自律的な学びを促進する“ラーン・クラフティング”をコンセプトとした学びのコミュニティ「みんなのパレット」を開設

～社員のキャリアオーナーシップを醸成し、エンゲージメントを向上させる～

パーソルHD

2023年12月5日 14時12分

「はたらいて、笑おう。」をグループビジョンに掲げるパーソルホールディングス株式会社（本社：東京都港区、代表取締役社長 CEO：和田孝雄、以下：パーソルホールディングス）は、社員のキャリアオーナーシップを醸成し、エンゲージメントを向上させることを目的に “ラーン・クラフティング”を新コンセプトとした、学びのコミュニティ「みんなのパレット（略称「みんパレ」）」を12月6日より開設します。

■学びのコミュニティ「みんなのパレット」について

「みんなのパレット」は、各々が学んだことをアウトプット（シェア）することによって、絵の具のパレットに色を重ねるようにそれぞれの学びを重ねながら、新しい学びを創発していくコミュニティです。

パーソルホールディングスに所属する約600名の社員を対象とし、コミュニケーションプラットフォームであるViva Engage（ビバエンゲージ）を通して、「知る」、「伝える」、「つながり合う」の３つの機能を実装し、学びに関する情報を得たり、日々の業務や研修、その他個人のライフワークで得た学びをライトに投稿したり、ある分野において語れる社員が講師となって互いに教え合ったりすることで、「学び」＝「楽しい」の体験を通じた学びの促進を狙います。

本施策を通じて、学び方の一つである相互学習やコホートラーニング（※１）を促進し、同じテーマについて共に学びあう社員の関係値を高めることで学びの文化醸成を育みます。

今後、パーソルホールディングス社員向けの公募研修や、勉強会、セミナーなどを「みんなのパレット」内で展開し、あらゆる領域の学びを社員が自律的に選択できる機会を提供していきます。また、認知拡大のために、外部講師がオンラインセミナーに登壇するスペシャルイベントも企画予定です。

将来的には、社員が講師として登壇し、あらゆる領域を相互に学び合える場を提供（※２）することで社員が自律的に学ぶ風土を醸成します。

※１コホートラーニングとは：共同学習の一種で、一定期間ほかの受講者とグループを組み、同じペースで共に学ぶ学習スタイルを指します。すべての時間を一緒に過ごすのではなく、各自で行う非同期の学習と、議論やアイディア共有を通じてインタラクティブに学びあう同期学習を組み合わせて行う学習スタイルとなり、一人で自由に学ぶセルフラーニングに比べて学習効果が高いとされています。

※２リスキリングを支える３つの学び（アンラーニング・ソーシャルラーニング・ラーニングブリッジング）の重要性について記載されたパーソル総合研究所の調査結果はこちら：https://rc.persol-group.co.jp/thinktank/data/unlearning.html

■「みんなのパレット」開設の背景

パーソルホールディングスは「“はたらくWell-being”創造カンパニー」として、多様なはたらき方や学びの機会の提供を通じて“はたらく機会”を創出し、一人ひとりの選択肢やはたらく自由を広げ、個人と社会の幸せを広げることを目指しています。人的資本の方針としては『多様な人材が“はたらくWell-being”を体現し、価値創造を推進する組織』になることを目指しており、その一環として社員一人ひとりがキャリアオーナーシップを持ち、自分らしくはたらくことを支援しています。これまでも、グループ内の他部署の業務体験ができる制度や各種キャリア研修、公募型異動制度や海外転勤へのチャレンジなどさまざまな機会を提供してきました。
本施策は社員一人ひとりがキャリアオーナーシップを持ち、自分らしくはたらくことを支援する取り組みの一環です。従来の人材開発体系は、組織が決めたスケジュールで、学ばせたい社員に知識や概念をインプットする画一的な研修機会の提供が大半となっていました。一方、現在は多様なはたらき方や価値観が重視されるなかで、社員一人ひとりがキャリアオーナーシップをもって自分らしいキャリアを築き、専門性を通じた価値発揮が求められています。

学習のテーマや手法、学びのニーズが大きく変化するなかで、社員が必要な時に必要な学びを自ら選択できることが重要だと考え、社員自らが学びの動機づけを行い、自律的に学習の機会を得ることができる学びの場として、「みんなのパレット」を開設することとしました。