コロナ禍で子どもたちにも「デジタル読書」広がる 進研ゼミ会員向け「電子図書館まなびライブラリー」登録者数100万人突破
年間書籍貸出数が対前年1.9倍の延べ3500万冊に
※参考情報にて用語掲載
新型コロナウイルスによる一斉休校期間中の2020年3月に「まなびライブラリー」は期間限定で進研ゼミ会員以外の子どもたちに一般開放を行ない、多くの方にご利用いただきました。その後、4月・5月に会員向けサービスにおいても利用する子どもたちが大幅に増加して登録者数は100万人を突破、2021年3月では約106万人、月次利用者数は約64万人になりました。
2020年度の1年間で見ると、平均月次利用者数は前年より約1.5倍となり、20万人近く増加しました。「まなびライブラリー」は通常の図書館のように人気の本が「予約待ち」の状態になることなく自由に読めることも後押しし、書籍貸出数も対前年で約1.9倍の延べ3,500万冊までに膨らみました。本を開いた回数を表す書籍PV数も約2倍の8,800万PVになりました。
◆小学生、特に低学年への「デジタル読書」利用が広がる
平均月次利用者数の変化を学年別でみると、「デジタル読書」が大きく伸びたのは、小学生でした。なかでも小学校低学年では対前年で約2倍の伸びとなっています。小学校低学年のご家庭では、これまで「紙の本がよい」「デジタルはまだ早い」と子どものデバイス利用や電子書籍の利用をやや避ける傾向にありましたが、コロナ禍のなか、子どものデバイス利用や「デジタル読書」のハードルが下がったものと思われます。
◆休校解除後も、魅力的な作品で子どもたちは継続的に利用
「まなびライブラリー」は約1,000冊の書籍が定期的に入れ替わり、子どもたちが自分にとって魅力的な本を次々に読めることも、利用が続く一因になっています。人気のあった作品としては、小学校低学年では「おしりたんてい」「かいけつゾロリ」などの絵本・児童書から伝記や図鑑まで幅広く、小学校高学年から中学生では児童文庫レーベル(角川つばさ文庫・講談社青い鳥文庫・集英社みらい文庫)、高校生では『そして、バトンは渡された』など話題の文芸書やミステリー、旅行記なども読まれていました。
この春からも良書・話題作を揃えて公開しています。前年も人気だった作品の続編『劇場版 鬼滅の刃 無限列車編 ノベライズ みらい文庫版』も掲載しており、子どもたちの「まなびライブラリー」利用がますます高まることが予想されます。
【現在掲載中の作品例】
※閲覧できる作品は時期により異なります
◆「見る」「聴く」「参加する」ことも積極的に楽しまれた
休校解除後も「まなびライブラリー」を利用する子どもたちは、本を「読む」だけではなく、「見る」「聴く」「参加する」コンテンツも積極的に楽しむようすがみられました。いろんな角度から企画を提供することも「まなびライブラリー」を利用いただく動機づけになっていると思われます。
【見る】さまざまなテーマの動画、映画など常時20本ほどの映像コンテンツを楽しめます。 【聴く】長期休み限定で有名アーティストの楽曲が聴ける「音楽室」企画を開催しました。 【参加する】作品タイアップで、子どもたちが楽しんで参加できる企画を随時行っています。子どもたちのアイデアは発想力にあふれており書籍化されるものも出てきています。(参考情報にてご紹介) |
【現在開催中の期間限定企画】
日本の歴史をマンガで!
古代から令和まで「日本の歴史」全20巻をGW期間まで限定で公開。マンガで楽しく歴史を学ぼう。
「願いのお薬」をリクエスト!
ふしぎな仙人で漢方屋さんの桃さんに、ちょっとだけ叶えたいお願いとお薬アイデアを伝えよう。
キャラクター名を応募しよう!
新創刊キミノベル(ポプラ社)を楽しんで、かわいいキャラクターの名称を応募しよう。
◆読書は子どもたちの「心の安定」にも効果
ベネッセ教育総合研究所の調査・研究によると、本を読む子どもほど、本を読んでいて「時間がたつのを忘れるくらい夢中になる」「心が落ち着く」と回答する傾向が見られました。コロナ禍で心の健康について報じられる機会が増えていますが、読書は、楽しみを広げ、気持ちの面でも大切な存在となっていることがわかります。
「まなびライブラリー」の利用者増加は、このコロナ禍で子どもたちの心理面でのサポートの役割を果たしていたのかもしれません。
出典:【小学生の読書に関する実態調査・研究】読書は「知識」と「思考力」の両方を伸ばす コロナ禍における子どもたちの心の安定にも効果[2021/3/15] https://berd.benesse.jp/special/bigdata/ebookanalysis.php
◆今後に向けて
コロナ禍にあって、子どもたちと保護者のかたの「本を読みたい(読ませたい)」との思いから、「まなびライブラリー」の利用が大きく伸びました。一斉休校解除後も、子どもたちは魅力的なコンテンツや参加型企画を楽しんでおり利用は高いまま続いています。多くの子どもたちにとって「デジタル読書」は一過性のものではなく、定着しつつあると思われます。
まだまだコロナ禍により子どもたちにとっても不安定な日々が続いていますが、少しでも心が休まる日常が送れるように、今後も「まなびライブラリー」は子どもたちと保護者のかたにとって魅力的で、未来につながる知的好奇心・教養を育むサービスとして良質な書籍や動画を配信してまいります。
【参考情報】
■「まなびライブラリー」利用者の声
●休校中、家にいながらもたくさん本が読めたのでよかったです。(中2) ●人気で図書館では借りられない本が読めてとっても嬉しかったです。(小5) ●面白すぎてその本一冊をノートにまとめるという自習をしてしまいましたぁ。(小6) ●マララさんのお話を読んで改めて教育の大切さを考えさせられました。(中1) ●初めて小説を読めるようになった。(小4) ●毎回泣ける系の感動映画が多くて、とっても嬉しいです!(小6) ●音楽室をやっていたり、楽しいイベントをやっていたりしていて、嬉しかった。(小6) ●まなびライブラリーで気に入った本は、自分のおこづかいで、買ったりしています(*´▽`*)(中2) ●スマホで読めるので通学時間など電車でも手軽に本が読めるのがいいです。(高1) |
■【参加する】企画から作品誕生
子どもたちのすばらしいアイデアが作品化され、「まなびライブラリー」に先行掲載された2つの参加型企画をご紹介します。
トリシアに新しい仲間を!
かわいい魔女が大活躍する人気ファンタジー「トリシア」シリーズ(学研プラス)の新キャラクター募集では、約1万件の熱い応募があり、新しく誕生した11名が作品『トリシアはひみつの魔女 恋するキモチを伝えたい!』に登場しました。
5分後、その結末に驚く!
5分で心を動かす超短編小説「5分後」シリーズでは、「意味がわかると鳥肌が立つ話」(学研プラス)のアイデア募集に約3600件もの応募が集まり、読み手の想像を見事に裏切る秀逸な作品群が誕生しました。
■「電子図書館まなびライブラリー」について
https://benesse.jp/zemi/library/
・進研ゼミ会員は誰でも、追加受講費なしに自由に使える、電子書籍サービスです。
・約1000冊の書籍や動画を、進研ゼミ提供のタブレットやご自宅のデバイスから自由に閲覧できます。
・学齢や時期ニーズにあわせた定期的なラインナップ入れ替え、自分の読書履歴が残せること、貸出中(予約待ち)がないこと、などの利便性から、子どもたちや保護者から高い評価をいただいております。
「まなびライブラリー」用語について
登録者数……進研ゼミ会員で、「まなびライブラリー」に学年設定登録をした人数(卒業生・退会者は除く)
月次利用者数……登録者のうち、その月に利用した人数
書籍貸出数……「かりる」ボタンをクリックしてマイボックスに入れた書籍の延べ数
書籍PV数……かりた書籍を開いた回数の総数
■「まなびライブラリー」提携の出版社・映像会社・音楽会社
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