ブルガリ ミラノデザインウィークにて「メタモーフォシス(Metamorphosis)」展を開催
2021年9月6日、ミラノ-ブルガリは、デザインウィークに合わせて9月6日からミラノ市立近代美術館(GAM)で開催される「メタモーフォシス(Metamorphosis)」展を通じて、芸術振興の取り組みを継続します。
この展覧会は非常に独創的な会場のセットの中、先駆的な精神と共にメタモーフォシス(変容)の世界を旅するというもので、この変容がさまざまな象徴的、創造的、芸術的解釈によって探求される中心テーマとなっています。この展覧会は、9月4日から10日までという例外的なスケジュールで開催されることが決まった2021年のデザインウィークにおいて、ブルガリが携わる重要なイベントとなります。
ミラノ工科大学の正教授であるアルバ・カッペリエーリ氏によるアート面の指揮の下、あらゆる文化において変容と再生の象徴とされる蛇を題材とする物語や神話を語ります。蛇は1940年代末以降、メゾンの大胆なデザインと独創的なヴィジョンに裏打ちされたクラフツマンシップのシンボルとなっています。
この展覧会のために、アン・ヴェロニカ・ヤンセンズ、東信、ダーン・ローズガールデ、そして建築家のヴィンセント・ヴァン・ドゥイセンの4人の国際的アーティストがそれぞれのクリエイティブな表現法を通じて「変容」というテーマを解釈し、この会場ならではのインスタレーションを制作しました。
「メタモーフォシス」展は、フォルムの進化とその継続的な変化、変容、革新を表現しています。これは今という時代の創造性の基礎となる概念であり、それぞれの分野で境界線を突き破ってきたアーティストやスタイリスト、デザイナー、哲学者、職人たちが、進化、成長、変容を続けるために取り組んできたものです。これと同じ原理が、ブルガリのデザインのたゆまぬ進化、特にアイコンである「セルペンティ(イタリア語で蛇の意)」の進化にも影響を与えています。
この展覧会は、GAMの中庭にあるパビリオンで始まり、すべての来場者をここでお迎えします。さらに大階段とギャラリーの内部を通り、4人のアーティストの作品がそれぞれ展示された4つの部屋へ誘います。
「メタモーフォシス」と「セルペンティ」をめぐる創造的な旅はブルガリ ホテル ミラノでも続き、このイベントのために東信が特別に制作したインスタレーション「Golden Eden(黄金の楽園)」がホテル内の庭園で披露されます。
東信 – The garden of Eden (エデンの園)
花や果物、草木などの自然物を用いたユニークで先駆的な造形作品で知られる日本人アーティストの東信が、「エデンの園」を独自の解釈で表現しました。この庭の主役は銅で作られた1本の幾何学的な木で、葉となる部分が自然への敬意を表しています。この葉を表現するために選ばれた果物や花、草が幹や枝の幾何学的な厳格さとのコントラストを生み出しています。木はガラス製のプラットフォームの中央にそびえ立っており、来場者はガラスの上を歩くことができます。このプラットフォームは、中が野生の風景を再現した自然物で構成されているため、来場者は原始の世界を思わせる環境にじっくりと浸ることができます。
東信の作品は、来場者が生花で構成された人工的な環境に浸ることで、時間の経過という概念を感じるものとなっています。
東信 – ‘Golden Eden’ (黄金の楽園) 会場:ブルガリ ホテル ミラノ
日本人アーティストの東信は、花や草木に備わる表現力を追求し、2002年から独自の彫刻的な造形表現「ボタニカル・スカルプチャー」を展開しています。
2021年のデザインウィークに合わせてブルガリ ホテル ミラノのために制作された特別なフラワーインスタレーション“Golden Eden”、ブルガリのアイコンである「セルペンティ」を取り巻く自然環境を解釈したものです。
花の半分をゴールドのコーティングで覆った特殊な仕上げにより、この作品の本質が時間の中に閉じ込められています。鏡に映ったインスタレーションは花の構成の形を変化させ、来場者は刻々と変化する花の形によって、それぞれの瞬間が唯一無二の美しく貴重なものであることに思いを馳せることになります。
「世界中の花が集まる楽園エデンの繊細な世界をイメージしながら、花を華麗でダイナミックな構成にアレンジしました。ゴールドカラーでシルエットを変化させることで花の命を際立たせた作品です」
ダーン・ローズガールデ – Lotus Oculus(蓮の目)
ミラノデザインウィークで初披露されるダーン・ローズガールデの「Lotus Oculus(蓮の目)」は、光に反応する何百もの花で作られた生きたアート作品です。古代ローマのパンテオンからインスピレーションを得たこのインスタレーションは、自ら展開し、揺らめく光と動きを生み出します。「Lotus Oculus」はスタジオ・ローズガールデがブルガリと対話を重ねながらデザインしたもので、ミラノ市立近代美術館に設置されます。
光と熱に反応するスマートフォイルで作られた「Lotus Oculus」は、ミラノデザインウィークの一環として、歴史のあるミラノ市立近代美術館に展示されます。光に反応する壁は、まるで呼吸するかのように花をほころばせ、光を透過させることで来場者と対話します。
「Lotus Oculus」はこの揺らめく光で、美術館の由緒ある空間を目覚めさせます。特別に開発された素材は自然だけでなく、ブルガリの歴史に刻まれた画期的な素材の使い方からも着想を得ています。また、このインスタレーションは壮大なパンテオンにもオマージュを捧げており、動きと影が際立つ有機的な構造を作り出すことでこの遺産を継承しています。このようなダイナミックな対話こそ、ダーン・ローズガールデが「テクノロジーで表現する詩情」と呼ぶものです。
この光と素材との目に見えるつながりを、ローズガールデは「テクノロジーと自然のメタモーフォシス」と表現しています。人と環境の新たな調和を求めた「Lotus Oculus」は、芸術作品であると同時により有機的な建造物のための試作品でもあります。
アン・ヴェロニカ・ヤンセンズ – gam gam gam (ガム・ガム・ガム)
アン・ヴェロニカ・ヤンセンズは1980年代末から、光や色、自然の光学現象をベースにした作品を展開しています。ガラス、鏡、ゴールドなどの厳選された素材が持つ特性や、フォルムや光を使って絶えず実験し、私たちの現実認識を揺さぶりながら、ミニマルなモチーフと華麗な色彩による表現を繰り返し生み出しています。
今回の展覧会で、ヤンセンズは会場の特性を生かし、自然光を利用したインスタレーションと、会場の建築物のマキシマリズムや壮麗な装飾とのコントラストが際立つミニマルな美学を特徴とした一連の新作をデザインしました。
彼女の作品は、印象が絶え間なく変化する反射の視覚的効果に基づいています。「gam gam gam(ガム・ガム・ガム)」の展示には、この部屋の窓のために特別に製作されたゴールドカラーのベネチアンブラインドや、光学的な物理現象を利用して見る人の知覚を拡張する6つの「アクアリウム」などがあります。
ヴィンセント・ヴァン・ドゥイセン – Shelter(シェルター)
建築家ヴィンセント・ヴァン・ドゥイセンは、瞑想的な空間、避難し、静寂を見つけるための隠れ家を作りました。シンプルなフォルムと贅沢な素材で構成される建築的な要素は、反射を通じて空間を変容させ、新たな軌跡を生み出しています。
このインスタレーションは、木の床のデザインから始まり、表面と壁の構成へと発展し、シルバーからゴールドまでさまざまなメタリックカラーで覆われた迷宮を作り出しています。
この彫刻作品のマットな表面は、ブルガリのセルペンティをあしらったクリエイションのアイコニックなデザインを思い起こさせます。ヴィンセント・ヴァン・ドゥイセンはこの建築作品を通じて、部屋とその中に入った人の反射した姿で変容を表現し、静謐な空間と瞑想的な隠れ家を作りたいと考えています。
インスタレーションはすべて、金属、花、水、ガラスなど自然の素材で作られており、循環型経済のアプローチに沿って、それぞれに寿命があるという考えの元、長年にわたって再利用されるように作られています。
2021年のデザインウィークは、対面型とデジタルの両方の体験を特徴としています。「ブルガリ セルペンティ ハブ」というプラットフォームは、展覧会に関するスペシャルコンテンツや、ブルガリのセルペンティの世界との関連といったより幅広い内容のコンテンツが充実しています。
お問い合わせ先:ブルガリ ジャパン 03-6362-0100 https://www.bulgari.com/ja-jp/
ミラノ工科大学の正教授であるアルバ・カッペリエーリ氏によるアート面の指揮の下、あらゆる文化において変容と再生の象徴とされる蛇を題材とする物語や神話を語ります。蛇は1940年代末以降、メゾンの大胆なデザインと独創的なヴィジョンに裏打ちされたクラフツマンシップのシンボルとなっています。
この展覧会のために、アン・ヴェロニカ・ヤンセンズ、東信、ダーン・ローズガールデ、そして建築家のヴィンセント・ヴァン・ドゥイセンの4人の国際的アーティストがそれぞれのクリエイティブな表現法を通じて「変容」というテーマを解釈し、この会場ならではのインスタレーションを制作しました。
「メタモーフォシス」展は、フォルムの進化とその継続的な変化、変容、革新を表現しています。これは今という時代の創造性の基礎となる概念であり、それぞれの分野で境界線を突き破ってきたアーティストやスタイリスト、デザイナー、哲学者、職人たちが、進化、成長、変容を続けるために取り組んできたものです。これと同じ原理が、ブルガリのデザインのたゆまぬ進化、特にアイコンである「セルペンティ(イタリア語で蛇の意)」の進化にも影響を与えています。
この展覧会は、GAMの中庭にあるパビリオンで始まり、すべての来場者をここでお迎えします。さらに大階段とギャラリーの内部を通り、4人のアーティストの作品がそれぞれ展示された4つの部屋へ誘います。
「メタモーフォシス」と「セルペンティ」をめぐる創造的な旅はブルガリ ホテル ミラノでも続き、このイベントのために東信が特別に制作したインスタレーション「Golden Eden(黄金の楽園)」がホテル内の庭園で披露されます。
東信 – The garden of Eden (エデンの園)
花や果物、草木などの自然物を用いたユニークで先駆的な造形作品で知られる日本人アーティストの東信が、「エデンの園」を独自の解釈で表現しました。この庭の主役は銅で作られた1本の幾何学的な木で、葉となる部分が自然への敬意を表しています。この葉を表現するために選ばれた果物や花、草が幹や枝の幾何学的な厳格さとのコントラストを生み出しています。木はガラス製のプラットフォームの中央にそびえ立っており、来場者はガラスの上を歩くことができます。このプラットフォームは、中が野生の風景を再現した自然物で構成されているため、来場者は原始の世界を思わせる環境にじっくりと浸ることができます。
このインスタレーションは、作品が置かれた状況を通じてメタモーフォシスというコンセプトを表現しています。というのも、インスタレーションに使われている自然物はすべて生き物であるため、時間の経過とともに形や色、匂いが変化するからです。
東信の作品は、来場者が生花で構成された人工的な環境に浸ることで、時間の経過という概念を感じるものとなっています。
東信 – ‘Golden Eden’ (黄金の楽園) 会場:ブルガリ ホテル ミラノ
日本人アーティストの東信は、花や草木に備わる表現力を追求し、2002年から独自の彫刻的な造形表現「ボタニカル・スカルプチャー」を展開しています。
2021年のデザインウィークに合わせてブルガリ ホテル ミラノのために制作された特別なフラワーインスタレーション“Golden Eden”、ブルガリのアイコンである「セルペンティ」を取り巻く自然環境を解釈したものです。
3m x 3mの左右対称の構造によって再現された貴重な楽園の世界で、エキゾチックな季節の花で作られたボタニカル・スカルプチャーが宙に浮いています。
花の半分をゴールドのコーティングで覆った特殊な仕上げにより、この作品の本質が時間の中に閉じ込められています。鏡に映ったインスタレーションは花の構成の形を変化させ、来場者は刻々と変化する花の形によって、それぞれの瞬間が唯一無二の美しく貴重なものであることに思いを馳せることになります。
「世界中の花が集まる楽園エデンの繊細な世界をイメージしながら、花を華麗でダイナミックな構成にアレンジしました。ゴールドカラーでシルエットを変化させることで花の命を際立たせた作品です」
ダーン・ローズガールデ – Lotus Oculus(蓮の目)
ミラノデザインウィークで初披露されるダーン・ローズガールデの「Lotus Oculus(蓮の目)」は、光に反応する何百もの花で作られた生きたアート作品です。古代ローマのパンテオンからインスピレーションを得たこのインスタレーションは、自ら展開し、揺らめく光と動きを生み出します。「Lotus Oculus」はスタジオ・ローズガールデがブルガリと対話を重ねながらデザインしたもので、ミラノ市立近代美術館に設置されます。
光と熱に反応するスマートフォイルで作られた「Lotus Oculus」は、ミラノデザインウィークの一環として、歴史のあるミラノ市立近代美術館に展示されます。光に反応する壁は、まるで呼吸するかのように花をほころばせ、光を透過させることで来場者と対話します。
「Lotus Oculus」はこの揺らめく光で、美術館の由緒ある空間を目覚めさせます。特別に開発された素材は自然だけでなく、ブルガリの歴史に刻まれた画期的な素材の使い方からも着想を得ています。また、このインスタレーションは壮大なパンテオンにもオマージュを捧げており、動きと影が際立つ有機的な構造を作り出すことでこの遺産を継承しています。このようなダイナミックな対話こそ、ダーン・ローズガールデが「テクノロジーで表現する詩情」と呼ぶものです。
この光と素材との目に見えるつながりを、ローズガールデは「テクノロジーと自然のメタモーフォシス」と表現しています。人と環境の新たな調和を求めた「Lotus Oculus」は、芸術作品であると同時により有機的な建造物のための試作品でもあります。
アン・ヴェロニカ・ヤンセンズ – gam gam gam (ガム・ガム・ガム)
アン・ヴェロニカ・ヤンセンズは1980年代末から、光や色、自然の光学現象をベースにした作品を展開しています。ガラス、鏡、ゴールドなどの厳選された素材が持つ特性や、フォルムや光を使って絶えず実験し、私たちの現実認識を揺さぶりながら、ミニマルなモチーフと華麗な色彩による表現を繰り返し生み出しています。
今回の展覧会で、ヤンセンズは会場の特性を生かし、自然光を利用したインスタレーションと、会場の建築物のマキシマリズムや壮麗な装飾とのコントラストが際立つミニマルな美学を特徴とした一連の新作をデザインしました。
彼女の作品は、印象が絶え間なく変化する反射の視覚的効果に基づいています。「gam gam gam(ガム・ガム・ガム)」の展示には、この部屋の窓のために特別に製作されたゴールドカラーのベネチアンブラインドや、光学的な物理現象を利用して見る人の知覚を拡張する6つの「アクアリウム」などがあります。
「私が主に使う素材は、光です。液体、固体、気体など、あらゆる形状の光を反射として使います。それは自分で確認できる放射物を見るための、ある種のテストのようなものです。その放射物を通じて、現実というディスプレーを違う方法で見せることができます。時には、現実を打ち消し、見えているものを消すことで別のものを見る、あるいは見えないものを実際に見えるようにする必要があるのだと思います。…自由な時間があるということは、その別の現実を読み解くために、他の現象を観察、発見することができるということです」
ヴィンセント・ヴァン・ドゥイセン – Shelter(シェルター)
建築家ヴィンセント・ヴァン・ドゥイセンは、瞑想的な空間、避難し、静寂を見つけるための隠れ家を作りました。シンプルなフォルムと贅沢な素材で構成される建築的な要素は、反射を通じて空間を変容させ、新たな軌跡を生み出しています。
このインスタレーションは、木の床のデザインから始まり、表面と壁の構成へと発展し、シルバーからゴールドまでさまざまなメタリックカラーで覆われた迷宮を作り出しています。
展示エリアの中心に置かれたシンプルな形状の巨大で頑丈な躯体は、余計なものがない建築的なフォルムのシンプルさと、豪華さやマキシマリズムといった考え方が結びついて生まれたものです。洗練されたバランスのとれた空間で、クリエイティブの両極が揃っています。
この彫刻作品のマットな表面は、ブルガリのセルペンティをあしらったクリエイションのアイコニックなデザインを思い起こさせます。ヴィンセント・ヴァン・ドゥイセンはこの建築作品を通じて、部屋とその中に入った人の反射した姿で変容を表現し、静謐な空間と瞑想的な隠れ家を作りたいと考えています。
インスタレーションはすべて、金属、花、水、ガラスなど自然の素材で作られており、循環型経済のアプローチに沿って、それぞれに寿命があるという考えの元、長年にわたって再利用されるように作られています。
2021年のデザインウィークは、対面型とデジタルの両方の体験を特徴としています。「ブルガリ セルペンティ ハブ」というプラットフォームは、展覧会に関するスペシャルコンテンツや、ブルガリのセルペンティの世界との関連といったより幅広い内容のコンテンツが充実しています。
お問い合わせ先:ブルガリ ジャパン 03-6362-0100 https://www.bulgari.com/ja-jp/
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