【17万部突破の経済入門書が、書き下ろし増補で大改訂!】みなさんおなじみ、誰にでもわかりやすい“池上解説”で、経済のキホンを読み解く!
中経出版ブランドカンパニー
株式会社KADOKAWA中経出版ブランドカンパニー(東京都千代田区)は、ジャーナリスト・池上彰氏の新刊『最新版 [図解]池上彰の 経済のニュースが面白いほどわかる本』を「中経の文庫」レーベルより刊行いたしました。いまの経済に対する「なぜ」「どうして」がイラスト図解で読み解ける文庫です。
- アベノミクスで日本経済は良くなる?
二〇一二年一二月に発足した安倍内閣は、経済再生を第一の課題に掲げ、「アベノミクス」(安倍首相の経済学)と呼ばれる政策をスタートさせました。アベノミクスはひと言でいうと、「国民にお金を使ってもらおう」という政策。みんながお金を使って、世の中でお金を回すスピードを上げて景気を良くしようという戦略なのです。では、具体的に何をしたらいいのか。そこで出てくるのが〝三本の矢〞というものです。
第一の矢は「金融緩和」。金融緩和とは、民間の銀行同士の貸し借りの金利が低くなるように日銀が誘導して、会社や個人がお金を借りやすい状況をつくろうというものです。
日銀は、アベノミクス以前から金融緩和を行ってきましたが、景気は良くなりませんでした。そこで安倍総理は「もっと大胆な金融緩和をやれば景気は良くなる」と言って、日銀に政策転換を迫ったのです。
第二の矢は、「財政出動」。具体的には政府が借金をして公共事業をやりましょう、ということです。
道路や橋などを造ったり、耐震化工事をしたりすると、建設会社の仕事が増え、人も雇用されて、給料で買い物をするようになります。
そうすると、商店や飲食店が儲かって、従業員の給料が増えて、
またいろいろな場所でお金を使うように……という具合に、国全体の景気も良くなるという考え方です。
そして第三の矢が「成長戦略」。日本が経済の活力を取り戻すには、新しい産業を生み出す必要があります。
政府は、産業競争力を高めるために「産業競争力会議」を設置しました。若手経営者や起業家、有識者を集め、将来の日本に有望な産業を考えてもらい、政府がお金を出して後押しすることにしました。
- 本書の主な項目
2章 「お金」と向き合うためのルール
3章 知っておきたい「金融」のキホン
4章 いまさら聞けない「投資」の話
5章 「世界経済」の動きをつかむ
6章 「日本経済」の過去と未来を知る
- 著者紹介
1950年、長野県松本市生まれ。ジャーナリスト。
東京工業大学教授。慶應義塾大学経済学部卒業後、NHK 入局。記者として数多くの事件や社会問題を取材する。その後、94年4月からの11年間、NHK テレビ番組「週刊こどもニュース」のお父さん役として活躍。わかりやすい解説で、子どもから大人まで幅広い人気を得る。2005年にNHK を退局、フリージャーナリストに。現在も、執筆・取材活動を中心に、各種メディアで精力的に活動している。
おもな著書に、『[図解]池上彰の 政治のニュースが面白いほどわかる本』『[図解]池上彰の世界の宗教が面白いほどわかる本』(以上、中経の文庫)、『日本の決断』(角川one テーマ21)、『知らないと恥をかく世界の大問題』(角川SSC 新書)、『お金で世界が見えてくる!』(筑摩書房)、『池上彰のやさしい教養講座』(日本経済新聞出版社)、『おとなの教養』(NHK 出版)、『学び続ける力』(講談社)などがある。
- 【商品情報】
定 価: 650円
ページ数: 224ページ
判 型: 文庫判
初版発行: 2014/8
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