『超高級老人ホームに入ってみた』(平野悠・著)が集英社新書から7月17日(金)に発売!
日本屈指のライブハウス「ロフト」創業者が、入居金6,000万円の“高級ホテル並み老人ホーム”に入居してからわずか2年で退去するまでの顛末を綴った実体験エッセイ。

日本屈指のライブハウス「ロフト」創業者が、千葉県鴨川市にある入居金6,000万円の超高級老人ホームに入居した。海が見える高層階に住み、館内は食堂、バー、図書館、露天風呂、ジム、カラオケ、ビリヤードなど高級ホテル並みの豪華施設が揃っているうえ、スタッフも親切で、提携する病院によるサポートも完璧、全く不満のない老後を送るはずだったのだが――。
わずか2年でそこを去ることになった著者が、富裕層の住人の知られざる実態と共に、自らの入居から退去までの顚末を面白おかしく、そして哀しく綴る体験記。
目次
プロローグ~余生の値段は六〇〇〇万円~
第一章 「やすらぎの郷」を求めて
第二章 ここは天国か?
第三章 海と孤独と自由と
第四章 そして、ホームを出る
エピローグ
海が脳裏をよぎった。
ここは千葉県鴨川市。南房総地域の人口3万弱の田舎町。太平洋に突き出した房総半島の海には、視界を遮る障害物がない。見渡す限りの水平線なのだ。先ほど内見した一八階の部屋からも、果てしない海が広がっていた。かがやく波光、寄せては返す白い波。青空に澄みわたる鳥の声。
人生最後の日々は、海の見えるところで暮らしたい。ずっと私はそう願ってきたではないか。(中略)
よし決めた! 住み慣れた東京を離れよう。これからの私は、海の見える超高級老人ホームで暮らすのだ。思い残すことは何もない。それまでの数年間、頭の中を覆っていた将来への不安と憂鬱が、すーっと晴れていくのがわかった。
(本文より)
著者略歴
平野 悠(ひらの ゆう)
1944年東京生まれ。ライブハウス「ロフト」創業者。71年、ジャズ喫茶・烏山ロフト以降、下北沢や新宿などにロック・フォーク系ライブハウスを次々オープン。84年から海外バックパッカー生活の末、ドミニカ共和国にて市民権を獲得。92年に帰国。95年に初のトークライブハウス「ロフトプラスワン」をはじめ、ネイキッドロフト、阿佐ヶ谷ロフトAなどをオープン。著書に『1976年の新宿ロフト』ほか。
書籍情報

タイトル:超高級老人ホームに入ってみた
著者:平野悠
発売日:2026年7月17日(金)※電子書籍も同日発売
定価:1,012円(10%税込)
判型:新書判
ページ数:224
ISBN:978-4-08-721421-5
集英社新書

【集英社新書について】
“知の水先案内人”をキャッチフレーズに、1999年12月に発刊されたレーベル。大量に流れ込む情報の海を漕ぎ渡るための「知識に裏付けされた知恵」を提供する「真の意味での実用書」をコンセプトとする。旬な人物やタイムリーな話題を掘り下げる一方で、集英社ならではのエンターテインメント性と「知」を接続する企画にも挑戦し、幅広い世代が手に取りやすい新書を目指します。
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