大日本印刷とBSI(英国規格協会)グループのBSI PSJ 国際規格やガイドライン準拠のコンプライアンス活動を支援するパートナー契約を締結
大日本印刷株式会社(DNP)は、ISOやIECなど国際標準化機関の英国代表メンバーであるBSI(British Standards Institution:英国規格協会)のグループ企業で情報セキュリティに関するコンサルティングやセキュリティ診断サービスを提供するBSI Professional Services Japan株式会社(BSI PSJ)とパートナー契約を締結しました。
DNPはBSI PSJと連携し、複数の規格・ガイドライン管理をデジタル運用へ移行する支援を開始し、企業における実効性の高いコンプライアンス体制の構築に貢献します。

複雑化するコンプライアンス活動が抱える課題
企業が信頼性と競争力を維持するためには、業界特有の規格やガイドラインを遵守し、それに基づいた社内ポリシーを策定・維持・改善することが不可欠です。一方で、重要インフラやサプライチェーンにおける情報セキュリティ対策の必要性が高まっており、国際規格や各国・地域で規格等の新規策定・改定が増えています。
このため、企業では「規格やガイドラインの状況把握と内容分析」、「活動にあてる人的リソースと業務時間の増加」、「活動の属人化とノウハウ継承不備」といったコンプライアンス活動のマネジメント負荷が増大しています。
DNPとBSI PSJによる課題解決への貢献
両社はこのような課題を解決するために、企業のコンプライアンス活動を一元管理するプラットフォーム「eCAP」*1を活用した規格等への対応を効率的な運用へ移行する支援を行います。
特長とメリット
1.BSI PSJの専門知見を適用: BSI PSJの情報セキュリティに関する豊富なコンサルティング実績と知見を活かし、遵守すべき規格やガイドラインの要求事項を分析します。規格等の要求事項で重複する項目や企業の社内ポリシーとの整合性、具体的な管理策の統合などを行います。
2.DNPによる実践的な導入支援: DNPが自社のコンプライアンス活動を「eCAP」へ移行してきた実践的な経験と運用のノウハウに基づき、各社のスムーズな「eCAP」導入と運用定着を支援します。
3.継続的な改善サイクルの実現:両社の運用支援により、規格やガイドラインの改訂時、また監査対応時でも、社内ポリシーの見直しや整合性チェックの問題抽出が容易になるため、コンプライアンス改善活動の質が向上します。


今後の展開
DNPは各種法令・規格・ガイドラインの遵守が求められる業界特有の知見が深い企業とも連携していきます。また、DNPのAI技術で国際規格分析・データ構造化の自動生成など、サービスの進化を進め、幅広い業界のコンプライアンス活動強化に貢献します。
*1 プラットフォームサービス「eCAP」について → https://www.dnp.co.jp/biz/products/detail/20177364_4986.html
国際規格や業界ガイドラインに準拠したコンプライアンス活動を一元管理できるプラットフォームです。東欧ELEKS社*2が開発元です。
*2 プラットフォームサービス提供元ELEKS社の日本法人とDNPの資本提携リリースについて → https://www.dnp.co.jp/news/detail/10161764_1587.html
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