30周年を迎えたアート情報サイト「artscape(アートスケープ)」の記念企画を開始
特別編集委員3氏を迎えて多様な視点でアートシーンを深掘り
大日本印刷株式会社(DNP)は、文化活動として1995年から美術館・博物館と生活者を結ぶアート情報サイト「artscape(アートスケープ)」を運営しています。今回、同サイトのさらなる充実を図るため、星野太、きりとりめでる、野見山桜の3氏を特別編集委員に迎え、artscape開設30周年記念企画を2025年7月17日(木)に開始します。本企画では、30年間の歴史を新たな視点から深掘りし、特別編集委員やさまざまな有識者による考察を通じて、現代アートシーンの「今」と「これから」を展望します。
DNPは今後も、美術館・博物館と生活者を結ぶ重要な情報発信の場として、artscapeのさらなる発展を目指します。

【artscape開設30周年記念企画のポイント】
1.30周年記念企画を監修する特別編集委員3氏の選任
artscapeの30周年を新たな視点で多様な角度から振り返り、これからのアートシーンについてともに考える特別編集委員として、次の3氏を迎えます。
○星野太(ほしの・ふとし)氏

1983年生まれ。美学、表象文化論。東京大学大学院総合文化研究科准教授。著書に『崇高と資本主義』(青土社、2024)、『食客論』(講談社、2023)、『崇高のリミナリティ』(フィルムアート社、2022)、『美学のプラクティス』(水声社、2021)、『崇高の修辞学』(月曜社、2017)などがある。
○きりとりめでる氏

デジタル写真論の視点を中心に研究・企画・執筆を行なっている。著書に『インスタグラムと現代視覚文化論』(共編著、ビー・エヌ・エヌ新社、2018)がある。2022年に「T3 Photo Festival Tokyo 2022」のゲストキュレーターを務めた。美術批評同人誌『パンのパン』を2017年から発行している。
○野見山桜(のみやま・さくら)氏

デザイン史家・デザイン研究家として、デザインに関する展覧会の企画や書籍・雑誌への原稿執筆・翻訳を行なう。専門は近代デザイン。五十嵐威暢アーカイブ(金沢工業大学)ディレクター。
2.30周年企画の記事の発信
30周年を迎えるにあたり、さまざまな有識者を交えてartscapeの軌跡や現在のアート/デザインのシーンについて考察し、今後のアート情報サイトの在り方を展望する記事連載を開始します。
30周年企画の記事の一覧は、特設ページ*1にてご覧いただけます。詳細は順次公開予定です。
*1 artscape30周年企画特設ページURL → https://artscape.jp/30th/
(1)鼎談「artscapeの30年とこれから」
特別編集委員3氏による鼎談(座談)を実施して、2025年7月17日(木)より配信します。artscapeというメディアの特色を踏まえ、それぞれ異なる専門分野・活動領域を持つ3氏の視点から、今後の方向性について展望します。アートとデザインのシーンを支える「インフラ」としての着目や、表象文化論におけるデザイン分野の可能性、ZINEやインディー批評の隆盛といった多岐にわたるトピックについて議論を深めます。
(2)連載「特別編集委員による現代アート&デザイン・トピックス」
鼎談での議論を踏まえ、特別編集委員3氏による企画・監修のもと、現代のアートとデザインのシーンに息づく多様なトピックを取り上げます。3氏それぞれの視点から選定されたテーマについて、専門家による寄稿記事や取材記事を配信します。
(3)連載「30年間のアーカイブを読み解く」
artscapeでは、長年の活動で蓄積した記事の数々を現在もご覧いただけます。この豊富なアーカイブから、特定のキーワードで記事を掘り起こし、現在の視点から読み解く連載を掲載します。(執筆予定者:作田知樹氏、明貫紘子氏)
(4)連載「それぞれのバックナンバー」
artscapeに親しんできた学芸員や研究者、アーティストたちが、同サイトの30年間の歴史を紡いできた記事の中から思い出の記事をピックアップして紹介する、エッセー形式の連載です。学生時代に影響を受けた記事や、過去に自身が手掛けた展覧会についてのレビューなど、それぞれのartscapeとの歩みや思い出をつづります。(執筆予定者:大澤苑美氏、長谷川新氏、村田真氏ほか)
■artscape(アートスケープ)について(https://artscape.jp/)
artscapeは、Museum Information Japan(MIJ)(1995年2月開設)とNetwork Museum & Magazine Project(nmp)(1996年7月発刊)を前身としたアート情報サイトです。全国の美術館・ギャラリーの展覧会情報を中心に、キュレーターやアーティストへのインタビュー、展覧会評などアートに関する多様な情報・トピックスを幅広く発信しています。また、情報発信だけでなく、美術館・博物館と生活者とのコミュニケーションの機会や場を提供する活動も行っています。
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