NECとNewNormDesign、東京都主催のグローバルイノベーションに挑戦するクラスター創成事業「 Global CityTech Bridge 」の資源循環プロジェクトに実装パートナーとして参加
再生材の利用拡大にデジタル技術で貢献
NECとNewNorm Design株式会社(以下、NewNormDesign)は、この度、「 Global CityTech Bridge 」(東京都グローバルイノベーションに挑戦するクラスター創成事業)に参加します。
「 Global CityTech Bridge 」は CityTech(大都市関連テクノロジー)のイノベーション創出と社会実装を目的としており、スタートアップ企業とアセットやノウハウを保有する実装パートナーの連携で社会実装を目指します。
今回NECとNewNormDesignは資源循環プロジェクトの社会実装を目指します。今回の実証ではNewNormDesignが展開するサステナブルな建築資材のためのプラットフォームMatinnoを活用したリサイクル拠点とリサイクル可能な材料を結びつけるネットワーキングマップを開発し、材料の追跡と検索の最適化を目指します。この取り組みにより、建設業界含む多業界での廃棄物と埋立量を削減し、循環型経済を推進、普及を加速させます。
両社は今後、データ活用による資源循環を促進し、持続可能な新たな経済システムの創造を目指すとともに、将来的には動静脈産業間におけるデータ連携の実現や再生材の利用拡大にデジタル技術で貢献していきます。
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NECの資源循環の取り組みについて
NECは、「安全・安心・公平・ 効率という社会価値を創造し、誰もが人間性を十分に発揮できる持続可能な社会の実現を目指すこと」をPurposeとしています。このPurpose実践にあたり、2030年に目指すべき社会像「NEC 2030VISION」(注1)を示し、その中で「地球と共生して未来を守る」ことを謳っています。現在気候変動への対応や水リスク管理、グリーン調達の推進、化学物質管理、生物多様性への取り組みなど、自社の事業活動の環境負荷低減に積極的に取り組んでいます。
特に、資源循環に関しては、生産から使用、リサイクルまで一貫した取り組みと各過程で発生する廃棄物の削減に注力。再生プラスチック市場の拡大を目指す団体「Sustainable Plastics Initiative」にも参画しています。(注2)
これらの活動を通して得られた知見と保有するデジタル技術を活かし、資源循環の拡大をはじめ、社会全体のサステナビリティトランスフォーメーションに貢献する新規事業の立ち上げを行っています。
昨年10月には材料開発を効率化するマテリアルズ・インフォマティクス技術を応用した再生プラスチック製造効率化の実証実験実施も発表(注3)。プラスチックリサイクル業界への展開を通じて再生プラスチックの機能性向上や流通拡大につなげ、サーキュラーエコノミーの実現に貢献していきます。
なお、2025年2月19日より開催中の脱炭素経営EXPOにも出展しています。(注4)
NewNormDesignの取り組みについて
NewNormDesign(NND)は2020年、世界の新しい規範(New Norm)となるべき空間を再定義、デザインすることを目標とし、持続可能なデザインを提案する建築デザイン事務所として設立しました。NNDのデザインプロセスは単なる空間デザインだけではなく、トータルとしての美しさ、実用性、機能性、そして、ブランディングやサステナビリティへの配慮など、それぞれのプロジェクトを長期的に捉え、育んでいきます。
詳しくはhttps://www.newnormdesign.com/ja をご覧ください。
matinnoについて
matinnoは、NewNormDesignが展開するサステナブルな建築資材のためのプラットフォームです。
サステナブルな建築資材のライブラリー機能、製造過程及び建設現場で発生した余剰建設資材の情報をユーザーに共有しリサイクル・再利用を促す機能など、本プラットフォームでは複数の機能を通して、 建物のライフサイクル全般でのCO2削減を目的としています。
詳しくはhttps://www.matinno.co/jp をご覧ください。
以上
(注1) https://jpn.nec.com/profile/purpose/vision/index.html#anc-overview
(注2) NEC、再生プラスチック市場の拡大を目指す団体「Sustainable Plastics Initiative」に参画(2024年10月18日)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000727.000078149.html
(注3) NECと丸喜産業、マテリアルズ・インフォマティクスを活用し、再生プラスチックの製造を効率化する実証を実施(2024年10月24日)
https://jpn.nec.com/press/202410/20241024_01.html
(注4) GX経営WEEK[春]2025内 ~第6回 脱炭素経営EXPO[春]~
https://jpn.nec.com/event/decarb2502/index.html
<本件のお問い合わせ先>
NEC コーポレート事業開発部門 事業開発統括部
E-Mail:sustainabilitytransformation@press.jp.nec.com
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