはシングルアンサー(単一回答)を意味します。
※本レポート内に記載されている販売数量はすべて1ケース=250ml×24本換算です。
以上
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