東京藝大×JR東日本の包括連携プロジェクト第一弾上野駅「CREATIVE HUB UENO “es”」を開設します
〇国立大学法人東京藝術大学(学長:日比野克彦、以下「東京藝大」)と、東日本旅客鉄道株式会社(代表取締役社長:喜㔟陽一、以下「JR東日本」)は、2023年6月に包括連携協定を締結し、「アート」を軸とした新しいサービス・価値の提供を目指しております。このたび、共創拠点として、『Beyond Stations 構想』のモデル駅である上野駅において「CREATIVE HUB UENO “es”」を開設します。 〇「CREATIVE HUB UENO “es”」では、東京藝大の学生・卒業生の若手アーティストの作品を展示し、時代を映し出す芸術作品にお客さまが身近に触れ合う機会をつくるとともに、上野駅に点在するアート作品等のご案内をすることで、多様な文化交流の場を創出していきます。 〇オープニングとして、新進気鋭のアーティスト・吉野はるかの初個展「センシティブ デブリ」を開催します。 |
(参考)包括連携協定について:https://www.jreast.co.jp/press/2023/20230629_ho01.pdf
1.「CREATIVE HUB UENO “es”」概要
(1)開設日
2024年4月23日(火)
(2)施設概要
住所:東京都台東区上野7-1-1(上野駅浅草口付近)
開場時間:11:00−19:00(最終入場は18:45)
※休場:月曜日(祝日の場合は翌日に振替)
ウェブサイト:https://ueno-es.jp/
役割:東京藝大とJR東日本の包括連携協定の第一弾として上野駅の交番跡地をリノベーションし、東京藝大の学生・卒業生の多様な作品を展示するギャラリーを開設するとともに、上野駅全体を美術館と見立て、駅構内のアート作品等をご案内いたします。
名称:ギャラリー名の“es”(エス)とは、心理学用語で「無意識の領域」を指し、多様な欲望やエネルギーを内在し、小さくとも無限の表現領域を体現できるスペースを目指して命名しました。
2. 「CREATIVE HUB UENO “es”」オープニング企画
吉野はるか 個展「センシティブ デブリ」
(1)展示期間
2024年4月23日(火) – 2024年5月19日 (日)
※4/30(火)、5/7(火)は休場となります。
(2)開設時間
11:00 – 19:00
(3)展示概要
オープニング企画として、吉野はるかの初の個展「センシティブ デブリ」を開催します。吉野はるかは、旅先で訪れた国や地域の歴史や神話、伝承と自身の体験を重ね、異なった素材やメディアを詩的に組み合わせながら、叙情的なインスタレーションを制作しています。デブリとは、フランス語で瓦礫を意味します。本展では、ガラスを素材とした最新作や会期中作家によって更新される写真作品を含む5点を展示いたします。
《アーティストステートメント》
デブリは時と共に葬り去られ、出来事や記憶が内包される。
巨大なデブリの山の上にわたしたちの生活はある。
「センシティブ デブリ」は感情的な部分に焦点をあてた作品群である。
神経質で、移ろいやすく、脆弱なものが表わされ、それらとの接触を受け入れる。
デブリは収まる器を探すが最終的な目的地はない。
私は、そのままどこまでも旅を続けていく様子を想像し、すぐに壊れてしまうような不安定なものが感情と共にある状態を描こうとしている。
(4)アーティスト
吉野はるか(よしの はるか)
2022年 東京藝術大学大学院美術研究科博士後期課程修了
《主な展示》
2016年 シーサイドプールサイド(稲毛海浜公園プール、千葉)
2017年 ART IN TRAIL (ソンクラー、タイ)
2019年 Textile Wind (入間市博物館、埼玉)
2020年 Trip in ‘oumuamua (東京藝術大学、東京)
2022年 warada(銀河101、東京)
2023年 Les coordonnées : points organiques (国際大学都市レバノン館、パリ)、ドローイング展(ラッキーカレー、東京)
3. 今後の展開について
「CREATIVE HUB UENO “es”」では、吉野はるかのオープニング展覧会を皮切りに、東京藝大美術学部各科からの展示を含め、年間約10回の展示を行います。
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