【オリックス・リニューアブルエナジー・マネジメント】AIなど先進デジタル技術を融合した太陽光発電O&M受託サービスの提供を開始
レベニューシェア(成果報酬)型で、発電効率の最大化を図る
OREMは、グローバルに再生可能エネルギー事業を展開するオリックスグループにおいて、国内の太陽光発電所のO&Mを担っています。2018年の設立以降、オリックスグループが運営する国内太陽光発電所のうち430MW(83カ所)のO&M業務を受託しています。AI(人工知能)などの先進デジタル技術を活用し、発電所毎に最適なO&Mの実施によりデータとノウハウを蓄積し、質の高い点検・保守を通じて発電量の最大化を実現しています。
このたび、OREMの専門性を生かし、O&Mサービスの外部提供を開始します。固定報酬型での保守管理サービスに加え、当社が最適と判断して行う「予防保全型」O&Mサービスを、契約期間中に改善・向上した売電収益(レベニュー)からのシェアリング方式※2(成果報酬型)にてご提供します。本サービスでは、基本的な保守管理業務に加え、オリックスグループの発電施設に適用してきた業務メニュー(ドローンを活用した「太陽光発電所診断サービス※3」や、発電データをリアルタイムで自動解析する「モニタリング・AIデータ解析サービス」など)を実施することで、発電設備の性能低下や故障リスクを未然に防ぎ、売電収益の最大化を図ります。
オリックスは、国内外で太陽光、風力、地熱などの再生可能エネルギーによる発電事業を積極的に推進しています。国内の太陽光発電においては、約1,000MW (土地置き約100カ所、屋根置き約500カ所)を所有・運営しています。オリックスグループは、今後も再生可能エネルギーによる発電およびアセットマネジメント事業を幅広く展開することで、再生可能エネルギーの普及に貢献してまいります。
※1 Performance Ratio。太陽光エネルギーが電気に変換される比率。日射・系統抑制などの外的要因を除いた、発電所の生産性を数値化する産業標準指数。
※2 OREM が受託するO&M業務基本契約料金に加え、成果報酬(レベニューシェア)として設定。
※3 2020年8月11日付プレスリリース:ベルギーの世界トップシェアのソフト会社と提携、太陽光発電所診断サービスを開始 https://www.orix.co.jp/grp/company/newsroom/newsrelease/200811_ORIXG.html
■モニタリング・AIデータ解析サービスについて
発電所のリアルタイムデータの自動解析から、設備の性能低下や故障を検知し、是正措置を提案。パフォーマンスを定量化し、予防保全型O&Mの効率的運用を支援します。
従来の発電量や故障情報を単純に収集するだけの監視ソフトとは異なり、ソフトウエア自らが収集したデータの分析を行い、お客さまに有益な情報を定量化しご提供します。
■レベニューシェアリング形式について
太陽光発電事業においては、メーカーによるパネルの出力保証範囲(0.5%/年の劣化率)を目安に事業計画を作成されることが一般的ですが、不十分なO&M業務を起因として、計画以上にプラントが劣化するケースが散見されます。OREMにてこれまでに診断サービスを受託した発電施設(合計約2GWp)の年平均劣化率は約1%という結果が出ています。
本サービスでは、既存発電所において、これまでのO&M契約と原則同条件にてOREMが業務を受託した上で、OREM がO&M業務を受託する前のプラント劣化傾向に対し、受託後に抑制された劣化傾向(下図青線)による売電収益の改善額の差額を原資として付加サービス分を成果報酬(レベニューシェア)として設定します。これにより、お客さまにとって収益の改善・向上を確認した後のサービス対価の支払いが可能になります。
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