東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会に向けた取組み Vol.4 「セキュリティ編」
◎これまで実施してきた安心して地下鉄をご利用いただくための取組み
東京メトロでは、安心して地下鉄をご利用いただくため、以下のような取組みを実施しています。
・駅構内セキュリティカメラの全駅への設置【2010年に設置完了】
・駅構内セキュリティカメラの更新・増設【2020年に施工完了】
・車両内セキュリティカメラの順次設置
・ホーム端部の線路内侵入防止柵の機能強化【2020年に施工完了】
・中身の見えるごみ箱の設置【2005年に設置完了】
・駅係員及び警備員による警備腕章を着用しての駅構内の巡回実施
・駅構内や電車内において、不審物の発見等に関する協力をお願いするポスターやテロップの掲出や放送の実施
【1995年から実施】
加えて、日本において国際会議が開催される場合などには、更なる安全確保のため、警察や関係機関と連携を図り、巡回警備の強化や入退館管理の徹底などの警備強化を実施しています。
また、万が一事故・災害やテロ等が発生した際にも、非常体制のもと速やかに対応処置が実施できるよう、行政等とも連携しながら、様々な訓練を行っています。
■行政等と連携した訓練
・東京都交通局との合同訓練
合同で初動対応、避難誘導、警察と協力しての不審者対応及び両社局の指令所間での連絡通報訓練を行ってい
ます。
・異常時総合想定訓練
東京消防庁及び警視庁と連携し、お客様の避難誘導、応急救護等適切な対応がとれるように訓練を実施してお
ります。2020年11月には「千代田線霞ケ関 駅B線に到着後の列車内で放火に伴う発煙事故が発生した」と
いう想定の下実施しました。
・地域防災ネットワーク(※)ごとの訓練
お客様の避難誘導、応急救護、現地対策本部の設置・運営等の訓練を実施しています。
※地域防災ネットワークによる横断的な応援体制
同時多発的な事故・災害やテロに対して、駅係員や乗務員のほか、技術部門の現業社員が横断的な応援体制
を築き、お客様の避難誘導、応急救護等を円滑に行えるよう、12の地域に組織化しています。
■社員の実践的な訓練
・対策本部設置、運営訓練
お客様の避難誘導や負傷者への対応、情報収集、設備の点検、被害箇所の復旧等の手順を確認するとともに、
早期運転再開に向けた対応を確認します。
・部門横断訓練
実際の事故発生状況を想定し、関係部門が実戦形式で異常時における連携を確認するための訓練を総合研修訓
練センターの模擬ホーム等を使用して行っています。事故・故障発生時の確実な対応と支障時間短縮を目指し
ています。
◎東京2020大会期間中における世界トップレベルの安心をお届けするために
東京2020大会に向け、2021年7月からは以上の取組み等に加え、以下の施策を新たに実施します。
(1)危険物探知犬による危険物探知
(2)駅構内セキュリティカメラに搭載した画像認識機能による不審物・ 危険物検知
(3)巡回警備員のウェアラブルカメラの携行
◎さらなる安心の提供のために
東京2020大会期間後も継続して、さらなるセキュリティ向上に向け、以下の対策を実施していきます。
■駅構内・車内のセキュリティの強化
・車両内セキュリティカメラの設置拡大 【新型車両の導入及び大規模改修時に順次導入予定】
・駅構内セキュリティカメラに搭載した画像認識機能による不審物や危険物等の検知
【2021年7月から運用開始し、大会終了後も継続予定】
■線路内・車両基地のセキュリティの強化
・線路内・車両基地の侵入防止柵改良 【2022年度完了予定】
◎おわりに
交通インフラとして、東京2020大会期間中も含めて、お客様に安心して地下鉄をご利用いただくために、よ
り一層のセキュリティ向上を目指してまいります。
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