〈刊行60周年記念特別出版〉 巨匠・市川崑の“ルーツ”がここに。夫人であり名脚本家の和田夏十との唯一の共著が、新発掘資料を満載して、60年ぶりに復活!

株式会社ディスカヴァー・トゥエンティワン(本社:東京都千代田区、取締役社長:谷口奈緒美)は2022年8月30日に『成城町271番地 ある映画作家のたわごと』(市川崑・和田夏十 著)を電子書籍化し配信開始します。

 

 

 
  • 幻の名著、電子書籍で復刊!

『犬神家の一族』『東京オリンピック』『黒い十人の女』『ビルマの竪琴』など数々の名作を手がけた巨匠・市川崑監督。夫人であり、脚本家としても長年名コンビを組んだ和田夏十。
映画で結ばれ、ひたすら映画に生きた二人が、1962年(昭和37年)に編んだ唯一の共著が『成城町271番地 ある映画作家のたわごと』です。

市川夫妻が1950年から1964年まで暮らした東京都世田谷区の住所・番地をそのまま題名にしたこのユニークな本(白樺書房・刊)は、以後、古書市場にもめったに出ず、高額プレミアが付き入手困難なことから“幻の名著”と言われてきましたが、このたび刊行60周年を記念して、電子書籍限定で初の復刊が実現しました。
 
  • 書籍内容

前半の[市川崑パート]では、厳選されたエッセイを中心に、超短編シナリオ、図版・スチール写真などを掲載。尊敬するジャン・コクトーとの“架空対談”、名作『炎上』『鍵』『おとうと』の制作裏話、喜劇好き・シネマスコープ好き・舶来好きとしての心情吐露など、ユーモアと真摯な人間味が横溢した内容です。初刊行時での最新作『黒い十人の女』(61)の自筆絵コンテ・撮影カット図解など、本書でしか見られない貴重素材も多数収録しています。

後半の[和田夏十パート]では、フランクな視点と繊細さを併せ持つ和田氏による、映画に関するエッセイ、独自のシナリオ創作法、家庭料理での苦労など、時代に先駆けた女性作家としての横顔と、主婦としての日常生活の機微の両面を伺い知ることができます。

カバーは、市川監督が自ら手がけたスタイリッシュな装幀を可能な限り再現しました。オリーブグリーンと黒地のカバー、薄紫をあしらった背表紙、鮮烈な真紅の見返し、白地に青・緑文字を配した扉など、独自の色彩美を展開しています。

さらに、本書だけの特典として、近年、崑プロにて発見された貴重資料=初刊行当時の宣伝用ポスター&チラシ(市川崑デザイン)、スリップ(補充票)、市川邸の全景写真、見取り図、市川夫妻と家族と街の貴重なスナップ写真などを、巻末に特別収録しました。

 

また、長男・市川建美氏に、“成城町271番地”での生活の思い出を新規取材し、収録しています。

市川崑・和田夏十ファン、そして、映画ファン必読の書籍であり、日本映画黄金期の息吹を伝える記録としても、重要な一冊です。
 

初刊行時のポスター(市川崑デザイン)初刊行時のポスター(市川崑デザイン)

 

『黒い十人の女』カット図解『黒い十人の女』カット図解

 

市川邸の建物外観市川邸の建物外観

成城を歩く和田夏十と長女・舞子成城を歩く和田夏十と長女・舞子


*なお10月には『和田夏十の本』(和田夏十・著、谷川俊太郎・編)を電子書籍化し刊行予定です。
 
  • 書籍概要

【目次】
■[市川崑]エンド・マーク/私は風当りが強い/映画はマス・コミではない/『炎上』精算書/文学と映画の間/『鍵』の演出/『おとうと』の記録/『漫画映画』より『野火』まで/『黒い十人の女』のコンテ/対談・映画批評について/舶来遵奉者/娯楽映画/シネマスコープと僕/日本映画の笑い/昭和二十年夏/妻とシナリオ/四〇〇字シナリオ「結婚試験」/ヨーロッパ無声旅行/TVディレクターの主体性/ほか

■[和田夏十]主婦とシナリオ/脚色者の弁/シナリオ「蛙」/舌の散歩/太陽族とその親たち/映画にならない話/母と花とわたくし/私はなぜ諷刺シナリオを書くか/意見を率直に/先生十誡/黒いお正月/日本をみつめて/一本の線/ほか

■巻末増補[成城町271番地・別棟]初刊行当時の宣伝用ポスター&チラシ(市川崑デザイン)、当時のスリップ(補充票)を初再録/成城の市川邸の全景、見取り図/雑誌グラビア・記事の復刻/市川夫妻と一家のスナップ写真/市川建美氏・新規取材(聞き手・編集 森遊机)/ほか

*権利などの関係上、スチール写真の一部、三島由紀夫氏の序文、和田夏十の未完シナリオなど今回再録されない要素もあります。
*電子書籍のフォーマットで再現できない要素(文字組みなど)もあります。
*掲示のカバー画像は今回の新デザインで、原本のカバーは巻頭に再録します。
*上記の内容は予定であり、多少変更になる場合もあります。

©️1962 市川崑・和田夏十 ©️2022 崑プロ

【著者情報】

 

市川崑 (いちかわ・こん)
映画監督。1915年、三重県宇治山田市(現・伊勢市)生まれ。アニメーション、人形劇映画を手がけたのち、48年に監督デビュー。新東宝・東宝・日活・大映など各映画会社をまたいで活躍。『ビルマの竪琴』(56)でヴェネチア国際映画祭サン・ジョルジオ賞を受賞。以降、『炎上』『おとうと』『野火』『黒い十人の女』『破戒』『太平洋ひとりぼっち』『東京オリンピック』『股旅』『犬神家の一族』(ほか金田一シリーズ)『細雪』『四十七人の刺客』『どら平太』など、光と影による独自の映像美と、大胆で緻密な映画技法を駆使し、現在でも多くのファンを魅了する巨匠。08年逝去。

和田夏十 (わだ・なっと)
シナリオライター。本名・市川由美子。1920年、兵庫県姫路市生まれ。東京女子大学・英語専攻部卒。戦後、世田谷区成城の東宝撮影所で市川崑と出会い結婚。市川崑にシナリオ執筆の才能を見出され、独自の視点と筆致を持った女性シナリオライターに成長。多数の映画賞を受賞。主婦として、また、市川作品になくてはならないパートナーとして活躍。病気療養のため、『東京オリンピック』以後は休筆。市川崑の大ヒットTV時代劇『木枯し紋次郎』の主題歌「だれかが風の中で」の作詞者でもある。83年逝去。谷川俊太郎・編「和田夏十の本」(2000年)として遺稿集が刊行された。

【書籍情報】

タイトル:『成城町271番地 ある映画作家のたわごと』
発売予定日:2022年8月30日
刊行:ディスカヴァー・トゥエンティワン
仕様:電子書籍
定価:2750円(税込)

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