オイシックス・ラ・大地のCVC「Future Food Fund」「学校」と「給食事業者」のマッチングプラットフォームを提供する株式会社PECOFREEへの投資を実行
~給食制度や学食施設のない学校でも昼食提供を可能に、教育現場の課題解決に期待~
本件は、現在設立中のファンド「Future Food Fund 2号」における第10号投資案件であり、今後も食の領域でチャレンジするスタートアップ企業に、更なる投資を行ってまいります。
(※1:Future Food Fund 2号投資事業有限責任組合)
■学校での昼食に関する課題について
近年、日本国内の学校の昼食を取り巻く環境は、少子化やコロナ禍、物価高による食材の高騰、人材不足などの影響をうけ、給食事業そのものの収益バランスが取りにくくなり、撤退する事業者もでてきたりなど、学校では給食制度や学食施設の運営が難しくなっています。
大半が給食制度のない高校の多くは、各家庭での昼食の準備をしています。昨今は、共働き家庭の増加(※2)にともない、時短やタイムパフォーマンスへのニーズもあり、保護者の弁当の準備や学生自身が購入する時間や手間、持ち運び時の衛生管理、栄養バランスなどの課題が多くあるのが実情です。
PECOFREEは、学校と給食事業者をマッチングするプラットフォームを提供し、お弁当提供が可能な給食事業者と昼食の提供を求める学校を結びつけることで、昼食の準備に課題をもつ保護者や学生、調理設備をもたない学校の課題解決を目指しています。
(※2参照:厚生労働省 共働き等世帯数の年次推移より<https://www.mhlw.go.jp/stf/wp/hakusyo/kousei/21/backdata/02-01-01-03.html>)
※出典:Yahoo!ニュース みんなの意見<https://news.yahoo.co.jp/polls/37243>
■PECOFREEの事業紹介と投資背景について
PECOFREEのプラットフォームは、学校と給食事業者をマッチングするサービスです。栄養士が監修した1食450円〜(※3)のお弁当(常時3〜5種類)をアプリで事前注文し、学校で受け取ることができます。毎日お弁当を選べる楽しさを提供し、保護者にはお弁当を準備する手間を減らし、栄養バランスも配慮された食事が提供されることから、安心して子どもの食事を任せることができます。サービスを導入する学校の開拓はPECOFREEが行う為、給食事業者も同社のプラットフォームを利用することで、営業に時間やコストをかけることなく新たな取引先を獲得することができます。その他、事前注文で必要食数が把握できるためフードロスの削減にも貢献できます。
また、当サービスは、学校だけでなく、幼稚園や保育園、学童やオフィスでの導入実績もあり、長期休みに学童に通う児童の昼食の課題解決や、オフィスランチの提供も可能です。PECOFREEのプラットフォームが、自宅以外での昼食の課題解決につながることが今回の投資の背景となっています。
FutureFoodFundとしては、オイシックス・ラ・大地の子会社で給食事業を展開しているシダックス株式会社との連携強化や、FutureFoodFundに出資いただいているリミテッドパートナーとの協業を通じ事業成長にむけて積極的にサポートしてまいります。
(※3:給食事業者や時期により価格が変動する可能性がございます)
■株式会社PECOFREE
本社:福岡県福岡市
代表者:代表取締役:川浪 達雄
会社HP:https://pecofree.jp/
「BATON pass the HAPPY〜「⾷」であらゆる⼈がつながりHAPPYな世界をつくる〜」というミッションの実現に向けて、学校と給食会社をマッチングし、スマホで簡単にスクールランチが注文できる学生向けのデリバリーアプリ「PECOFREE(ペコフリー)」を展開しています。
■株式会社PECOFREE 代表取締役 川浪 達雄氏 コメント
私たちPECOFREEは「日本の学校における昼食課題の解決」、「子育て共働き世帯の負担削減」、「学校・教育機関の食のインフラ強化」、「サプライヤーの収益低下問題への対応」これらの課題を解決するソリューションを提供することで、新たな食の文化を創出し、社会全体に貢献するソーシャルグッドな食のサービスを提供していきます。今回Future Food Fundが株主としてご支援いただけたことで単なる事業拡大だけにとどまらない、食による社会課題の解決を更に加速してまいります。
■Future Food Fund ファンドマネージャー 村田 コメント
学生時代のお弁当環境を考えると、こういったサービスが出来るのはいい事だと思ったのが最初の感想です。お弁当を作ってもらえない時、購買でパンを買って食べていたのは、ちょっと苦い思い出です。
川浪さんは、給食を作る仕事からこの事業を志しました。作る側、学校、父母と言った、多くの人の不を取り除くことが出来る、素晴らしい事業だと思います。
食は子供の頃に何を食べたか、どう教わったかがとても大切だと思うので、おなかを満たすことはもちろんですが、美味しいものや、栄養のバランスが取れたものを食べて育ってもらいたいので、協業する中で、何か取り組みたいと思ってます。
Future Food Fund株式会社について
Future Food Fund株式会社は、2019年8月に日本の食のスタートアップエコシステムを作る為に、フードイノベーション領域に特化した国内外のスタートアップ企業への出資を目的としたCVCファンドを運営する投資子会社として、オイシックス・ラ・大地株式会社により設立されました。パートナー企業とともに、国内外の先進的な食・農・ヘルスケア領域への積極的な投資と、販売や商品開発などの支援も可能としており、日本国内で、スタートアップ企業を支援するエコシステムの構築を目指しています。
(「Future Food Fund」サイトURL:https://futurefoodfund.co.jp/)
オイシックス・ラ・大地株式会社について
オイシックス・ラ・大地株式会社(代表:高島宏平)は、有機・特別栽培野菜、添加物を極力使わない加工食品など安心・安全に配慮した食品の宅配サービスを「Oisix」「らでぃっしゅぼーや」「大地を守る会」の 3ブランドで展開しています。
当社は「これからの食卓、これからの畑」を理念に掲げ、食に関する社会課題をビジネスの手法で解決する事業を推進しています。
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像