美麗アヴァン・ポップの最高峰キャロライン・ポラチェック、ポップ界に衝撃をもたらしたアルバム『Desire, I Want To Turn Into You』から1年、デラックス版のリリースを発表

同時に、フジロック'23のステージで共演したワイズ・ブラッドがフィーチャーされたニューシングル「Butterfly Net feat. Weyes Blood」（リワークド）を急遽解禁

The Orchard Japan

2024年2月9日 09時00分

Photo by Aidan Zamiri

（右から：キャロライン・ポラチェック、ワイズ・ブラッド）

2023年にリリースされ、最も高い評価とレビューを獲得したキャロライン・ポラチェックのアルバムのデラックス・エディション『Desire, I Want To Turn Into You: Everasking Edition』が、2024年２月14日にリリースされる（Perpetual Novice / The Orchardより）。オリジナル版のリリース１周年を記念して、バレンタインデーに発表される。

同作のオリジナル版はグラミー賞にノミネート。ポラチェックは先の第66回グラミー賞授賞式に、オリヴィエティスケンスの1998年のデビューコレクションのドレスを纏って出席。ベストドレッサーとして話題を呼び、レッドカーペットでは、このプロジェクトについて語っていた。

このデラックス版のリリース予告と同時に、新曲も解禁に。アルバム中で最も魅惑的な楽曲のひとつである「Butterfly Net」のワイズ・ブラッド（Weyes Blood）がフィーチャーされたニューバージョンがリリースされた。

その他、デラックス版には、迷宮的で魅惑的な「Dang」なども収録される。人気テレビ番組『The Late Show With Stephen Colbert』で行った同曲のパフォーマンスは、ネットを中心にセンセーションを巻き起こし、現時点で2023〜24年の間に最も視聴されたパフォーマンス映像として記録されている。

“Dang” - Caroline Polachek (LIVE on The Late Show)

アルバムの収録曲は、主にダニー・L・ハールをはじめとするアーティストと共に彼女がプロデュース。幅広い芸術性を示してきたポラチェックの作品群に、新たな一編を付け加えた。彼女の特徴的な幅広いレンジのボーカルが舞い踊る中、曲から曲へとシームレスに移行しながら、さまざまな至福の音響を届けてくれる。

2023年に発表された『Desire, I Want To Turn Into You』は、世界を席巻し、世界中の音楽ファンを魅了した。アルバムはグラミー賞の最優秀エンジニアリング・アルバム（ノン・クラシック）部門、ブリット・アワードのソロ・インターナショナル・アーティスト部門にノミネートされ、ポラチェックはNPRの『Tiny Desk Series』、『The Tonight Show Starring Jimmy Fallon』、『The Late Show With Stephen Colbert』などの人気番組に出演。全世界でのストリーミング数は1億1,000万回に達し、ヴォーグ、ピッチフォーク、ローリング・ストーン、ビルボード、ザ・フェイダー、コンシークエンス、i-D、ステレオガム、ニューヨーク・タイムズ、エル、バラエティの“ベスト・オブ・2023”のリストなどに取り上げられた。DIY、Exclaim!、DORKなどの媒体が選ぶ年間ベストのリストでは１位を獲得。ピッチフォーク、ニューヨーク・タイムズの年間ベストでは２位に、ガーディアン、ラフ・トレードの年間ベストでは３位に選ばれた。

３月２日にロンドンのO2アリーナで開催されるブリット・アワードでは、“インターナショナル・ソロ・アーティスト・オブ・ザ・イヤー”部門でノミネートされている。

『Desire, I Want To Turn Into You』は、心地よく迷い込めるアルバム。聴き覚えのあるモチーフがあちこちに顔を覗かせ、常に新たな展開に導いてくれる。そこはキャロラインの島であり、私たちはその野生的で素晴らしい島の周辺を、ぐるぐると歩き回っているのだ。

by PITCHFORK

彼女が10年以上かけて最高に知的でチャーミングな実験的ポップを生み出してきたことを考えると、キャロライン・ポラチェックの最新アルバム『Desire, I Want To Turn Into You』が、しかるべき盛大な熱狂と共に迎えられているのは喜ばしい限り。

by VOGUE

ポラチェック自身の優美な声ほど、この世で輝く（あるいは満足させる）ものはない。

By BILLBOARD

彼女の好奇心旺盛な精神と、ボーカリスト、アレンジャーとしての紛れもない才能によって、『Desire, I Want To Turn Into You』はポップソングがその限界を超えるとき、何が起こるかをダイナミックに提示する。

by ROLLING STONE

彼女の18年間に及ぶ音楽活動の集大成は、このジャンルにおける最も意外と思える隅っこにまで手を伸ばす、比類なき才能だ。

by i-D

ポラチェックは、このアルバムで変革と多様性のコンセプトを巧みに操り、新たな頂点に到達した。

by UPROXX

キャロライン・ポラチェックが「Welcome To My Island」で飛び込んできた瞬間から…強烈かつ、ビョークとマライアの間の点をギザギザの角度から結びつけ、狂おしく叫びながら…『Desire, I Want To Turn Into You』からは一時たりも歓喜が止まらない。

By STEREOGUM

プロフィール

チェアリフト解散後、ソロになってから急速に活動の場を拡大。現代ポップシーンを牽引する、類い稀ない才能として確固たる地位を築いた2019年の実験的ポップの傑作アルバム『PANG』、そして世界中の評論家に続々と「2023年ベストアルバムの１枚」と言わしめたアルバム『Desire, I Want To Turn Into You』をリリース。今や「世代を超えた唯一無二の才能」としての評価を確立した。自身の世界ツアーである「The Spiraling Tour（ザ・スパイラリング・ツアー）」をはじめ、デュア・リパの2022年北米ツアーのオープニング・アクトを務め、コーチェラ、ロラパルーザ、グラストンベリー、プリマーヴェラ、オール・ポイント・イースト、ガバナーズ・ボール、ピッチフォーク・ミュージック・フェスティバル、アウトサイド・ランズ、更に2023年には、フジロックフェスティバル'23に出演し、大きな話題を巻き起こし、同年11月に単独での来日公演を実施。崇高なヴォーカルと、まるでアート・インスタレーションを見ているかのようなエッジの効いたアイデア溢れるステージで多くの人々を魅了した。

リリース情報

Caroline Polachek（キャロライン・ポラチェック）

「Butterfly Net (feat. Weyes Blood)」配信中

配信リンク：https://ffm.to/butterflynetwb