日本初、肩で弓を引くアーチャーにパラアスリート大橋 俊選手が国内クラス分け認定!
パラアーチェリー界の裾野を広げる装置を開発
※パラアーチェリーは、W1、W2、STのいずれかにクラス分けされる認定を行なっている。大橋選手はSTクラス。
ショルダーアーチャーとは、矢を放つための装置を肩につけて弓を引くパラアーチェリー選手のことです。一般的に大橋選手のように上半身に障がいを持つ方にとって、アーチェリーは難易度が高い競技と言われています。大橋選手はこれを乗り越え、口で弓を引くというスタイルの選手として活躍していました。しかし、このスタイルは歯や顎を痛めやすく、選手生命が短くなってしまうと考えていました。そこで、世界で主流になりつつあるショルダーアーチャーへの転向を検討し、肩で弓を引くために必要な装置の開発を2018年2月より開始しました。何度も改良を重ね、同年11月に実践試験を受検。その結果、2019年5月18日に国内クラス分け認定を受けた日本初のショルダーアーチャーとなりました。
◆パラアーチェリー界を変える可能性を秘めた装置
大橋選手が開発をした装置は上半身に障がいを持ち、ショルダーアーチャーへの転向や公認を希望する選手の思いを叶える装置です。海外で認定を受けている装置は個人に合わせたオーダーメイドのため、経済的、技術的制約から開発ハードルが高く、日本でのショルダーアーチャーへの挑戦は容易なものではありませんでした。そんな中、大橋選手は自身の選手生命を延ばすだけではなく、パラアーチェリー界を盛り上げたいという思いから、個人の体格に合わせて微妙な調整が可能な独自のシステムを持つ装置を開発。経済的、技術的制約を緩和し、ショルダーアーチャーへの挑戦が容易になることが期待されます。各都道府県のアーチェリー協会をはじめ、海外のパラアーチャーやコーチなどからも既に問い合わせを受けており、ノウハウを公開する予定です。
また、上半身に障がいがある方にとって難易度の高かったアーチェリーの裾野を広げることにも繋がり、パラアーチェリー界の発展に貢献する取り組みになっていると考えています。
コロプラは引き続き大橋選手の活躍と新たな挑戦をサポートするとともに、パラアスリートや障がいをもつ方々が活躍できる社会を目指して、ダイバーシティ文化の促進を行なってまいります。
【参考】大橋俊選手のプロフィール
氏名:大橋 俊(おおはし すぐる)
生年月日:1976年9月2日
出身地:東京都江東区
主な実績:2018年5月「第19回東京都障害者スポーツ大会」アーチェリー部門優勝
2018年10月「福井しあわせ元気」国体・障害者スポーツ大会優勝
【参考】独自開発のショルダーリリーサー
ショルダーアーチャーはショルダーリリーサーと呼ばれる矢を放つための装置を肩にはめて競技を行います。これまで口で弓を引いていたものが肩で弓を引くことができるようになり、体への負担が大きく軽減します。大橋選手が開発をしたショルダーリリーサーは個人の体格に合わせて微妙な調整ができるという特徴を持っています。
【株式会社コロプラ 会社概要】
社名 :株式会社コロプラ https://colopl.co.jp
所在地 :東京都渋谷区恵比寿4-20-3 恵比寿ガーデンプレイスタワー11F
設立 :2008年10月1日
資本金 :6,510百万円(2019年3月末日時点)
代表者 :代表取締役社長 馬場功淳
事業内容:スマートフォンアプリを中心とした
国内・海外向けモバイルゲームサービスの提供
VR(仮想現実)デバイス向けサービスの提供
位置情報分析コンサルティング、スマートフォン特化型リサーチ等、
その他サービスの提供
公式Facebook:https://www.facebook.com/coloplinc/
10周年記念特設サイト:https://colopl.co.jp/10thanniversary/
【本リリースに関するお問い合わせ】
株式会社コロプラ コーポレート本部 経営企画部 広報・IRグループ
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※コロプラおよびコロプラロゴは、株式会社コロプラの登録商標です。
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