文藝春秋「2025年電子書籍ベスト10」発表!
株式会社文藝春秋(本社:東京都千代田区 社長:飯窪成幸)は、文藝春秋の電子書籍約8000点のダウンロード数を元に集計した、2025年電子書籍ベスト10を発表しました。
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◇文芸・ノンフィクションなどの「文字もの」部門ランキング◇
1位 『世界秩序が変わるとき 新自由主義からのゲームチェンジ』(齋藤ジン)
2位 『コンビニ人間』(村田沙耶香)
3位 『22世紀の資本主義』 やがてお金は絶滅する(成田悠輔)
4位 『青い壺』(有吉佐和子)
5位 『西洋の敗北 日本と世界に何が起きるのか』(エマニュエル・トッド/大野舞・訳)
6位 『亡霊の烏』(阿部智里)
7位 『容疑者Xの献身』(東野圭吾)
8位 『葉桜の季節に君を想うということ』(歌野晶午)
9位 『時をかけるゆとり』(朝井リョウ)
10位 『世界一流エンジニアの思考法』(牛尾剛)
1位 『世界秩序が変わるとき 新自由主義からのゲームチェンジ』(齋藤ジン)

2025年の文藝春秋電子書籍ベスト10 文芸・ノンフィクション部門で1位に輝いた本書。世界中が「米国第一主義」を掲げるトランプ大統領に振り回されたこの1年、世界三大投資家のひとりジョージ・ソロスを顧客にもち、スコット・ベッセント財務長官の10年来の友人でもある著者が伝えたいメッセージは「日本は今、数十年に一度のチャンスを迎えているということ」――マネーの奔流を30年近く見てきたコンサルタントによる初の著書は大きな話題となりました。
2位 『コンビニ人間』(村田沙耶香)

36歳未婚、彼氏なし、コンビニのバイト歴18年目の主人公が、「普通」とは何かを問う物語。44の国と地域で翻訳が決定している、世界で読まれている作品です。
第155回芥川賞を受賞してから10年間、この作品は電子書籍ランキングでベスト5以内に入り続けています。10年連続のランクインを記念して、村田沙耶香さんにコメントをいただきました。
<村田沙耶香さんコメント>
刊行してからずっと、たくさんの方の手元にこの奇妙な作品が届いていることが、不思議であると同時に大切な喜びです。
3位『22世紀の資本主義 やがてお金は絶滅する』(成田悠輔)

人の体も心も商品化される超資本主義の行き着く果てに到来する「測れない経済」。そこに出現する「お金が消えてなくなったデータ資本主義」は人類の福音となるか?
現実とも虚構ともつかない未来像を立ち上げる経済学者・成田悠輔さんが本領を発揮した本書が3位にランクインしました。
文芸・ノンフィクション部門は、混迷する世界経済を読み解くヒントとなるビジネス書と、発売から長期間売れ続けている文芸作品がランキングを二分した1年でした。また、9位にランクインした朝井リョウさんの『時をかけるゆとり』は、「著者プロフィールがおもしろい」とSNSでバズったエッセイシリーズの一作で、電子書籍とSNSとの相性の良さが際立ちました。
◇コミック部門ランキング◇
1位 『俺、勇者じゃないですから。VR世界の頂点に君臨せし男。転生し、レベル1の無職からリスタートする』(心音ゆるり・原作、伊咲ウタ・漫画)
2位 『竜馬がゆく』(司馬遼太郎・原作、鈴ノ木ユウ・漫画)
3位 『勇者様、昨夜もお楽しみでしたね。』(おちR)
4位 『やまとは恋のまほろば』(浜谷みお)
5位 『ラピスの心臓』(羽二重銀太郎・原作、路那・漫画)
6位 『不遇令嬢の華麗なる逆転 ~待っていたのは溺愛ルート!?~ アンソロジーコミック』
7位 『とびだせ! つづ井さん』(つづ井)
8位 『小隊』(砂川 文次・原作、柏葉 比呂樹・漫画)
9位 『旅は愛いもの甘いもの』(ももしろ・原作、三月トモコ・漫画)
10位 『幸せになりたいマサムネ君』(ヨネマイ)
※本年よりコミック部門はシリーズ単位での集計といたしました。
1位 『俺、勇者じゃないですから。VR世界の頂点に君臨せし男。転生し、レベル1の無職からリスタートする』(心音ゆるり・原作、伊咲ウタ・漫画)

2024年は巻別ランキングで1~6位を独占した本作が今年のシリーズ別ランキングでも1位に輝きました。最新9巻ではVR世界の創造主(クソガキ!?)が登場し、新たな展開に目が離せません!
2位 『竜馬がゆく』(司馬遼太郎・原作、鈴ノ木ユウ・漫画)

司馬遼太郎の名作をコミカライズした『竜馬がゆく』。2025年2月に発売した11巻では勝海舟が、最新14巻では新選組が登場しさらなる盛り上がりをみせています。
3位 『勇者様、昨夜もお楽しみでしたね。』(おちR)

異世界転生して勇者になったのに、ヒロインたちの魅力に抗えず最初の村から一向に旅立てない――?キャラがかわいい!との呼び声高くお楽しみながらランクインです。
☆注目作☆10位 『幸せになりたいマサムネ君』(ヨネマイ)

主人公・マサムネ君は10年来の彼女がいるのに相席バーで出会った女の子とセフレになってしまい――という、リアルにありそう、いそう感で連載開始直後から阿鼻叫喚の声が上がった本作。メロい、沼る、でも幸せにならないでほしい、でも好きと、読者を魅了したマサムネ君が堂々の10位となりました。
◇コミックサイト「Seasons(シーズンズ)」も1周年!◇

2024年11月にローンチしたコミックサイト「Seasons(シーズンズ)」は、読者の皆様に支えられて今年11月に無事1周年を迎えました。サイト開始よりファンタジー、溺愛、大人の恋にブロマンスまで、オールジャンルの作品を掲載しております。
2年目となった「Seasons」も「春夏秋冬、恋をする。」作品をお届けしてまいります。
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