パイ インターナショナル、雑誌「季刊エス」「SS(スモールエス)」の事業承継に関するお知らせ

クリエイターのための一気通貫したサポートとコミュニティの創造を目指す新体制の構築

株式会社パイ インターナショナル(東京都豊島区、代表取締役社長:三芳寛要、以下当社)は、カルチュア・エンタテインメント株式会社(東京都品川区、代表取締役:中西 一雄)が発行(※株式会社徳間書店が発売)する雑誌「季刊エス」(以下季刊エス)と「SS(スモールエス)」(以下スモールエス)の事業を、2023年3月31日付で承継しました。
承継後、スモールエスは vol.74(7月20日発売)から、季刊エスは vol.83(9月15日発売)から、当社より発行・発売を開始します。

※表紙のレイアウトは異なる場合がございます。※表紙のレイアウトは異なる場合がございます。

  • 事業承継の背景と目的

当社は1971年に創立し、「魅力ある文化・優れたクリエイターと、世界との懸け橋でありたい。」を基本理念として、世界の多様な美しさを集めたビジュアルを中心とした本を数多く出版してきました。
季刊エスは2003年に漫画・イラスト・アニメ・ゲーム・映画・舞台・写真など、クロスジャンルな世界を紹介しながら、物語とビジュアル表現をレポートするストーリー&キャラクター表現の総合誌として創刊。2005年には、イラストのメイキング&投稿マガジンとしてスモールエスが創刊されました。
ビジュアル書籍の企画発行を得意とする当社で、創刊から20年近くにわたり数多くのクリエイターに親しまれ支持されてきた両誌を発行することは、クリエイターを目指して作品を作り続け、プロフェッショナルを目指す人たちに向けた一気通貫のサポートとコミュニティの創造を実現できると考えました。


  • 今後の展望

「季刊エス」と「スモールエス」を通して技術力や鑑賞眼を磨いた読者が、最終的にプロのクリエイターとして活躍できる素地を作り上げていきます。
今後の展望として、クリエイター同士の交流の場作りやコンテストの実施など、活発なコミュニティの創造を目指します。加えて当社では多彩なジャンルの書籍を国内のみならず海外でも販売しており、こうした下地を活かして「季刊エス」と「スモールエス」を全世界で展開し、日本のクリエイターの知名度向上とコミュニティの拡大を目指します。


  • 関係者コメント

株式会社パイ インターナショナル 代表取締役社長 三芳寛要
今回、エス編集部と一つになろうと決めた理由は、エス編集部メンバーからの「イラストで人生を切り拓きたい人たちのコミュニティを守りたい」という言葉を聞いたことでした。「季刊エス」「スモールエス」は、同じ志を持つ仲間が集まり、切磋琢磨するなかで、やがてはプロフェッショナルとして活躍できるまでに育つような土壌を持っています。それは、日本の文化を支える礎と言えます。
一方パイ インターナショナルは、クリエイターを応援する出版社として、多数のイラスト作品集を、日本だけでなく世界中に紹介してきました。その中には雑誌「季刊エス」「スモールエス」を通じてイラストを学び、やがてパイで作品集を出版することとなったイラストレーターが何人もいます。
これまでは別々に動いていたエス編集部とパイ編集部が一緒になることで、これからは「エスへイラストを投稿することが、世界へ羽ばたくイラストレーターへの第一歩となる」というビジョンを進化させます。
絵を描きはじめたばかりの初心者も、絵の仕事で成果をあげてきたプロも、自分の生み出した作品で世界中の人とつながる。それは表現で結ばれたコミュニティです。これからの私たちの活動にご期待ください。

季刊エス・SS編集長 天野昌直
エス編集部は、キャラクター&ストーリー表現の総合誌というキャッチコピーで、長きに渡ってイラスト表現を見つめてきました。前身となる雑誌を刊行していた90年代後半は、イラストが仕事になる舞台は少なく、漫画とイラストレーションの間にあるような作風の作家たちは、どこで活躍したら良いか悩む時代でした。
しかし、そのような場に置かれた表現者こそ、なんとか道を切り拓きたいと願うゆえに、ボルテージが高いものです。もとより、居場所がないということは独自性も強い。そんな作家たちが、新機軸のクリエイターとして、イラストを一大ムーブメントに発展させるさまを、私たちは目の当たりにしてきました。取材した作家さんたちだけでなく、イラストを投稿してくれた「絵を描く読者たち」が、私たちに新しい発見や、表現の未来を示してくれています。
この度、国際的にクリエイターを支援するパイ インターナショナルと一緒になることで、イラストの世界をより一層、皆様にお届けできると感じております。今後とも、よろしくお願いいたします。


  • クリエイターの皆様からの応援コメント

「季刊エス」「スモールエス」がお世話になってきたクリエイターの皆様から、エス編集部へ向けて設立20周年と新しい門出を祝してコメントをいただきました。
※作家名五十音順

・okamaさんコメント




・白身魚さんコメント



・村田蓮爾さんコメント


  • 季刊エス・スモールエス応援イベント「イラストフェスSP」開催

今回の新体制に併せ、応援イベント「イラストフェスSP」を7月28日(金)から8月6日(日)にかけて、原宿のデザインフェスタギャラリーにて開催いたします。
「イラストフェスSP」は季刊エスとスモールエスの関連作家の作品が一堂に会する展覧会です。期間中は一線で活躍するクリエイターによるイベントも開催いたします。

開催期間:2023年7月28日(金)〜8月6日(日)
※2023年7月27日(木)は関係者に向けたレセプションを実施します。
場所:デザインフェスタギャラリー EAST101(東京都渋谷区神宮前3丁目20−18)
※詳細は後日案内いたします。



  • 最新号情報

※表紙のレイアウトは異なる場合がございます。※表紙のレイアウトは異なる場合がございます。

書名:スモールエス Vol.74 2023年9月号
仕様: 297 x 210 x 11㎜ /160Pages
定価:特別定価1200円
発売日:2023年7月20日
表紙:WOOMA
発行元:パイ インターナショナル
https://www.s-ss-s.com/ss/74

●表紙:WOOMA
【特別付録小冊子】『解毒 sakiyama Artwork』×SS Special Version

●メイキング・画材使い試し・講座
「WOOMA」表紙イラストメイキング&インタビュー(画材:CLIP STUDIO PAINT EX)
「時雨」透明水彩
「梨玖」コピック
「夏目レモン」レンブラント水彩絵具
「古島紺」呉竹 ZIG クリーンカラーリアルブラッシュ
「村カルキ」CLIP STUDIO PAINT初心者講座
「さくしゃ2・みひろ・お天気屋」グッズ制作レポート
「がらくたおつむ」人体講座

●作家競演企画「SS学園」描き下ろしイラスト&投稿コーナー
香琳・くりゅう・ぷぅ・天嶺ジウ・こけし・82

●イラスト連載
友風子

●イラスト
Rukaon・らっこ・はた・斉木琴・蛸屋・どく子・水谷ゆたか



【パイ インターナショナルについて】
「魅力ある文化・優れたクリエイターと、世界との懸け橋でありたい。」を基本理念とし、おしゃれで気持ちよく新鮮な出版を目指す出版社です。グラフィックデザイナーを対象としたデザイン書や、世界のアート・⽇本の伝統⽂化・アニメ・コミックをテーマにしたビジュアル書を中⼼に、写真集・児童書・技法書・実⽤書・啓発書など多彩なジャンルの書籍を国内、海外(欧⽶・アジア圏)で出版しています。

会社名:株式会社パイ インターナショナル
代表者:代表取締役社長 三芳寛要
本所在地:東京都豊島区南大塚 2-32-4
事業内容:出版
URL:https://pie.co.jp/

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会社概要

URL
https://pie.co.jp/
業種
情報通信
本社所在地
東京都豊島区南大塚2-32-4
電話番号
03-3944-3981
代表者名
三芳寛要
上場
未上場
資本金
-
設立
1971年07月