~アデランス産学連携~第42回日本美容皮膚科学会総会・学術大会においてアデランスがスイーツセミナーを共催
LEDの効用とそのエビデンスに関する研究成果を発表
第42回を迎える今回の学術大会は、「美の本質を求める」をテーマに開催され、アデランスが本学会に共催するのは連続8回目となります。会期中の8月31日(土)にアデランス共催のセミナーが実施され、大阪大学皮膚科学講座 招聘教授で心斎橋いぬい皮フ科 院長の乾 重樹先生が講演し、浜松医科大学医学部 皮膚科学講座 准教授・病院教授の伊藤 泰介先生が座長を務めました。
セミナータイトルは「ロジックで考え直す男性型脱毛症の治療:標準治療と赤色LEDを含めて」で、男性型脱毛症における標準的な治療の考え方に加えて赤色LEDの有用性が報告されました。
■アデランス共催スイーツセミナー 講演概要
座長
浜松医科大学医学部 皮膚科学講座 准教授・病院教授
伊藤 泰介先生
演者
大阪大学皮膚科学講座 招聘教授
心斎橋いぬい皮フ科 院長
乾 重樹先生
演題
ロジックで考え直す男性型脱毛症の治療:標準治療と赤色LEDを含めて
講演内容
男性型脱毛症(AGA)は毛周期のうち成長期の短縮により毛径が十分大きくならずに毛周期を回転することがその病態で、「生えなくなる」から「発毛」すればいい、ということではない。そこで今回はAGA病態の正確な理解に基づいたロジックで治療を考え直す機会を共有したい。
AGAの治療には、アンドロゲンに関わる機序と成長期維持に関わる機序の2つがある。前者が「発毛」、後者が「抜け毛の抑制」と言われるものの、正確な表現ではなく、両者とも成長期を長くすることでその効果を示す。前者はテストステロンをより強い活性をもつジヒドロテストステロンへ変換する5alpha-還元酵素を阻害するフィナステリドやデュタステリド内服薬であり、後者はVEGFなど成長期維持延長に関わる因子の産生を増強するミノキシジル外用薬や赤色LED照射である。
それらの治療の基礎と臨床のデータをロジックに考え直すことで適切な治療選択を行う考え方を整理したい。
■日本美容皮膚科学会に関して
美容皮膚科は皮膚科領域の中でも特に注目を集めている領域の1つで、日本美容皮膚科学会は「美容皮膚科学に関する研究及び、その研究成果の普及、ならびに会員相互の支援、交流、連絡等を主たる目的とする。」という活動目的のもと、年1回の学術大会の実施や、機関誌「Aesthetic Dermatology」を年間4号発刊し、3,200人を超える学会員同士はもちろんのこと、関係諸機関の方々とも密接な連携を取ることで、患者様のQOLの向上につながるという視点で活動を続けています。
■株式会社アデランスに関して
アデランスはトータルヘアソリューションにおけるリーディング企業の使命として、経営理念の一つである「最高の商品」の開発および毛髪関連業界の発展を目指し、機能性人工毛髪や医療用ウィッグの研究開発、育毛・ヘアスカルプケア関連研究、抗がん剤脱毛抑制研究など、産学連携を交えて毛髪関連の研究を積極的に取り組んでおります。
その産学共同研究の成果を国内外の学会を通じて発信し、また、世界の研究者に研究成果を発表いただくことは、毛髪界の更なる進展となり、ひいては多くの方の髪の悩みの解消に寄与するもので、当社のCSR(企業の社会的責任)のひとつであると考えております。
学会概要
学 会 名 称:第42回日本美容皮膚科学会総会・学術大会
会 期:2024年8月31日(土)~9月1日(日)
会 場:名古屋国際会議場(愛知県名古屋市)
会 頭:藤田医科大学ばんたね病院皮膚科 准教授
秋田 浩孝先生
※アデランス共催のスイーツセミナーは、8月31日(土)に開催しました。
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