TBS日比麻音子アナウンサーが、視覚障がい者のためのバリアフリー音声ガイド制作を担当し、DigiCon6ASIAグランプリ作品『骨噛み』上映会を開催。
~TBS ラジオ『アフター6ジャンクション』×ユニバーサルシアター「CINEMA Chupki TABATA」合同企画~
TBSラジオ『アフター6ジャンクション』では、これまで視覚障がい者の方が映画を鑑賞するための「バリアフリー音声ガイド」を紹介してきました。
そしてこのたび、TBSアナウンサーが、プロの音声ガイド制作者のレクチャーを受けながら、バリアフリー音声ガイドの台本づくり、そしてナレーションに挑戦する試みを日本唯一のユニバーサル映画館「シネマチュプキ・タバタ」(東京・田端)と合同で行うことになりました。
シネマチュプキ・タバタは文化庁メディア芸術祭のサテライト会場として、第21回より同アニメーション部門の受賞作を字幕・音声ガイド付きの「ユニバーサル上映」で行なってきました。
第25回の今年も、アニメーション部門の受賞作品をユニバーサル上映するにあたり、同部門の新人賞受賞作で、TBS主催「DigiCon6 ASIA」でもグランプリを受賞した、矢野ほなみ監督の『骨噛み』(2021)のバリアフリー音声ガイドに、TBS日比麻音子アナウンサーが挑戦します。
日比アナウンサーはDigiCon6にスタッフとして長年携わり、また『アフター6ジャンクション』ではバリアフリー音声ガイドの特集にも関わっており、今回、みずから台本作成とナレーションに挑戦し、その途中経過を9月の番組の中で報告していきます。
また、完成した音声ガイド付き作品は、シネマチュプキ・タバタで9月22日(木)から上映。
さらに上映終了後、9月28日(水)のTBSラジオ『アフター6ジャンクション』放送内でその音声ガイドを全編放送。事実上の「映画上映」をラジオ生放送で行います。
■「バリアフリー音声ガイド」とは?
視覚障がい者でも映画を楽しめるよう、セリフや効果音、音楽とは別に、状況を説明したナレ ーションを副音声として流すもの。これにより目の見えない人や見えづらい人でも映画鑑賞が可能となる。現在日本で公開されている多くの日本映画には音声ガイドが実装されており、映画館で「UD Cast」「HELLO!MOVIE」といったスマートフォン・アプリを使うことで誰でもイヤホンで聴くことができる。また、DVDやブルーレイといった映像ソフト、一部配信サービスにも装備されている。近年では有名声優などがナレーションを吹き込み、声優ファンや作品のファンが利用する機会も増えてきている。
■「CINEMA Chupki TABATA」とは?
東京・田端にある座席20席の映画館。目の不自由な方、耳の不自由な方、車いす利用者の方、小さなお子様を連れた方、誰もが安心して映画を楽しめる、日本で唯一のユニバーサルシアター。文化庁メディア芸術祭事務局より委託を受け、第21回より、メディア芸術祭のサテライト会場として作品展示のユニバーサル化にも協力している。
■「文化庁メディア芸術祭」とは?
文化庁メディア芸術祭実行委員会が主催しているアートとエンターテインメントの祭典。芸術性と創造性をもつ優れたメディア芸術作品を表彰することを目的に、1997年度から毎年実施されている。また、受賞作を対象に展示会や関連イベントなどが行われる。過去、アニメーション部門では『もののけ姫』(1997)『マインド・ゲーム』(2004)『時をかける少女』(2006)『君の名は』(2017)『この世界の片隅に』(2018)などが受賞している。
■課題映画『骨噛み』とは?
矢野ほなみ監督による2021年作、9分45分の短編アニメーション作品。
第25回 文化庁メディア芸術祭 アニメーション部門 新人賞
第45回 オタワ国際アニメーション映画祭 短編部門グランプリ
第23回 DigiCon6 JAPAN 最優秀作品賞
第23回 DigiCon6 ASIA グランプリ
TBS主催「DigiCon6 JAPAN」「同AISA」でグランプリを受賞。2021年11月17日には「DigiCon6特集」で矢野ほなみ監督に日比アナがリモートインタビュー。ちなみに同作のパッケージ販売・配信はなく、現時点では映画祭等での公開でのみ鑑賞可能。
■TBSラジオ『アフター6ジャンクション』とは?
毎週月-金18:00-21:00まで生放送で放送している日本最高峰のカルチャーキュレーション・プログラム。ライムスターのラッパー宇多丸と曜日パートナーがパーソナリティとなり、映画・音楽・アニメ・ゲーム・文学・コミックなど、さまざまなカルチャー情報を発信している。
■『アフター6ジャンクション』放送日程
(1)9月7日(水)「カルチャートーク」18:30-50(20分)
スタジオゲスト:檀鼓太郎さん(音声ガイド制作者)
「今回のプロジェクトの発端と説明/音声ガイドとはなにか?/日比アナの意気込み」
(2)9月21日(水)「オープニング」18:00-15(15分)
スタジオゲスト:なし
「明日からシネマチュプキ・タバタで『骨噛み』上映開始/日比アナの感想/来週の告知」
(3)9月28日(水)「ビヨンド・ザ・カルチャー」20:00-50(50分)
スタジオゲスト:平塚千穂子(シネマチュプキ・タバタ支配人)
石井健介(ブラインドコミュニケーター)
矢野ほなみ(『骨噛み』監督)テキストコメント?
「会議や収録の模様をオンエア/『骨噛み』音声ガイド全編オンエア/
ドキュメンタリー映画『こころの通訳者たち』告知」
■文化庁メディア芸術祭 ユニバーサル上映スケジュール
◆サテライト会場(CINEMA Chupki TABATA)
第25回 文化庁メディア芸術祭 アニメーション部門受賞作品 ユニバーサル上映
会期 2022年9月22日(木)〜9月26日(月)
Aプログラム
10:30〜12:07 優秀賞『漁港の肉子ちゃん』(97分)
12:07〜12:17 新人賞『骨嚙み』(10分) ※9月22日(木)上映後リモート舞台挨拶(約30分)
Bプログラム
12:50〜13:00 大賞『The Fourth Wall』(10分)
13:00〜14:12 新人賞『オッドタクシー』(1話〜3話)」(24分×3話=72分)
Cプログラム
14:30〜14:37 新人賞『Yallah!』(7分)
14:37〜16:15 審査員推薦作品『ジョゼと虎と魚たち』(98分)
Dプログラム
16:45〜17:49 優秀賞『幾多の北』(64分)
17:49〜18:06 優秀賞『Letter to a Pig』(17分)
全作品無料上映(チケット予約は8月22日(月)から開始)
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