医薬品有効成分(API)市場、2021年から2026年にかけて緩やかな成長見込み

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株式会社グローバルインフォメーションは、市場調査レポート「医薬品有効成分(API)の世界市場:業界動向、市場シェア・規模・成長率・機会および予測(2021年~2026年)」(IMARC Services Private Limited)の販売を9月21日より開始いたしました。

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市場の概要
医薬品有効成分(API)市場は、2020年には2,006億米ドルの規模に達しています。医薬品有効成分(API)とは、医薬品(例:錠剤、カプセル)の生物学的に活性な成分を指す言葉です。医薬品は通常、複数の成分で構成されています。APIは主成分を表します。その他の成分は一般に「賦形剤」と呼ばれています。1つの医薬品に複数のAPIが含まれていることもあり、患者への効果は処方された用量に依存し、人によって異なることもあります。併用療法では、2つ以上の有効成分を用いて、異なる症状を異なる方法で治療します。医薬品の製造においては、処方箋を作成する際に考慮される主成分がAPIであることから、厳格な品質管理が求められます。

医薬品の製造は、大きく分けて2つのステップで行われます。第1段階では、原料をAPIに変換します。第2段階では、APIと賦形剤を混合して最終的な製剤を作り、錠剤、カプセル、溶液などにして、最終的にエンドユーザーのために包装します。メーカーは、APIを一般市場(マーチャント市場とも呼ばれる)で販売するか、最終製剤を作るためのインプットとして使用します。世界のAPI市場は、大規模なメーカーと小規模なメーカーが多数存在し、非常に競争が激しいです。APIの製造を行う企業は、自社のスキルと市場機会の組み合わせに基づいて、一般的に製造を専門化し、ターゲットを絞っています。APIの製造は、低コスト化を背景に、これまでの欧米諸国からインドや中国のメーカーへと徐々に移行しています。

医薬品有効成分の世界的な需要は、現在、高い成長率を示しています。その主な要因の一つは、ブロックバスターの特許切れが相次ぎ、ジェネリック医薬品の需要が高まっていることです。さらに、生物学的製剤用のAPIの需要も高まっています。生物学的製剤の世界市場は、その高い効能と、低分子医薬品では対応できない病気を治療する能力が触媒となって、現在大きな成長を見せています。これにより、ブランドの生物学的製剤やそのバイオシミラー版のAPIに対する需要が高まっています。医薬品有効成分の世界的な需要を促進するその他の要因としては、人口の高齢化、医療費の増加、生活習慣病の蔓延などが挙げられます。今後、予測期間(2021-2026年)において、世界の医薬品有効成分(API)市場は緩やかな成長を示すと予想されています。

主要な市場区分
薬剤タイプ別の市場構成
・革新的な医薬品有効成分(API)
・ジェネリック医薬品原料(API)

メーカー別の市場構成
・キャプティブメーカー
・マーチャントAPIメーカー
・イノベーティブマーチャントAPIメーカー
・ジェネリック医薬品APIメーカー

合成別の市場構成
合成医薬品原料(API)
タイプ別の市場内訳
・革新的合成医薬品API
・ジェネリック合成医薬品API
・バイオ医薬品原料API

タイプ別の市場内訳
・革新的バイオ医薬品API
・バイオシミラー

製品別の市場構成
・モノクローナル抗体
・ワクチン
・サイトカイン
・フュージョンプロテイン
・治療用酵素
・血液凝固因子

発現システム別の市場構成
・哺乳類の発現系
・微生物発現システム
・酵母の発現系
・トランスジェニック動物システム
・その他

治療用途別の市場構成
・オンコロジー
・心血管・呼吸器系
・糖尿病
・中枢神経系疾患
・神経系疾患
・その他

地域別の市場構成
北アメリカ
欧州
アジア・パシフィック
ラテンアメリカ
中近東・アフリカ

市場の競合状況
医薬品有効成分(API)市場における主要な企業としては、ファイザー社、ノバルティス・インターナショナル社、サノフィ社、ベーリンガーインゲルハイム社、ブリストル・マイヤーズ スクイブ社、テバファーマシューティカル・インダストリーズ社、エリ・リリー社、グラクソ・スミスクライン社、メルク社、アッヴィ社などが挙げられます。



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URL
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業種
サービス業
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神奈川県川崎市麻生区万福寺1-2-3 アーシスビル7F
電話番号
044-952-0102
代表者名
樋口 荘祐
上場
東証スタンダード
資本金
1億6250万円
設立
1995年01月