JR東日本の技能実習生にインドネシア、ベトナムから新たな仲間が加わります~JR東日本Technical Intern Training 3カ国に拡大~
●2024年9月1日に、ベトナム、タイに続いて当社で初めてとなるインドネシアからの技能実習生が6名入社します。今回は東京総合車両センターにおいて鉄道車両整備職種(走行装置検修・解ぎ装作業)による実習を3年間行います。 ●10月1日からは郡山総合車両センターでベトナム技能実習生4名が入社し、鉄道車両整備職種(走行装置検修・解ぎ装作業)による実習を3年間行います。 ●今後メンテナンス分野においてJR東日本Technical Intern Training修了生を含む特定技能人材の受け入れに向けた準備を進めます。新たに電気分野への展開も検討していきます。 |
※JR東日本Technical Intern Trainingについて:https://www.jreast.co.jp/press/2023/20240206_ho01.pdf
1.インドネシアからの技能実習生
(1)対象者
インドネシア国鉄PT.KAIから2名、インドネシア国営鉄道車両メーカーPT.INKAから1名、インドネシアの送出し機関であるPT.MINORIからの一般公募3名の合計6名を受け入れます。
※インドネシア国鉄PT.KAI:PT. Kereta Api Indonesia
※インドネシア国営鉄道車両メーカーPT.INKA:PT. Industri Kereta Api
(2)実習箇所
東京総合車両センター(※技能実習生の受け入れは初)
(3)対象職種
対象職種は「鉄道車両整備職種(走行装置検修・解ぎ装作業)」です。台車・輪軸など走行装置における分解・組立の基礎知識や検査修繕、車体への取り付け等の作業を3年間学びます。
(4)スケジュール
2024年7月末に来日し、外部機関にて事前研修を受けた後、9月1日に入社します。
2.ベトナムからの技能実習生
(1)対象者
ベトナムの送出し機関であるESUHAI社から一般公募4名の実習生を受け入れます。2022年の冷凍空気調和機器施工職種で受け入れたベトナム技能実習生に続く2期目の受け入れとなります。
(2)実習箇所
郡山総合車両センター
(3)対象職種
対象職種は「鉄道車両整備職種(走行装置検修・解ぎ装作業)」です。
(4)スケジュール
2024年8月末に来日し、外部機関にて事前研修を受けた後、10月1日に入社します。
3.今後の展望
「JR東日本Technical Intern Training」を特定技能に先行する初期トレーニングとして位置づけ、軌道整備、電気設備整備、車両整備の分野において特定技能人材の受け入れに向けた準備を進めます。技能実習制度に位置づけがない電気分野においては特定技能制度を活用するスキームも検討します。
(参考)
◆PT.KAI(PT. Kereta Api Indonesia)
PT.KAIはインドネシア全土における都市間の中長距離列車、貨物列車の運行を担っている国有鉄道オペレーター企業です。2013年に教育や車両および車両パーツ調達に関して、当社はPT.KAIおよびそのグループ会社であるインドネシア通勤鉄道会社(PT.KCI)と協力覚書を締結、2023年にはこれまで取り組んできた内容に加えて、人材交流、鉄道の安全・安定輸送、公共交通指向型開発に関して協力覚書を締結しています。
◆PT.INKA(PT. Industri Kereta Api)
PT.INKAは1981年に設立されたインドネシア東ジャワのマディウンを拠点とする国営の鉄道車両メーカーです。近年ではジャカルタ、スカルノハッタ国際空港のアクセス用特急電車や、高速鉄道「Whoosh」とバンドン市内を結ぶフィーダー列車用の車両も製造しています。
◆インドネシア送出し機関 PT.MINORI
送出し機関として、日本へ派遣する人材の募集や選考、来日前の教育や在留資格の取得に関する書類作成などを事業内容とし、これまで日本に送出した実習生の人数は10,000人を超えています。運営する日本語学校「LPK MINORI」において、来日前約6か月間の日本語学習を実施しています。
◆郡山総合車両センターで実習中のベトナムからの技能実習生
2022年から郡山総合車両センターで実習している実習生2名の作業の様子。実習も2年経過しました。
冷凍空気調和機器施工職種にて冷房装置のメンテナンス業務を中心に、鉄道車両メンテナンスの実習を行っています。
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像