CINEMA EOS SYSTEMにRFマウントを採用した「RFシネマレンズ」が誕生 高い光学性能と豊かな映像表現が可能な「PRIME Lens」シリーズ7機種を発売
新製品は、シネマレンズとして初のRFマウントを採用したフルマニュアル仕様の単焦点レンズです。4K・8Kカメラに対応する高い光学性能とシネマスタイルに適した操作性に加え、RFマウントによる通信機能を兼ね備えています。新たに投入した「RFシネマレンズ」を皮切りに、今後、RFマウント対応の映像制作機器のラインアップを拡充し、映画・ドラマ・テレビCMをはじめとするプロの映像制作現場のニーズに応えていきます。
■ シネマレンズ初のRFマウントを採用
新製品の7機種(焦点距離:14/20/24/35/50/85/135mm)は、RFマウントを採用したデジタルシネマカメラ「EOS C70(2020年11月発売)」と「EOS R5 C(※1)(2022年3月発売)」に対応したレンズです。RFマウントの通信プロトコルに対応し、従来機種(※2)と同様に倍率色収差補正・周辺光量補正・デュアルピクセルフォーカスガイドがカメラ側で行えるほか、新たに歪曲収差補正も実現しています。これにより、撮影現場だけでなく、撮影後の編集作業においても効率的な映像制作を支援します。
■ 4K・8Kカメラに対応する高い光学性能と単焦点レンズならではの柔らかな映像表現
新製品は、大口径非球面レンズや異常分散ガラスを用いたレンズを最適配置することにより、4K・8Kカメラに対応する高い光学性能を実現しています。また、フルサイズ・ラージフォーマットセンサー対応と明るいT値(※3)の実現、11枚の絞り羽根の採用により、浅い被写体深度と円形に近い自然なボケ表現や柔らかな映像表現が可能です。さらに、シリーズ共通でカラーバランスを統一しているため、同一シーンの撮影でレンズ交換を行う際に色味の調整などの手間を軽減できます。
■ プロの映像制作に適した操作性・デザイン
操作リングに適度なトルク感を持たせることで、シネマ撮影に求められる緻密かつ粘りのある操作性を実現しています。また、シリーズ共通設計により、全機種間で操作リングのギア位置や前玉径、回転角(操作角度)などを統一しているため、マットボックスや外付けのフォーカス調整用アクセサリーなどの取り付け位置を、機種ごとに調整する必要なくスムーズなレンズ交換が行えます。マウント付近には手になじみやすいローレット加工を追加することで、レンズ着脱時に操作リングを持つことなく確実な保持が可能です。
製品名 | 希望小売価格 | 発売日 |
CN-R14mm T3.1 L F | オープン価格 | 2024年2月下旬 |
CN-R20mm T1.5 L F | オープン価格 | 2024年3月下旬 |
CN-R24mm T1.5 L F | オープン価格 | 2024年1月下旬 |
CN-R35mm T1.5 L F | オープン価格 | 2024年1月下旬 |
CN-R50mm T1.3 L F | オープン価格 | 2024年1月下旬 |
CN-R85mm T1.3 L F | オープン価格 | 2024年1月下旬 |
CN-R135mm T2.2 L F | オープン価格 | 2024年4月下旬 |
※1. 「EOS R5 C」は、「VIDEOモード」時のみの性能保証です。
※2. EFマウント対応の「PRIME Lens」シリーズ。
※3. F値がレンズの焦点距離と口径から割り出される明るさの理論値であるのに対し、T値はF値にガラスの透過率を含めた値で、シネマレンズの明るさは一般的にT値で表記されます。
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