日本最大規模の包括ソーラーカーポート・オンサイト太陽光PPA契約を締結
~イオンモールの屋外駐車場を有効活用し脱炭素化に貢献~
本契約の対象は12店舗で、このうち1店舗は、設置容量が2,400キロワットを超えており、1拠点あたりに導入されるソーラーカーポートとしては日本最大級となります。イオンモールおよびSun Trinityは、本件を皮切りに、全国のイオンモールへのソーラーカーポート導入に向け協業を加速し、2025年度までに合計50店舗以上の稼働開始を目指すとともに、その後もさらに導入を拡大させていきます。
ソーラーカーポートは、駐車場スペースを有効活用し屋根と太陽光発電設備を導入することで新たに再生可能エネルギー(以下、「再エネ」)由来の電力を生み出す取り組みとして注目が高まっています。また、晴天時には日除けに、雨天時には雨除けとなることから、駐車場利用者の利便性の向上に加え、自然環境を破壊することなく、駐車場の屋根を有効活用しつつ、再エネを最大限に活用できる仕組みです。屋根置き太陽光に比べ導入コストが高くなる傾向ですが、まとめて導入することでコスト低減を可能にしています。
本契約により、イオンモールは約1千8百万キロワットアワー、一般家庭約4,300軒分(注2)の消費電力をCO2フリーの再生可能エネルギーで賄えることになります。
イオンは、2018年に策定した「イオン 脱炭素ビジョン」に基づき、2025年までにイオンモールにおいて実質CO2フリーの電力調達を進めながら順次地産地消の再エネへ切り替え(PPA手法含む)、2040年までに直営モールでの地産地消の再エネ自給率100%を目指しています。今後もこうした取り組みを拡大するとともに、風力発電・水素エネルギー・蓄電池などの活用も進め、2040年度には直営モールにおいて100%地産地消の再生可能エネルギーで運営することを目指します。
Sun Trinityは、太陽光発電事業会社として、出資会社である住友商事・四国電力が長年培ってきた電力事業の知見や国内の幅広い事業基盤を生かし、需要家に対して太陽光発電を活用した最適な再エネ電力・環境価値を提供し、2030年までに1ギガワット超の容量開発を目指します。
住友商事グループは、2050年の事業活動のカーボンニュートラル化を目標に掲げ、さまざまな事業でCO2排出量の削減および再エネ供給の拡大に取り組んでいます。太陽光PPA事業はCO2を排出しないクリーンエネルギーの重要な供給方法のひとつとして、気候変動緩和および持続可能な社会の実現に貢献していきます。
四国電力グループは、中期経営計画2025における長期重点課題のひとつとして2050年のカーボンニュートラルへの挑戦を掲げています。エネルギー供給を支える責任ある事業者として、「電源の低炭素化・脱炭素化」に取り組むとともに、電化等による「電気エネルギーの活用拡大」を図ることにより、2050年カーボンニュートラル実現に貢献してまいります。
(注1)太陽光PPAサービス
電力事業者が需要家の屋根・敷地を活用して太陽光発電設備を建設・保有・運用し、電力・環境価値を需要家に販売する「オンサイトPPA」と、需要家の施設から離れた土地・水上に太陽光発電設備を建設・保有・運用し、電力系統を経由して需要家に電力・環境価値を販売する「オフサイトPPA」に分かれる。需要家にとっては、初期投資や管理コストがかからず、長期にわたり安定的に再エネの調達が可能となります。
(注2)環境省 令和3年度 家庭部門のCO2排出実態統計調査の世帯あたりの年間エネルギー消費量4,175kWhで計算しております。
■ソーラーカーポートイメージ
車の前方に柱がないすっきりとしたデザイン。
地域の特性に応じ暴風雨や積雪などにも耐える
ことができる設計となっています。また、両面
パネルを採用することで、パネルの裏面からも
発電が可能となり、車の駐車時は反射光で発電
量が増す仕様となっています。
■スキーム図
■調印式
本契約にあたり調印式を行いました。
左から(敬称略)Sun Trinity 樫原(職務執行者 社長)、住友商事 上野(代表取締役副社長執行役員)、イオンモール 岩村(代表取締役社長)、四国電力 宮崎(取締役常務執行役員)
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