コカ・コーラシステム 全6社職場におけるLGBTQへの取り組み指標「PRIDE指標2023」 2年連続で最高評価「ゴールド」受賞 「レインボー」認定を初受賞
日本コカ・コーラ株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:ホルヘ・ガルドゥニョ、以下「日本コカ・コーラ」)と、全国5社のボトリング会社等で構成されるコカ・コーラシステム(以下「コカ・コーラシステム」)は、任意団体「work with Pride」が職場における「LGBTQ」に関する取り組みを評価する「PRIDE指標2023」において、最高位である「ゴールド」認定を2年連続で受賞しました。さらに今年は、セクターを超えた協働を推進する企業を評価する「レインボー」認定を、コカ・コーラシステム全6社として初めて受賞(※1)しました。
コカ・コーラシステムは、「多様性の尊重(Inclusion)」をサスティナビリティー戦略の柱の一つとして掲げ、「ジェンダー」「年齢/世代」「障がい者支援」「LGBTQ」の分野において各種取り組みを推進しています。なかでも「LGBTQ」においては、2021年にコカ・コーラシステム全6社で同性パートナーに対応した就業規則改訂、2022年にはLGBTQ+についての基本的な解説や過去の歴史、アライ(※2)のために必要な知識などをまとめた「LGBTQ+アライのためのハンドブック」を全社で導入、他の企業・団体も利活用できるように無償公開するなど、社内外への啓発活動を推進しています。
今年は、LGBTQ+や結婚の平等(同性婚)への理解促進のため、公益社団法人「Marriage For All Japan—結婚の自由をすべての人に」と協働で全国各地のプライドパレードに共同ブースを出展したプロジェクトを全国で展開中です。具体的には、各地のブースで「LGBTQ+アライのためのハンドブック」、および「結婚の平等にYES!」&コカ・コーラシステム協働ポストカードを無料で配布するなどの活動を実施してきました。これらに加え社内向け勉強会などを継続的に行ったことで、この度の「ゴールド」及び「レインボー」の取得に至りました。コカ・コーラシステムでは今後も、社内外の啓発の機会を通じて「LGBTQ」の理解促進、働きやすい環境整備を目指し取り組みを推進します。
※1 日本コカ・コーラとコカ・コーラ ボトラーズジャパンは「レインボー」認定を2年連続で受賞
※2 アライは、「同盟」や「味方」などを意味する英語「ally」が語源で、自分自身が性的マイノリティであるかどうかによらず、積極的にLGBTQ+を理解し、サポートする人を指します。
コカ・コーラシステムの「LGBTQ」への取り組み一例
■ LGBTQ+に関する理解促進を図る協働プロジェクトを全国で実施
コカ・コーラシステムは、公益社団法人「Marriage For All Japan—結婚の自由をすべての人に」が主催する「結婚の平等に YES!〜YES!FOR MARRIAGE EQUALITY」キャンペーンに賛同し、協働プロジェクトの一環として、2023年に開催される全国各地のプライドパレードに共同ブースを出展しています。各地のブースでは、「LGBTQ+アライのためのハンドブック」や「結婚の平等にYES!」&コカ・コーラシステム協働ポストカードを無料で配布するとともに、一部エリアでは製品の配布や従業員によるパレード参加も実施しています。
■ LGBTQ関連イベント「東京レインボープライド2023」に協賛・ブース出展
日本コカ・コーラとコカ・コーラ ボトラーズジャパンはアジア最大級のLGBTQ関連イベント「東京レインボープライド2023」に協賛し、ブースを出展しました。また、渋谷スクランブル交差点の地上約40m、QFRONT屋上に設置した「渋谷コークビジョン」にて、レインボーカラーをモチーフにボトルやロゴなどを表現した啓発広告を掲出しました。
■ 社員向け勉強会・啓発活動の実施
コカ・コーラシステムでは、LGBTQ当事者への理解促進と支援の表明を目的とした社内啓発イベントを継続的に実施しています。2023年4月、10月には、ファミリーマート、コカ・コーラ ボトラーズジャパンと合同で、従業員対象のオンラインイベントを実施しました。
■ 「LGBTQ+アライのためのハンドブック」導入・無償公開
LGBTQ+についての基本的な解説や過去の歴史、アライになるために必要な知識などをまとめた「LGBTQ+アライのためのハンドブック」を策定し、2022年7月にコカ・コーラシステム全社で一斉導入しました。また、併せてLGBTQ+への理解促進を検討するあらゆる企業・団体に向けて無償公開しました。2023年6月末現在、ダウンロード回数は1,500回以上を越え、パナソニックグループ、QVCジャパンなどの企業内においても活用されています。本ハンドブックは、「プライドハウス東京」(日本初の大型総合LGBTQ+センター)の監修を受け制作したものです。
https://reg.cocacola.co.jp/op/CCPARK/3540-2oc-app/
■ 同性パートナーに対応した就業規則改訂
コカ・コーラシステム全6社にて、同性パートナー(※3)にも対応した福利厚生および就業規則の整備を2021年5月に完了し、より働きやすい環境作り・意識改革を推進しています。コカ・コーラシステムで働く全国約2万人の社員を対象に、法的婚姻関係にあるパートナー以外の同性パートナーも等しく配偶者として扱い、慶弔休暇や特別休暇を取得できるよう各種制度を導入・運用し、多様な社員に平等な職場環境を提供しています。
※3 戸籍上の性別が同じパートナー
PRIDE指標について
「PRIDE指標」は、企業・団体等の枠組みを超えてLGBTQ+が働きやすい職場づくりを日本で実現することを目的に、任意団体work with Prideが2016年に策定した指標です。Policy(行動宣言)、Representation(当事者コミュニティー)、Inspiration(啓発活動)、Development(人事制度、プログラム)、Engagement/Empowerment(社会貢献・渉外活動)の5つの評価指標に分類され、企業や団体は各指標の獲得点数により表彰されます。2021年には、日本社会でのLGBTQに関する理解促進や権利擁護において企業や団体が果たす役割や存在感が増していることを踏まえ、国・自治体・学術機関・NPO/NGOなどとのセクターを超えた協働を推進する企業を評価する「レインボー」認定が新設されました。
https://workwithpride.jp/pride-i/
コカ·コーラシステムのサスティナビリティーへの取り組みについて
日本コカ・コーラ株式会社と全国5社のボトリング会社などから構成されるコカ·コーラシステムは、「世界中をうるおし、さわやかさを提供すること。前向きな変化をもたらすこと。」の事業目的にのっとり、日本が直面する重要な課題に対し、ビジネスを通じて変化をもたらしながら、未来を共創していくことに責任を持って取り組みます。2020年には「多様性の尊重」「地域社会」「資源」の3つのプラットフォームと9つの重点課題を特定し、システム共通のサスティナビリティーフレームワークを策定しました。各領域において事業活動を通じて社会課題の解決を目指すことで、持続可能な開発目標(SDGs)の達成にも貢献してまいります。
詳しい活動内容については、こちらをご覧ください。
https://www.cocacola.co.jp/sustainability
コカ・コーラシステムについて
コカ・コーラシステムは、ザ コカ・コーラ カンパニーの日本法人で、原液の供給と製品の企画開発をおこなう日本コカ・コーラと、全国5社のボトリング会社(コカ・コーラ ボトラーズジャパン、北海道コカ・コーラボトリング、みちのくコカ・コーラボトリング、北陸コカ・コーラボトリング、沖縄コカ・コーラボトリング)などで構成されています。コカ・コーラシステムが国内で取り扱う製品は50以上の炭酸飲料および非炭酸飲料ブランドにおよび、世界で最も高い評価を得ているブランドである「コカ・コーラ」をはじめ、「コカ・コーラ ゼロ」「コカ・コーラ ゼロカフェイン」「ファンタ」「スプライト」などのグローバル・ブランドのほか、「ジョージア」「アクエリアス」「い・ろ・は・す」「綾鷹」など、日本市場のために開発されたブランドが含まれます。コカ・コーラシステムは、持続可能な地域社会の構築を目指してたゆまぬ努力を重ねており、事業活動による環境負荷の削減、社員のための安全で開かれた職場環境の構築、事業を展開する地域社会における経済発展の促進といった取り組みに力を注いでいます。
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