【愛知県 普門寺】開山以来、初の試み!「仏像館(文化財収蔵庫)」の改修工事にご支援を

豊橋市

イメージ図(外観)

豊橋市は、文化庁の定める「国宝重要文化財等防災施設整備費補助金」に基づき、普門寺が行う、仏像を守る「仏像館」改修工事に対し愛知県と共に、随伴の補助を行っています。

貴重な文化財を将来へ伝えていきたい!

愛知県豊橋市雲谷町にある普門寺は、耐震性不足や、夏季の高温多湿化を乗り越えるための空調整備などが急務となっている文化財収蔵庫の改修工事のため、このたび初めてクラウドファンディングに挑戦します。

 

文化財とは、我が国の長い歴史の中で生まれ、はぐくまれ,今日まで守り伝えられてきた貴重な国民的財産です。 (文化庁ウェブサイトより抜粋)

普門寺では、国指定重要文化財「木造釈迦如来坐像」、「木造阿弥陀如来坐像」、「木造四天王立像」、県指定文化財「木造不動明王・二童子各立像」など多くの文化財を所蔵し、仏像をはじめ、工芸品、古文書など長年にわたり大切に伝承してきた文化財を、皆様に広くご覧いただく機会を設けております。

「もみじ祭り」など期間中には、文化財収蔵庫を特別公開し、文化財の魅力を多くの方にお伝えしています。

しかし、昭和45年に建設された文化財収蔵庫の老朽化に伴って改修が急務となり、本年度から令和9年度までの予定で改修整備工事が行われることになりました。

改修工事を行わなければならない2つの理由

1.耐震性不足と建物の構造に関わるコンクリートの劣化

現在の文化財収蔵庫は昭和45年(1970)の建設から55年が経過し、現行の耐震基準と比べると耐震性が不足していることが確認されています。

また、コンクリート躯体の劣化が部分的に進行しており、構造面での改修が急務となっています。

2. 夏が高温多湿化したことで、空調がないままでは文化財の保存や安全管理の面で問題も

文化財収蔵庫は、昭和45年(1970)の建設当時から、空調設備を持たない自然換気方式を採用しています。しかし、近年の気候変動による夏季の高温多湿化などにより、文化財にとって望ましい保存環境を保つことが年々難しくなっています。

加えて、前室や風除室を備えない一室構成のため、公開時に外気の影響を受けやすく、室内が高温になってしまうことも少なくありません。

安定した展示環境や、来訪者が安心して見学できる環境の整備が求められています。

このような背景から、普門寺で所蔵する貴重な文化財を後世へ確実に伝えていくためには、「保存環境の改善」と「公開環境の再整備」が課題となっています。

補助金の交付が決定! しかし自己負担見込み額は約1億1千万円にも

本事業は、国、県及び市の補助対象事業となっており、9月1日付で下記の通り今年度分の補助金交付を決定しています。

(参考)

〇総事業費(令和7~9年度)…約1億9千万円

〇令和7年度補助事業

補助対象となる経費 11,762,000円

・国による補助 8,105,000円

・県による補助 1,248,000円

・市による補助 1,204,000円

(補助金の合計 10,557,000円)

〇令和8年度補助額等…未定

〇所蔵者自己負担見込み額: 約1億1千万円

また、令和8年度事業についても引き続いて補助金が交付される予定です。

しかし、事業主体者である普門寺の費用面での自己負担額は、約1億1千万円と非常に大きくなることが見込まれています。

そこで事業費の一部について、このたび普門寺がクラウドファンディングに挑戦することになりました。

再整備による3つの取り組みで文化財の保管と公開の両面での改善を目指す

「文化財収蔵庫再整備事業」では、大きく3つの取り組みを行います。

それぞれが実現することにより、現在の抱えている課題の解決に結びつきます。

①   耐震改修による耐震性の向上及び建物の長寿命化

現在の文化財収蔵庫は独立柱形式の高床構造であり、現行の耐震基準では柱脚部の耐震性が不足しています。そこで柱脚部の間に耐震壁等を付加して必要な耐震性能を確保し、構造面での補強を行います。

また、コンクリート躯体の中性化が部分的に進行しているため、含侵材塗布工法によるコンクリート中性化補修・外壁再塗装を実施することで、建物の長寿命化を図ります。

②文化財保存・公開環境の改善

文化財収蔵庫の内装・建具・各種設備の改修を行うことで、年間を通じた温湿度環境の安定化を図ります。断熱性・不透湿性・調湿性を備えた内装材への改修や、収蔵庫扉・内扉の更新、最小限の空調設備の導入を行い、文化財に適した保存環境を整備します。

改修後は常時拝観可能な公開活用型の収蔵庫とし、パネルなどの展示設備を一新。

文化財を守るため、免震装置や防火・防犯設備も導入します。

③増築棟を新たに設置し文化財保存・活用にかかる機能を拡充

文化財収蔵庫に、前室および風除室を新設し、前室には展示スペースを設ける等、文化財の保存・活用に係る付帯機能を拡充します。

同時に、現状で不足している収蔵スペースを確保するため、非公開の収蔵庫を新設する計画です。

【未来になりたい姿】「歴史と文化を身近に感じる普門寺」を目指して

昭和45年(1970)の建設以来、初の試みである改修工事を経て、「豊橋市へ来訪して頂くキッカケ作り」「歴史と文化を身近に感じていただける場としての普門寺」になるべく、文化財を適切に継承していくことを目指しています。ぜひ皆様からのお力添えをお待ちしています!

「普門寺仏像館(文化財収蔵庫)再整備事業クラウドファンディング」詳細

頂戴した寄付金は、全額を再整備事業費に充てさせていただきます。

・目標金額:700万円

・実施期間:令和7年10月20日(月)9時~12月16日(火)23時

・寄附申し込み方法:①インターネット ②普門寺にて受付

・主な返礼品

再整備事業終了後の普門寺仏像館を住職がご案内するツアーなど特別な体験、オリジナルTシャツ、オリジナル靴下、道の駅とよはし厳選「豊橋の名産品」詰め合わせセット、仏像館拝観チケットなど再整備事業後に豊橋市を訪れて頂ける返礼品も用意しています。

普門寺ご開帳ツアー

先代住職手切り「切り絵御朱印」四天王

【普門寺×マシュロバ】多聞天のあまのじゃく靴下「仏下」

・クラウドファンディングの詳細はこちらからご覧ください。

https://readyfor.jp/projects/fumonji1300_2025

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会社概要

豊橋市

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URL
https://www.city.toyohashi.lg.jp/
業種
官公庁・地方自治体
本社所在地
愛知県豊橋市今橋町1番地  
電話番号
0532-51-2111
代表者名
長坂尚登
上場
-
資本金
-
設立
1906年08月