キヤノン・福島キヤノン、国宝5作品の高精細複製品を展示する企画展を福島市と共催 プロジェクションマッピングの活用により作品の世界を楽しめる鑑賞体験を提供
キヤノンおよび福島キヤノンは、2023年4月26日(水)から5月28日(日)まで、「花の写真館」(正式名称:福島市写真美術館)において、文化財の高精細複製品を活用した企画展「高精細複製品×映像体験 国宝が福島にやってくる!?」を福島市と共同で開催します。今回展示する高精細複製品は、キヤノンと特定非営利活動法人 京都文化協会が共同で行う「綴プロジェクト」(正式名称:文化財未来継承プロジェクト)の技術を用いて制作した作品です。
企画展の会場となる「花の写真館」は、大正時代に建てられた近代建築の遺構として希少であることから、福島市の有形文化財に指定されています。2011年の東日本大震災により被災し、休館していましたが、再整備工事を経て2021年5月に再開しました。今回の企画展は、福島の復興支援、また、文化財の高精細複製品を通じて日本文化に触れる機会を多くの方々に提供することを目的として開催します。
1. 鑑賞の機会が限られる国宝5作品の高精細複製品を展示
作品保護の観点から鑑賞の機会が限られている、国宝5作品「風神雷神図屏風」、「松林図屏風」、「花下遊楽図屏風」、「洛中洛外図屏風(上杉本)」、「洛中洛外図屏風(舟木本)」の高精細複製品を展示します。これらの高精細複製品は、キヤノンの入力、画像処理、出力に至る先進のデジタル技術と京都伝統工芸の技の融合によって、オリジナルの文化財を限りなく忠実に再現しています。
2. オリジナルの文化財では難しい鑑賞体験を提供
オリジナルの文化財では難しい、ガラスケース無しの展示を実現し、作品を間近で鑑賞することができます。また、「風神雷神図屏風」、「松林図屏風」、「花下遊楽図屏風」の高精細複製品には、作品に描かれた世界を音と映像で楽しめるプロジェクションマッピングを実施し、日本の文化財を身近に感じる鑑賞体験を提供します。
3. 日本の文化に触れるワークショップや作品鑑賞ツアーを開催
日本の文化財において伝統的な装飾として使われてきた金箔を模した「箔」を使って、オリジナルの「風神雷神」のハガキを制作するワークショップを開催します。また、日本美術の専門家による展示作品の鑑賞ツアーや、キヤノンのインクジェットプリンター「PIXUS TS8630」を使用したプリントサービスも実施します。
- 「高精細複製品×映像体験 国宝が福島にやってくる!?」開催概要
・会期:2023年4月26日(水)~5月28日(日)
・開館時間:9:30~16:30
4月28日、5月12日・19日・26日は19:00まで
最終入場は閉館時間の30分前まで
・入館料:無料
・主催:福島市、福島市写真美術館(公益財団法人 福島市振興公社)
・共催:キヤノン株式会社、福島キヤノン株式会社
*展示作品や会期中に実施するイベントなどの詳細については、キヤノンのプレスリリースおよび特設サイトをご参照ください。
キヤノンプレスリリース https://global.canon/ja/news/2023/20230323.html
特設サイト https://fukushima.canon/ja/news/tsuzuri/tsuzuri.html
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