OKI、「本庄工場H1棟」が米国2026 ASHRAE Technology Awardの最優秀賞を受賞
世界最大規模の環境建築技術表彰にて132カ国の世界第1位に選出

左から、ASHRAE会長、
大成建設 渋谷部長、OKI 松原工場長
©ASHRAE
OKIの埼玉県本庄市にある2022年4月に竣工の「本庄工場H1棟」(以下、H1棟)が、米国暖房冷凍空調学会(ASHRAE(注1))が主催する「2026 ASHRAE Technology Award(注2)」にて、産業施設・新築部門における世界第1位および最優秀賞「First Place and Award of Engineering Excellence(注3)」を受賞しました。本施設は、大成建設株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:相川 善郎 以下、大成建設)が設計・施工を手掛けたもので、本受賞は、OKIの環境配慮型モノづくりの取り組みと、大成建設の環境建築・設備エンジニアリング技術を融合させた協業の成果が、慶應義塾大学とのデータ分析に基づき国際的に高く評価されたものです。プロジェクトにたずさわった大成建設、慶應義塾大学との3社による共同受賞となります。

H1棟は、OKIの創業150周年に向けた「モノづくり基盤強化」を掲げ、本庄工場の原点である通信機器製造の「つながる」をコンセプトに、新たに構えた生産拠点です。地産地消における木・土・絹などの地域の資源利用により発展してきた本庄の風土を活かし、地域の共感を得て社会貢献につながる工場を目指しました。また、地球環境に配慮し省エネ・創エネにこだわった工場を目指すため、生産エリアの空調・換気・照明も含めた国内初の評価指標「ZEF(Net Zero Energy Factory)(注4)」を採用し、設計者・施工者と三位一体となり、カーボンニュートラル実現に向けた工場モデルを構築・実践し、竣工後もエネルギーの監視・分析を継続してシステムの改善・実践的なデータの見える化を繰り返し、効率的な運用を行ってきました。現在もその運用は続いており、ZEFの概念や取り組み、運用実績データの蓄積・検証、そして「つくって終わり」ではない脱炭素社会の循環に向けた環境に優れた新たな工場モデルへの挑戦を続けています。
また、OKIは設計者・施工者とともに竣工初年度の2022年度にZEFを達成しました。その後も、3社が利用できるクラウド基盤を構築・運用しています。空調最適制御システムにH1棟のエネルギーデータを蓄積し、データの詳細解析やH1棟向けにカスタマイズした見える化システムの検討など、3社は省エネの分析方法を拡充することで、より良いシステムを構築・運用をしています。毎年、年間約5%のエネルギー削減を実施し、無駄なエネルギー消費を抑制するロジックを作り上げてきました。本表彰は、このようなノウハウが評価されたものです。

OKIは、今回の受賞を契機に、今後も環境に配慮した持続可能な社会の実現に向けて、さらなるエネルギー削減と社内への展開を推進していきます。また、ZEF評価指標を活用した工場モデルのノウハウを他拠点や関連事業へ展開し、脱炭素社会の実現に貢献してまいります。
用語解説
注1:米国暖房冷凍空調学会(ASHRAE : American Society of Heating, Refrigerating and Air-Conditioning Engineers)
132カ国・5万人以上の会員を擁する、空気調和に関する世界最大の国際的学会。1894年創設、本部:米国アトランタ。「ASHRAE Technology Award」(1997年)は、省エネ・快適性やユーザの健康などを兼ね備えた、革新的な環境建築に対する世界最大規模の技術賞。審査には実運用データによる裏付けが要求され、建築・設備関係者からも高い信頼を集めている。
注2:ASHRAE Technology Award
米国暖房冷凍空調学会(ASHRAE)が主催する、建築・設備分野で世界的に権威ある技術表彰の一つ。居住者の快適性や室内空気質、省エネルギー性などを、実際の運用データに基づいて総合評価し、革新的な環境・設備技術の導入と優れた運用実績を挙げた建物・プロジェクトを表彰。対象は、「業務用施設」「公共施設(教育施設または他用途施設)」「医療施設」「産業施設」「集会施設」「住宅」の6分類で、各分類に「新築」「既築改修」「性能検証」の3部門が設けられている。
注3:First Place and Award of Engineering Excellence
ASHRAE Technology Awardで、各施設分類・部門の受賞プロジェクトの中から、特に優れた技術的成果と運用実績が認められたプロジェクトに授与される最高位の評価(最優秀賞)。
注4:ZEF(Net Zero Energy Factory)
建築物のエネルギー消費に関係のない生産設備を除く工場全体の設備を評価対象とした大成建設による独自の指標。工場全体の空調・換気・照明設備のスマート化などによる省エネルギーおよび再生可能エネルギー導入による創エネルギーによって、生産工場に必要な年間の一次エネルギー収支をゼロにすることを目指した工場。
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