史上2番目に多い資産を築いた鉄鋼王の言葉を超訳で!『超訳 アンドリュー・カーネギー 大富豪の知恵 エッセンシャル版』発売
株式会社ディスカヴァー・トゥエンティワン(本社:東京都千代田区、取締役社長:谷口奈緒美)は2022年6月24日に『超訳 アンドリュー・カーネギー 大富豪の知恵 エッセンシャル版』(佐藤けんいち・編訳)を刊行しました。
- 鉄鋼王アンドリュー・カーネギー
カーネギーと言えば、『人を動かす』や『道は開ける』など自己啓発書で有名な著者、デール・カーネギーを思い浮かべる方が多いでしょう。
しかし、本書で取り上げるカーネギーは、鉄鋼会社を創業し、ジョン・ロックフェラーに次ぐ史上2番目に多い資産を築いたアンドリュー・カーネギーです。
20世紀初頭当時では世界最大の大富豪であり、カーネギー・ホールやカーネギー・メロン大学の設立など、資産のほぼ全てを慈善活動に投じたことでも名を馳せています。
「金持ちのまま死ぬのは、恥ずべきことだ」という名言を残し、全財産の9割以上を慈善活動に使い切ったのです。
そして彼の思想は、渋沢栄一、稲盛和夫、ビル・ゲイツ、ウォーレン・バフェットなど数々の後世の偉人にも影響を与えました。もう一人のカーネギー、デール・カーネギーもアンドリューを深く尊敬し、彼にあやかろうと姓の綴りを変え、カーネギー・ホールで講演を行っています。
本書では、『自伝』、『富の福音』、『実業の帝国』から、アンドリュー・カーネギーの生の声を語録として再編集。“鉄鋼王”として財を成し、数々の慈善活動で “寄付王”と呼ばれた伝説の大富豪アンドリュー・カーネギーによる176の仕事、お金、人生の教訓を紹介していきます。
- 鉄鋼王の「大富豪の知恵」
本書の内容を一部紹介します。
知識の発展のために富を使う
図書館についで2番目に大きな寄付は、ワシントンに「カーネギー協会」を創設するために行われた。1902年に、年利5%の社債1000万ドルを寄贈、業績に応じて上限2500万ドルまで増額できるようにした。セオドア・ローズヴェルト大統領の尽力のおかげで、1904年には議会で財団法人として認可され、ジョン・ヘイ国務長官に理事長になってもらった。
「カーネギー協会」の設立趣旨は、調査・発見・発明を行い、人類の進歩のために知識を応用すること、この目的のために政府機関、大学や工業専門学校、学会や個人と協力する、である。このほか、カリフォルニア州のウィルソン山に建設した天文観測所なども寄贈している。
『自伝』
金持ちのまま死ぬのは、恥ずべきことだ
莫大な富は、あの世にまでもっていくことはできない。だからこそ、そんな金持ちが死んで遺産をのこしても、誰一人として涙を流す者も、敬意を表して弔う者もいなくなるだろう。
そして、世の中の人びとは、こういう判断を下すことになる。「金持ちのまま死ぬのは、恥ずべきことだ」と。そんな日が来るのも、遠いことではないだろう。
わたしの意見では、それこそが真の「富の福音」なのである。いつの日か、貧富の格差問題は解決され、「地上には平和、人には善意」がもたらされることになるだろう。金持ちは、生きているうちに、慈善活動をつうじて富を分配しなくてはならない。
『富の福音』
- クラシック文庫シリーズ最新刊!
今作は、『超訳ニーチェの言葉エッセンシャル版』をはじめ、累計で80万部を超えるクラシック文庫シリーズの第19作目。
いつでも・どこでも・どこからでも読めて、あなたの背中を押す名言シリーズに、『超訳 アンドリュー・カーネギー 大富豪の知恵 エッセンシャル版』がラインナップに加わり、更に個性豊かになりました。
- 書籍概要
【目次】
はじめに
Ⅰ.大富豪の仕事の知恵
Ⅱ.知識を富に変える知恵
Ⅲ.富をつくる知恵
Ⅳ.富をふやす知恵
Ⅴ.富をつかう知恵
Ⅵ.尊敬されるべきリーダー像
Ⅶ.平和への想い
Ⅷ.人生を豊かにする知恵
【著者情報】
著者:アンドリュー・カーネギー
カーネギー鉄鋼会社を創業し、成功を収めて「鉄鋼王」と称された。立志伝中の人物であり、ジョン・ロックフェラーに次ぐ史上2番目の富豪とされる。事業で成功を収めた後、教育や文化の分野へ多くの寄付を行ったことから、慈善活動家(フィランスロピー)としてよく知られ、1889年に著した『富の福音』はフィランスロピーを志す人々への啓蒙書となっている。1870年代にピッツバーグでカーネギー鉄鋼会社を創業、1890年代には同社が世界最大で最も高収益な会社となり、事業で得た富でカーネギー・ホールなどを建てている。積極的に慈善活動を行い、図書館建設、世界平和、教育、科学研究などに多額の寄付をした。ニューヨーク・カーネギー財団、カーネギー国際平和基金、カーネギー研究所、カーネギーメロン大学、カーネギー教育振興財団、カーネギー博物館などの創設に資金を提供した。
編訳:佐藤けんいち
ケン・マネジメント代表。1962年、京都府に生まれる。一橋大学社会学部・社会理論課程で歴史学を専攻、米国レンセラー工科大学(RPI)でMBAを取得(専攻は技術経営)。銀行系と広告代理店系のコンサル会社勤務を経て、中小機械メーカーで取締役企画室長、タイ王国では現地法人を立ち上げて代表をつとめた。編訳書に『ガンディー 強く生きる言葉』『超訳ベーコン 未来をひらく言葉』『超訳 自省録』(いずれも小社刊)がある。
【書籍情報】
タイトル:『超訳 アンドリュー・カーネギー 大富豪の知恵 エッセンシャル版』
発売日:2022年6月24日
刊行:ディスカヴァー・トゥエンティワン
仕様:文庫判/256ページ
ISBN:978-4-7993-2860-6
定価:1210円(税込)
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