宇宙への革新的な打ち上げを目指すパートナーシップ締結
~サステナブルな打ち上げで宇宙をより身近に~
近年、世界各国の経済発展に伴い、通信やGPSなどの需要が高まっています。これに伴い、データの送受信で必要となる低軌道衛星を中心とした宇宙市場が拡大していますが、宇宙への打ち上げ能力の提供が追い付いていません。また、衛星の打ち上げコストの高騰により、衛星を利用したサービスの価格も高止まりしています。
SpinLaunchは、2014年に米国カリフォルニア州で設立されたスタートアップです。SpinLaunchは電動式の円形回転装置により物体を宇宙へ打ち上げる、革新的打ち上げの実現を目指しています。必要なタイミングでのオンデマンドの打ち上げが可能となり、また、ロケットでの打ち上げと比較して、70パーセント以上の燃料コストおよび二酸化炭素を削減することができ、柔軟性、即応性に加え、環境にもやさしい低コストの打ち上げが可能となります。
住友商事は、Collins Aerospaceとの合弁事業であるHamilton Sundstrand Space Internationalにおいて宇宙船の部品、宇宙服の宇宙機関向けの製造・販売、Hawkeye360への出資等、安全保障含めた宇宙の利活用拡大に貢献してきました。今後も引き続き、SpinLaunchのような新技術の社会実装を目指すスタートアップへの投資などを通じて、宇宙利用を促進し、豊かさと夢のある社会の実現を目指します。
SpinLaunchの筆頭株主であるKleiner Perkins(*)のパートナーWen Hsieh氏は、「本契約は、持続可能で低コストの宇宙ソリューションに関し、世界的なリーディングプロバイダーになるための重要なSpinLaunchのマイルストーンです。住友商事は日本で最も権威のある企業のひとつであり、彼らの事業パートナーと投資家の両面での参加を嬉しく思います」と述べています。
住友商事とSpinLaunchは、本契約を通じて、安価でサステナブルな打ち上げ技術と製品の供給を通じて、日本国内外の官民宇宙事業の発展への貢献を目指します。
(*)在米の老舗大手ベンチャー・キャピタル。過去にはAmazon, Googleなどにも出資実績あり。
SpinLaunchの打ち上げ装置
SpinLaunch Movie
会社概要
会社名:SpinLaunch, Inc.(スピンローンチ)
代 表:Jonathan Yaney(ジョナサン ヤニー)(CEO)
所在地:米国カリフォルニア州ロングビーチ
設 立:2014年
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