三菱HCキャピタル、東京ガスがトランジション・ローンを活用したリース契約を締結~「Enablerによるトランジション・ファイナンス調達」として国内で初めて補助金に採択~
三菱HCキャピタル株式会社(代表取締役 社長執行役員:柳井 隆博/以下、三菱HCキャピタル)と東京ガス株式会社(取締役 代表執行役社長:内田 高史/以下、東京ガス) は、本日、 トランジション・ローン*1による資金調達を活用したリース契約(以下、本契約)を締結しました。
本契約を含む資金調達スキーム(以下、本スキーム)は、「Enabler(イネーブラー:他者のトランジションに資金を供給する金融機関)によるトランジション・ファイナンス調達」として、経済産業省の「令和4年度温暖化対策促進事業費補助金*2」(以下、本補助金)に初めて採択されました。
本スキームは、三菱HCキャピタルがトランジション・ローンにて株式会社三菱UFJ銀行から調達した資金を原資に、東京ガスグループが所有する既存の高効率ガスエンジン発電設備*3をリースバック*4し、東京ガスがリースバックで得た資金を自社グループの国内太陽光発電プロジェクトに充当するものです。リースバックの対象である高効率ガスエンジン発電設備、および資金使途である太陽光発電プロジェクトが低炭素化、および脱炭素化に資するものであることから、本補助金の採択に至りました。
日本政府が宣言した2050年におけるカーボンニュートラルの実現にむけて、エネルギー分野においては、省エネルギー化の推進やCO2排出量の少ないエネルギーへの燃料転換などを含む低・脱炭素化にむけた着実な取り組み、また、金融機関においては、その取り組みをファイナンスにて支援することが求められています。トランジション・ローンを含むトランジション・ファイナンスは、脱炭素社会の実現にむけた、長期的な戦略を有した温室効果ガス排出削減に資するプロジェクトへの投資を使途とした資金調達手法です。
三菱HCキャピタルは、このたび、温室効果ガスの排出削減に取り組む企業に対するリースを通じた支援を図るべく、トランジション・ファイナンスに関するフレームワークをあらたに策定しました。これは、個別のリース案件におけるトランジション・ファイナンスへの適格性を評価するプロセスを定めたもので、本契約は同フレームワークを用いた初めてのリース取引となります。脱炭素化に取り組む企業においては、都度の投資においてローン、社債に加えて、リースの活用も可能と なることから、調達手段の多様化を図ることができます。
三菱HCキャピタルは、リースを活用したトランジション・ファイナンスのフロントランナーとなるべく、幅広い顧客基盤やそのファイナンス機能を生かし、温室効果ガス削減に資する設備投資を対象としたトランジション・ファイナンスの活用を推進することで、サプライチェーン全体における脱炭素化を支援しつつ、マテリアリティの一つに掲げる「脱炭素社会の推進」に取り組みます。
東京ガスは、グループ経営ビジョン「Compass2030」において、東京ガスグループの事業活動全体で、お客さま先を含めて排出するCO2をネット・ゼロにすることに挑戦し、脱炭素社会への移行をリードすることを掲げています。
2022年2月には、カーボンニュートラルへの移行をリードするための資金調達の枠組みとして「東京ガス トランジション・ファイナンス・フレームワーク」を策定し、トランジションボンドやトランジションボンド形式の公募型ハイブリッド社債を発行*5しました。今後もESGファイナンスを活用
しながら、2030年までに脱炭素を含む成長領域に約2兆円規模の投資を行い、2050年カーボンニュートラル・脱炭素社会の実現に貢献してまいります。
両社は、今後とも本連携を通じて、脱炭素社会の構築への貢献を図ります。
*1 脱炭素社会の実現にむけて、長期的な戦略に則り、着実な温室効果ガス削減への取り組みを行う企業に対する
支援を目的とした金融手法。
*2 トランジション・ファイナンスで資金を調達しようとする事業者等における外部レビューに要する経費に対して、その一部を助成するもの。詳細はこちら(https://www.meti.go.jp/policy/energy_environment/global_warming/transition/enabler.pdf)。
*3 再生可能エネルギーによる発電量が低下するタイミングで稼働する調整電源として活用される高効率ガスエンジン発電設備。機動性が高く、火力平均(火力発電所のCO2排出係数)と比較してCO2排出が少ない。
*4 お客さまが所有物件を一旦リース会社に売却し、直ちにリース会社より賃借する取引。
*5 2022年3月、第1回トランジションボンドを発行。2022年12月、第2回トランジションボンド(トランジションボンド形式ハイブリッド社債)を発行。詳細はこちら(https://www.tokyo-gas.co.jp/IR/stock/transitionbond.html)。
■トランジション・ローンの概要
■三菱HCキャピタルのトランジションローン・フレームワークについて
三菱HCキャピタルにおいては、リースを通じて、お客さまのトランジション戦略の推進を支援し、脱炭素社会の実現に貢献すべく、2023年3月に、トランジションローン・フレームワークを策定しました。本フレームワークは、トランジション・ローンを活用したリースの対象となる適格プロジェクトを選定するプロセスを記載しています。三菱HCキャピタルは、本フレームワークに基づき、お客さまのトランジション戦略を理解し、その適格性を判断したうえで、トランジション・ローンによる調達を行います。
詳しくは、三菱HCキャピタルのウェブサイトにおける「トランジションローン・フレームワーク」を ご覧ください。https://www.mitsubishi-hc-capital.com/pdf/sustainability/sustainable_finance/transition-loan-framework.pdf
■三菱HCキャピタルについて
三菱HCキャピタルは、「社会資本/ライフ」「環境・エネルギー」「販売金融」「モビリティ」「グローバルアセット」を注力領域としています。わたしたちは、絶えず変化する社会やお客さまのニーズに応えるべく、地球環境に配慮し、独自性と進取性のある事業を展開することで、明るく希望に満ちた未来社会、豊かな暮らしの実現に貢献していきます。
詳しくは、三菱HCキャピタルのウェブサイトをご覧ください。
https://www.mitsubishi-hc-capital.com/
■東京ガスについて
東京ガスグループは、1885年の創業以来、技術革新や創意工夫を重ね、「安心・安全・信頼」の価値を守り続けるとともに、みなさまの近くで、より豊かな暮らしと環境に優しい社会の実現に 貢献してきました。これからも、「人によりそう」「社会をささえる」という東京ガスグループらしさを 活かしながら、より良い日常を、責任をもって創り・守り続けます。
詳しくは、東京ガスのウェブサイトをご覧ください。
https://www.tokyo-gas.co.jp/
本スキームは、三菱HCキャピタルがトランジション・ローンにて株式会社三菱UFJ銀行から調達した資金を原資に、東京ガスグループが所有する既存の高効率ガスエンジン発電設備*3をリースバック*4し、東京ガスがリースバックで得た資金を自社グループの国内太陽光発電プロジェクトに充当するものです。リースバックの対象である高効率ガスエンジン発電設備、および資金使途である太陽光発電プロジェクトが低炭素化、および脱炭素化に資するものであることから、本補助金の採択に至りました。
日本政府が宣言した2050年におけるカーボンニュートラルの実現にむけて、エネルギー分野においては、省エネルギー化の推進やCO2排出量の少ないエネルギーへの燃料転換などを含む低・脱炭素化にむけた着実な取り組み、また、金融機関においては、その取り組みをファイナンスにて支援することが求められています。トランジション・ローンを含むトランジション・ファイナンスは、脱炭素社会の実現にむけた、長期的な戦略を有した温室効果ガス排出削減に資するプロジェクトへの投資を使途とした資金調達手法です。
三菱HCキャピタルは、このたび、温室効果ガスの排出削減に取り組む企業に対するリースを通じた支援を図るべく、トランジション・ファイナンスに関するフレームワークをあらたに策定しました。これは、個別のリース案件におけるトランジション・ファイナンスへの適格性を評価するプロセスを定めたもので、本契約は同フレームワークを用いた初めてのリース取引となります。脱炭素化に取り組む企業においては、都度の投資においてローン、社債に加えて、リースの活用も可能と なることから、調達手段の多様化を図ることができます。
三菱HCキャピタルは、リースを活用したトランジション・ファイナンスのフロントランナーとなるべく、幅広い顧客基盤やそのファイナンス機能を生かし、温室効果ガス削減に資する設備投資を対象としたトランジション・ファイナンスの活用を推進することで、サプライチェーン全体における脱炭素化を支援しつつ、マテリアリティの一つに掲げる「脱炭素社会の推進」に取り組みます。
東京ガスは、グループ経営ビジョン「Compass2030」において、東京ガスグループの事業活動全体で、お客さま先を含めて排出するCO2をネット・ゼロにすることに挑戦し、脱炭素社会への移行をリードすることを掲げています。
2022年2月には、カーボンニュートラルへの移行をリードするための資金調達の枠組みとして「東京ガス トランジション・ファイナンス・フレームワーク」を策定し、トランジションボンドやトランジションボンド形式の公募型ハイブリッド社債を発行*5しました。今後もESGファイナンスを活用
しながら、2030年までに脱炭素を含む成長領域に約2兆円規模の投資を行い、2050年カーボンニュートラル・脱炭素社会の実現に貢献してまいります。
両社は、今後とも本連携を通じて、脱炭素社会の構築への貢献を図ります。
*1 脱炭素社会の実現にむけて、長期的な戦略に則り、着実な温室効果ガス削減への取り組みを行う企業に対する
支援を目的とした金融手法。
*2 トランジション・ファイナンスで資金を調達しようとする事業者等における外部レビューに要する経費に対して、その一部を助成するもの。詳細はこちら(https://www.meti.go.jp/policy/energy_environment/global_warming/transition/enabler.pdf)。
*3 再生可能エネルギーによる発電量が低下するタイミングで稼働する調整電源として活用される高効率ガスエンジン発電設備。機動性が高く、火力平均(火力発電所のCO2排出係数)と比較してCO2排出が少ない。
*4 お客さまが所有物件を一旦リース会社に売却し、直ちにリース会社より賃借する取引。
*5 2022年3月、第1回トランジションボンドを発行。2022年12月、第2回トランジションボンド(トランジションボンド形式ハイブリッド社債)を発行。詳細はこちら(https://www.tokyo-gas.co.jp/IR/stock/transitionbond.html)。
■トランジション・ローンの概要
借入人 | 三菱HCキャピタル株式会社 |
借入期間 | 5年間 |
第三者評価機関 | DNVビジネス・アシュアランス・ジャパン株式会社 |
貸付人 | 株式会社三菱UFJ銀行 |
■三菱HCキャピタルのトランジションローン・フレームワークについて
三菱HCキャピタルにおいては、リースを通じて、お客さまのトランジション戦略の推進を支援し、脱炭素社会の実現に貢献すべく、2023年3月に、トランジションローン・フレームワークを策定しました。本フレームワークは、トランジション・ローンを活用したリースの対象となる適格プロジェクトを選定するプロセスを記載しています。三菱HCキャピタルは、本フレームワークに基づき、お客さまのトランジション戦略を理解し、その適格性を判断したうえで、トランジション・ローンによる調達を行います。
詳しくは、三菱HCキャピタルのウェブサイトにおける「トランジションローン・フレームワーク」を ご覧ください。https://www.mitsubishi-hc-capital.com/pdf/sustainability/sustainable_finance/transition-loan-framework.pdf
■三菱HCキャピタルについて
三菱HCキャピタルは、「社会資本/ライフ」「環境・エネルギー」「販売金融」「モビリティ」「グローバルアセット」を注力領域としています。わたしたちは、絶えず変化する社会やお客さまのニーズに応えるべく、地球環境に配慮し、独自性と進取性のある事業を展開することで、明るく希望に満ちた未来社会、豊かな暮らしの実現に貢献していきます。
詳しくは、三菱HCキャピタルのウェブサイトをご覧ください。
https://www.mitsubishi-hc-capital.com/
■東京ガスについて
東京ガスグループは、1885年の創業以来、技術革新や創意工夫を重ね、「安心・安全・信頼」の価値を守り続けるとともに、みなさまの近くで、より豊かな暮らしと環境に優しい社会の実現に 貢献してきました。これからも、「人によりそう」「社会をささえる」という東京ガスグループらしさを 活かしながら、より良い日常を、責任をもって創り・守り続けます。
詳しくは、東京ガスのウェブサイトをご覧ください。
https://www.tokyo-gas.co.jp/
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