大佛次郎が父から受け継いだ一枚の油絵― 明治期横浜の画家・五姓田義松(ごせだ・よしまつ)
ブックレット『尋ねびと―横浜の画家 五姓田義松をめぐって』新規刊行
大佛次郎記念館では、2階の愛蔵品コーナーで、『大佛次郎が父から受け継いだ一枚の油絵―明治期横浜の画家・五姓田義松』を開催しています。
大佛次郎(1897~1973)は、少年時代、実家の壁に明治期横浜の洋画家・五姓田義松(1855~1915)の油絵が飾られていたのを日常の風景として覚えていました。
大佛の父で日本郵船に勤めていた野尻政助(まさすけ)が依頼し、義松が描いた≪江ノ島≫でした。
大佛は神奈川新聞で15年間、529回にわたって連載した「ちいさい隅」において、1961年3月から4月にかけて、5篇のエッセイで五姓田義松について探索しています。
展示では、当館が所蔵する油彩画≪江ノ島≫を中心に据え、義松の父芳柳師ワーグマン、やはり画家であった妹の渡辺幽香についても、関連資料や作品パネルを通して紹介します。
このたび、大佛次郎記念館ブックレット7『尋ねびと―横浜の画家 五姓田義松をめぐって』を新たに刊行。大佛が画家に寄せた思いを感じられる5篇を収録しました。展示とともに、お楽しみください。
『尋ねびと-横浜の画家五姓田義松をめぐって』
*収録作品*
「尋ねびと」「残照」「老女像」「ヨコハマ画談」「油絵興行」
価格:500円(税込)
2022年7月発行
【主な展示資料】
五姓田義松≪江ノ島≫/「ジャパン・パンチ」/「イラストレイテッド・ロンドン・ニュース」/資料写真パネルほか 約20点
【展示会期】~2022年11月20日(日) 休館日:月曜日(祝休日の場合翌日)、展示替え等(8/22~9/2)
【会場】 大佛次郎記念館 2階閲覧室前 愛蔵品コーナー
【観覧料】 大人(高校生以上)200円 中学生以下 無料
※横浜市内在住の65歳以上の方は100円
※毎月23日「市民の読書の日」と、第2・第4土曜日は高校生無料
※障がい者手帳をお持ちの方と付き添いの方1名は無料
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