鉄道駅バリアフリー料金制度を活用し円滑な移動の実現に取り組みます

~2025年度までのホームドア全線整備をはじめ整備を着実に推進~

東京メトロ

 東京地下鉄株式会社(本社:東京都台東区 社長:山村 明義)では、全てのお客様により安全・安心で快適なサービスを提供していくため、これまでも国及び地方自治体のご協力をいただきながら、ホームドア、エレベーター等の各種バリアフリー設備整備を積極的に実施し、持続的に設備の維持・更新を行ってまいりました。


 このたび、第二次交通政策基本計画(2021年5月28日閣議決定)で示された「誰もがより快適で容易に移動できる、生活に必要不可欠な交通維持・確保」の基本方針のもと、バリアフリー設備整備にあたっては国により2021年12月に創設された鉄道駅バリアフリー料金制度を活用することといたしました。お客様の薄く広い負担を得て、年齢や障がいの有無に関わらず全てのお客様が安全・安心で快適にご利用できる環境を整えるため、2025年度までのホームドア全線整備をはじめとした、各種バリアフリー設備の整備を着実に推進してまいります。

 

 また、設備整備以外に従来から取り組んでまいりました、駅社員のサービス介助士資格取得、積極的なお声がけやサポート、東京メトロ公式HPや「東京メトロmy!アプリ」によるバリアフリー設備や移動ルートについての情報提供等も引き続き実施していくことで、お客様の円滑な移動を実現し、安全・安心で快適な鉄道サービスの提供に取り組んでまいります。

 

詳細は以下のとおりです。

1 バリアフリー設備の整備に関するこれまでの取り組み
2021年度末時点の主なバリアフリー設備の整備状況
(1)ホームドア
   180駅中150駅で整備が完了し、整備率は83.3%となっています。
   銀座線、丸ノ内線、千代田線、有楽町線、南北線、副都心線 : 全駅整備完了
   日比谷線、東西線、半蔵門線 : 整備中

(2)エレベーター1ルート
   180駅中177駅で整備が完了し、整備率は98.3%となっています。

(3)ホームと車両床面の段差・隙間縮小に資する設備
   銀座線、丸ノ内線、千代田線の全駅及び東京2020大会会場最寄り駅で整備が完了しており、
   現在、日比谷線で整備を進めています。全体の整備率は43.8%となっています。

(4)バリアフリートイレ(多機能トイレ)
   全駅で整備が完了しています。

(5)車両のフリースペース

   全車両へのフリースペースの設置を進めており、1547両で整備が完了し、整備率は56.5%となっています。


2 バリアフリー設備の整備に関する今後の取り組み
  ホームドアについては、2025年度までの全線整備に向け、日比谷線、東西線、半蔵門線において整備を進めてまいります。
   注)大規模改良工事実施中の一部番線を除きます。

  段差解消設備のホームと車両床面の段差・隙間縮小については、日比谷線において整備を進めてまいります。

  バリアフリートイレ(多機能トイレ)については、引き続きエレベーター複数ルート上の追加整備を進めてまいります。

  車両のフリースペースについても、整備を着実に推進してまいります。

  なお、世界的な半導体不足の影響により、整備計画が変更となる場合があります。

  また、バリアフリー設備については、お客様が安全・安心で快適にご利用できるよう、設備の更新及び日常の点検を行ってまいります。

  なお、2029年度までに、ホームドア136駅273番線、エスカレーター70駅161基の設備更新を予定しています。

 

3 鉄道駅バリアフリー料金制度の活用
  バリアフリー設備の整備にあたっては、国により2021年12月に創設された鉄道駅バリアフリー料金制度を活用することとし、本日、国土交通省関東運輸局に、鉄道駅バリアフリー料金制度を活用した料金設定及び整備等計画の届出を行いました。

  運賃に加算して収受した鉄道駅バリアフリー料金は、バリアフリー設備の整備費等に充当いたします。

<届出の概要>
 東京メトロ全路線を対象に、以下に記載の鉄道駅バリアフリー料金を、現在の大人旅客運賃に 加算します。通学定期旅客運賃については、鉄道駅バリアフリー料金はいただきません。

 また、小児については、鉄道駅バリアフリー料金加算後の大人の半額となります。

 鉄道駅バリアフリー料金を加算した運賃に関する詳細は、後日改めてお知らせいたします。

 なお、最新の整備等計画や進捗状況等については東京メトロホームページのバリアフリーページ(https://www.tokyometro.jp/safety/barrierfree/index.html)でお知らせしてまいります。

4 収受開始予定日
  2023年3月頃を予定

5 お客様のお問い合わせ先
(1)東京メトロお客様センター
   TEL  0120-104-106(9:00~17:00/年中無休)

(2)東京メトロホームページ
   https://www.tokyometro.jp/index.html

 

(参考1)ソフト面の取り組み
●全駅社員のサービス介助士資格の取得率100%を維持し、今後も継続して新規採用や異動に伴う対象者への資格取得を推進してまいります。
●総合研修訓練センター等を活用し、全駅社員を対象に、正しい介助方法の習得と事故の未然防止を目的としたバリアフリー研修を実施しています。
●「声かけ・サポート」運動を推進しています。(2021 年度は 83 社局 7 団体と連携して実施)
●視覚障がい者の方に安心して駅をご利用いただくことを目的に、視覚障がい者ナビゲーションシステム「shikAI(シカイ)」の導入を推進しています。
●認定NPO法人「ことばの道案内」と連携し、当社の駅の主要出入口からホームまでの案内ルートをテキスト情報として作成し、同法人のウェブサイトで公開しています。
●車いす等をご利用されるお客様へのご案内を目的としたアプリ(社員用)を導入し、お客様を極力お待たせしないスムーズなご案内やデジタル技術を活用した、より正確な情報連携によるご案内等、さらなるお客様サービスの向上を図っています。

●盲学校等と連携し、鉄道施設体験学習会やイベントを実施しています。
●社員向けに手話教室を開催しています。



 (参考2)Webサービスやアプリを活用したバリアフリー設備や移動ルートのご案内
●スムーズメトロ(https://www.smoothmetro.jp
 車いす等をご利用のお客様をはじめお身体の不自由なお客様やご高齢のお客様の駅構内における円滑な移動を目的として、駅構内のバリアフリー移動ルート、ホームと車両床面の段差・隙間縮小及びバリアフリートイレ(多機能トイレ)等に関する情報を分かりやすくお届けするWebサービス「スムーズメトロ」を提供しています。


●東京メトロmy!アプリ
 2021年3月から東京都交通局と連携し、両社局の公式アプリ(東京メトロmy!アプリ及び都営交通アプリ)において、ホームから地上出口までといった、駅構内のお客様の移動ルートを平面図や説明文でご案内する「駅構内ナビゲーション」機能を提供しています。


 以 上

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ビジネスカテゴリ
交通・運送・引越し
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会社概要

東京地下鉄株式会社

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URL
http://www.tokyometro.jp/index.html
業種
倉庫・運輸関連業
本社所在地
東京都台東区東上野 3-19-6
電話番号
-
代表者名
山村明義
上場
未上場
資本金
581億円
設立
2004年04月