たまひよ 赤ちゃんの名前ランキング2020 男の子「蓮」3年連続、女の子「陽葵」5年連続1位!「凪」が男女ともに急上昇 コロナ禍、ジェンダーレス、話題のドラマなど世相を反映
株式会社ベネッセコーポレーション(本社:岡山市、代表取締役社長:小林 仁)の妊娠・出産・育児ブランド「たまひよ」では、2005年から毎年、赤ちゃんの名前に関する調査「たまひよ名前ランキング」を発表しています。今年も2020年1月~2020年9月に生まれた新生児19万7,940人を対象に、名前や名前の読み、漢字などについて調査を行いました。その結果の項目別ランキングを発表いたします。
●男の子「蓮」3年連続、女の子「陽葵」5年連続1位
男の子は「蓮」(主な読み「れん」)が3年連続、女の子は「陽葵」(主な読み「ひまり」)が5年連続1位となりました。男女ともに人気上位に大きな変動はありませんが、「陽」「結」など、コロナ禍を受けてか、「あかるさ」や「つながり」など未来への願いを込めた名前が順位を上げているようです。
●「凪」が男女ともに急上昇、コロナ禍、ジェンダーレス、話題のドラマなど世相を反映
コロナ禍による社会の混沌さからか、「平穏」や「穏やか」といった意味合いを持つ「凪(なぎ)」が男女ともに急上昇しました。男女ともに順位を上げた点から、ジェンダーレスな名前として多くのかたに選ばれたことが推察されます。また、話題のドラマ『凪のお暇』、『私の家政夫ナギサさん』(※読み「なぎ」として)にも登場するなど、2020年露出が増えた漢字のひとつであったとも言えます。男女共通の名前として、他にも「あおい」「つむぎ」などそれぞれ順位を上げていることからも、ジェンダーに関する意識の高まりが影響していると考えられます。
【調査結果詳細】
1)名前ランキング
男の子「蓮」3年連続、女の子「陽葵」5年連続1位
※Webサイト「たまひよ」(https://st.benesse.ne.jp/ninshin/name/)では上位100位までの名前を紹介しています。
男女とも1位は昨年と変わらず、人気の名前の定着化がうかがわれますが、その中でも、「陽」「結」など、コロナ禍を受けてか、「あかるさ」や「つながり」など未来への願いを込めた名前が順位を上げているようです。また、男の子「蒼」(主な読み「あおい」)が初のトップ3入り、女の子「葵」(主な読み「あおい」)も順位が上がっていることから、男女を問わない名前の人気が高まっているなどの傾向も見られます。
男の子の名前の傾向
「蓮」(主な読み「れん」)が、昨年に引き続き1位。2008年から13年連続でトップ3に入る人気の名前です。蓮(はす)がしっかりと根を張る植物であることから力強さを感じさせ、また、短く呼びやすいことも人気の理由と思われます。「蓮」「蒼」「樹」「湊」「律」など一文字名前がトップ10のうち半分を占めるなど人気が定着してきました。
女の子の名前の傾向
女の子では「陽葵」(主な読み「ひまり」)が、5年連続で1位となりました。“ひまわり”を連想させる名前で、真っすぐな明るい子にという願いが込められていると思われます。また、男の子と同様に「紬」「葵」「凛」「澪」など漢字一文字の名前の人気がうかがえます。
2)トピックス:2019年から急上昇した名前など
風や波が静まることを意味する「凪」が男女ともに大きくランクアップ
「凪(なぎ)」が男女ともに急上昇しました。「凪」は風や波が静まることを意味するなど、2020年は新型コロナウイルス影響などからも、「平穏」「穏やか」といった願いが込められていると考えます。
また、男女ともに順位を上げていることから、名前における男らしく・女らしくという意識の薄まり、ジェンダーレス化の傾向が表れていると推測します。また、話題のドラマ『凪のお暇』(TBSテレビ系2019年7月~9月)、『私の家政夫ナギサさん』(TBSテレビ系2020年7月~9月)(※読み「なぎ」として)や、人気漫画『鬼滅の刃』の登場人物、冨岡義勇が使う技の名前として「凪(なぎ)」が登場することなどから、2020年に人々が目や耳にする機会が増えた漢字であったことも影響しているのかもしれません。
男女どちらでも、ジェンダーレスな名前がより人気に
以前から人気ではありましたが、男女ともに「あおい」関連がランクアップ(読みランキングで男の子9位(昨年13位)、女の子5位(昨年7位)。名前ランキングで男の子「蒼」3位(昨年5位)、「碧」13位(昨年31位)、「葵」38位(66位)、女の子「葵」6位(昨年8位)、「碧」73位(昨年113位)、「葵衣」85位(昨年110位))していることも、「凪」同様、ジェンダー意識の高まりを受けてのことと考えられます。
他にも、男女ともに人気のある名前で、男の子「はる」15位(昨年19位)、「そら」17位(昨年20位)、「あさひ」18位(昨年21位)、女の子「つむぎ」7位(昨年14位)などもランクアップを見せています。
3)漢字ランキング
男の子「翔」が初の1位。女の子「花」が3年連続1位
※Webサイト「たまひよ」(https://st.benesse.ne.jp/ninshin/name/)では名前に使われている50位までの漢字を紹介しています。
男女とも、順位に入れ替わりはあるものの、10位までの漢字は昨年と同じで、人気の漢字は定着傾向にあるようです。
男の子の名前の漢字の傾向
2005年の調査開始以来「翔」(「陽翔」「大翔」「結翔」など)が初の1位に。「翔」「大」「太」が3強だったところ、「太」に代わり僅差で「斗」が初のトップ3入りするなどからも、「と」で終わる名前の人気が高まっていることがうかがえます。
女の子の名前の漢字の傾向
「花」が3年連続1位となりました。かわいらしさを感じさせる字であることや、添え字としても使えることで人気があると考えられます。また、「花」「菜」「莉」「咲」など花や植物を連想させる漢字が人気なことも特徴として挙げられます。
4)読みランキング
男の子「はると」が12年連続、女の子「めい」が2年連続1位
※Webサイト「たまひよ」(https://st.benesse.ne.jp/ninshin/name/)では上位50位までの名前の読みを紹介しています。
男女ともに人気の名前として、男の子9位、女の子5位の「あおい」や、女の子7位の「つむぎ」が順位を上げています。
男の子の名前の読みの傾向
1位「はると」は12年連続トップで不動の人気となっています。トップ10の中で5つが「と」で終わる名前であり、漢字ランキングで「翔」「斗」の順位が上がっていることからも、「と」で終わる名前の人気はしばらく続くと予想されます。
女の子の名前の読みの傾向
「めい」は昨年に引き続き1位に。「えま」は4位から順位を上げ2位に。「めい」「えま」ともに海外でも発音しやすい名前で、グローバルに活躍できそうなイメージも人気の理由かと思われます。また、「ほのか」「いちか」がここ数年でじわじわと順位を上げトップ 10入りしました。
●将来世の中に貢献する星を持つ2021年生まれ。 未来への希望を込めた名前に
今年は新型コロナウイルスの影響を受けてか、今流行りのものよりも、安定した名前が選ばれる傾向が見受けられました。不安定な世の中でも、地に足をつけて生きていってほしいというママ・パパの願いが込められているのかもしれません。
2021年は「六白金星(ろっぱくきんせい)」「辛丑年(かのとうしどし)」という年で、来年生まれるお子さんは、辛抱強く努力家で世の中に貢献できる星を持っています。男女問わず将来大成する人が多いと言われています。男の子なら「威」「剛」「宥」「魁」「貴」、女の子なら「邑」「眞」「紀」「央」など、しっかりとした芯の強さや気品を感じられる漢字がおすすめです。
一般社団法人 日本占術協会 常務理事・たまひよ しあわせ名前研究所」顧問 栗原里央子
【調査概要】※調査結果の詳細はWebサイト「たまひよ」(https://st.benesse.ne.jp/ninshin/name/)に掲載。
調査名称 : 「たまひよ2020人気名前ランキング」
調査内容 : 2020年1月1日~2020年9月29日に生まれた赤ちゃんの名前
調査対象 : 「たまひよ」の商品・サービスを利用されたお客さまのお子さま(回答は任意)
調査対象数 : 197,940名(男の子99,073名、女の子98,867名)
調査項目 : 名前の読み、漢字 など※同一の漢字の組み合わせで複数の読みがある場合、最も多い読みを紹介。
【ご参考】
●2020年赤ちゃんの名前ランキング[赤ちゃんの名づけ・命名]
Webサイト「たまひよ」 https://st.benesse.ne.jp/ninshin/name/
●たまひよ名づけ関連商品・サービスのご紹介
「たまひよ」は、株式会社ベネッセコーポレーションが展開する妊娠・出産・育児関連のブランドです。雑誌市場でNo.1のシェアを誇る2誌『たまごクラブ』『ひよこクラブ』(両誌共1993年創刊)を中心に、各種ムック・書籍の発行、ママ・パパ向けの生活用品の通販、こども写真スタジオ等、妊娠・出産・育児に関するサービスを提供しています。「たまひよ」では、このたび赤ちゃんの名づけに関して、『たまひよ 赤ちゃんのしあわせ名前事典2021~2022年版』を発刊するとともに、Webサイト「たまひよ」での情報提供も行います。
<ご紹介している赤ちゃんのお名前について>
「たまひよ」では、お客さまからお寄せいただいた赤ちゃんのお名前を基にランキングデータや実例をご紹介しています。ママ・パパは、呼びかけたい「読み」、想いを込めたい「漢字」、幸せであるようにと願う「画数」など、さまざまな観点から名前を考えておられます。名前は「こんな子に育ってほしい」「すてきな人生を歩んでほしい」と願いを込めて、ママ・パパから赤ちゃんに贈る最初のプレゼントです。「たまひよ」では、そんなママ・パパの想いを大切にし、お名前の実例を紹介させていただいております。
■『たまひよ 赤ちゃんのしあわせ名前事典2021~2022年版』の発刊
2020年の人気名前ランキングを100位まで掲載。名づけの注意点や出生届の書き方・出し方など名づけに関する基礎知識を丁寧に解説するほか、豊富な名前実例を画数別、読み別、イメージ別など、検索しやすい章立てで紹介しています。また、「Web鑑定サービスログインID」がとじ込まれており、パソコン・スマートフォンから、候補の名前の鑑定や「読み」「イメージ」「漢字」から姓に合った良運の名前を検索できます。
◆書名 : 『たまひよ 赤ちゃんのしあわせ名前事典2021~2022年版』
◆編集 : たまごクラブ特別編集
◆監修 : たまひよ しあわせ名前研究所 顧問 栗原里央子
◆発売 : 2020年11月4日
◆定価 : 本体価格1,600円+税
■雑誌『たまごクラブ』11月号では、赤ちゃんの名づけの別冊付録つき
妊娠・出産のバイブルマガジン 『たまごクラブ』11月号
創刊27周年を記念した「妊娠出産プレミアム特大号」は、4大特典付き。別冊付録「赤ちゃんの名前を考えるとき最初に読む本」で赤ちゃんの名づけに悩むママ・パパをお助け。おなかの赤ちゃんと遊べる絵本「おーい、赤ちゃん!」、「初めての育児 お世話 HOW TOガイド」も付き、さらに、「ムーミンベビーおめかし短肌着」の応募者全員プレゼントも!
誌面では「『自然分娩』『無痛分娩』『帝王切開』『コロナ禍出産』先輩ママ50人の“初めて赤ちゃんに会えた日”」を巻頭で特集するなど、医師をはじめ専門家のアドバスを掲載した企画がめじろ押し。役立ち度満載の一冊です。
◆発売 : 2020年10月15日
◆定価 : 770円(税込)
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