【銀座 蔦屋書店】YU SORA個展「すいか、トマト」を8月10日(土)より開催。白い布と黒い糸を用いて脆い日常の大切さを表現する。
銀座 蔦屋書店(東京都 中央区 GINZA SIX6F)では、韓国人アーティスト YU SORA(ユ・ソラ)の個展「すいか、トマト」を、店内FOAM CONTEMPORARYにて2024年8月10日(土)~ 8月27日(火)の期間に開催します。
特集ページ|https://store.tsite.jp/ginza/event/architectural-design/41235-1605120626.html
概要
YU SORA(ユ・ソラ)は、1987年韓国生まれ。2020年に東京藝術大学大学院美術研究科 彫刻専攻修士課程を修了しました。白い布と黒い糸を用いた彫刻作品とインスタレーションを中心に、何気ない家の中の風景を作り出します。家は極めてプライベートな空間でありながら、ユ・ソラの作り出す作品からは、誰もが共感できるような親しみを感じさせます。それは、選ばれるモチーフが作家自身だけでなく鑑賞者にとっても身の回りにありふれたものであり、ものを通して個々の記憶や経験を呼び起こす風景だからでしょう。
本展では、昨年出産を経験した作家の家族構成の変化や、赤ちゃんの存在から影響を受けた最近の生活を反映しています。「脆い日常の大切さを表現する」という大きな主題の中で、ライフステージの変化に伴い、変わっていく日常を捉えようとする作家の視点がうかがえます。
アーティストステートメント
自分のことが大好きで描き始めた自分の部屋と日常。作品を作り続けているうちに、その当たり前のような日常の姿は、小さなことでも大きく崩れてしまう脆いものであることに気付いた。
災害や事故、感染病や戦争など、多くの人が日常を失ってしまう姿をテレビやインターネットで目にする。私たちの身近な所で、そして自分にもそんな日が来るかもしれないという不安と恐怖が常に心の奥にある。
子が生まれ、1歳になった。新しい幸せの裏に、新しい不安も芽生えた。守りたいものが増えると恐れるものも増えていく。些細なことで喜び、些細なことで日常が揺れる。日常とは、いつも似たような姿をしていながら、こうして揺れて変わって、また新しい日常となる。
以前の私は街を歩きながらいろんな人の家を外から見ていた。天気の良い日、ベランダや庭に干されている洗濯物。雨の日は窓に洗濯物を干す。玄関前の植木鉢。
今はその中で小さい子がいる家族の姿を見つけている。干してある子供の洋服、玄関前のベビーカーやおもちゃなど。人生の新しいステージに立った今でも、知らない人たちの日常から似ているところを見つけて平和と安堵感を感じる。
これからも何度も変わっていく私たちの日常の姿の中の、その平和と安心感を描いていきたい。誰かの日常が揺れるときに、新しい日常へ進める小さな力になりますように。
YU SORA
販売について
展示作品は、会場にて8月10日(土)11:00より販売します。
アートのオンラインマーケットプレイス「OIL by 美術手帖」では、8月13日(火)11:00~販売します。
https://oil.bijutsutecho.com/gallery/730
※作品はプレセールスの状況により、会期開始前に販売が終了することがあります。
プロフィール
YU SORA(ユ・ソラ)
1987年韓国、京畿道生まれ。2011年弘益大学(Hongik University, 韓国)彫塑科卒業。2020年東京藝術大学大学院美術研究科 彫刻専攻修士課程修了。刺繍の平面作品や立体作品のインスタレーションなど、白い布と黒い糸を使った作品を展開している。2013年黄金町バザール参加、2018年Tokyo Midtown Award 優秀賞を受賞、2019年六本木アートナイト参加。2020年第68回東京藝術大学修了作品展買上作品・杜賞。2022年sanwa company Art Awardグランプリを受賞。
■主な個展
2023 もずく、たまご(資生堂ギャラリー、東京)
2022 BankART Under35(BankART KAIKO、 横浜)
2021 些細な記念日(ナムドンソレアートホール、仁川)
2021 普通の日(あまらぶ アートラボ A-lab、兵庫)
2018 些細な記念日(Gallery Lotte、ソウル)
2017 引越し(YCC Gallery、横浜)
■主なグループ展
2024 日常アップデート(渋谷公園通りギャラリー、東京)
2022 cloth x over(あざみ野市民ギャラリー、横浜)
2021 崖と階段(azumagaoka articulation、横浜)
2020 Art Award Tokyo Marunouchi(新丸ビル、東京)
2019 彫刻と家(旧平櫛田中邸、東京)
2019 中山英之展 , and then(TOTO ギャラリー間、東京)
2019 六本木アートナイト2019(Tokyo Midtown 六本木、東京)
2019 Street Museum 2019(Tokyo Midtown 六本木、東京)
2018 Tokyo Midtown Award 2018(Tokyo Midtown 六本木、東京)
2017 シブヤスタイル(SEIBU 渋谷、東京)
■受賞歴
2022 Sanwa company Art Award グランプリ
2020 第68 回東京藝術大学修了作品展 買上作品
2020 第68 回東京藝術大学修了作品展 杜賞
2018 Tokyo Midtown Award 2018 優秀賞
■アーティスト・イン・レジデンス / プロジェクト
2017 PARADISE AIR(千葉)
2015 Rolling 1942 Project : art space 保安(ソウル~韓国全国)
2013 koganecho bazaar 2013(横浜)
展覧会詳細
YU SORA 個展「すいか、トマト」
会期|2024年8月10日(土) ~ 8月27日(火)
時間|11:00~19:00 ※最終日は18:00までとなります。
会場|FOAM CONTEMPORARY
※初日8月10日(月)17:00~19:00オープニングレセプションを開催いたします。
ご予約不要、どなた様でもご参加いただけます。
定休日|月曜日
入場|無料
主催|銀座 蔦屋書店
お問い合わせ|03-3575-7755(営業時間内) / info.ginza@ccc.co.jp
特集ページ|https://store.tsite.jp/ginza/event/architectural-design/41235-1605120626.html
銀座 蔦屋書店
本を介してアートと⽇本⽂化と暮らしをつなぎ、「アートのある暮らし」を提案します。
住所|〒104-0061 東京都中央区銀座6-10-1 GINZA SIX 6F
電話番号|03-3575-7755
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FOAM CONTEMPORARY
柔軟な企画内容をイメージする〈液体(LIQUID)〉と、従来のホワイトキューブとしての設備を完備した空間〈個体(SOLID)〉を掛け合わせ、中間的な様態“FOAM”という名のもと、⽇本のアートシーンを多⾓的に映し出す表現空間。
ロゴの最初の“O”は、泡をイメージさせるようにあえて形を崩しています。それは、⽇々変化していく現代のアートシーンそのものを表現しながら、アーティストの⾃由で柔軟な無限に存在する表現のイメージを表しています。
時代のアクチュアリティーに寄り添いながら、ライフサイクルを超えたところにあるアートの価値や醍醐味を探求、醸成する表現空間として、キャリアや年齢を問わず注⽬すべき様々なアーティストを紹介していきます。
Instagram|https://www.instagram.com/foamcontemporary/
CCCアートラボ
CCCアートラボは、企画会社カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社の中で「アートがある生活」の提案をする企画集団です。わたしたちは「アートがある生活」の提案を通じて、アートを身近にし、誰かの人生をより幸せにすること、より良い社会をつくることに貢献したいと考えています。これまで行ってきた、店舗企画やアートメディア、商品開発やイベントプロデュースなど、長年の実業経験を通して培った知見をもとに、わたしたちだからできるアプローチで企画提案をします。
https://www.ccc-artlab.jp/
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