漂着ごみ約1トンを回収 アクセス困難な海岸に漂着したフロートやブイ 減容装置を用いた大型漁業系ごみの一掃作戦を実施しました
2022年7月30日(土) 愛媛県宇和島市
瀬戸内オーシャンズX推進協議会は、地元のボランティア団体や自治会、郵便局員や漁業者、学生、行政などと協力し、人の立ち入りが難しい海岸に散乱する、フロートやブイなど大型の漁業系ごみを効率的に一掃するため、減容装置を用いた実証事業を実施いたしました。このイベントは、日本財団が推進する海洋ごみ対策事業「海と日本プロジェクト・CHANGE FOR THE BLUE」の一環で開催しました。
- イベント概要
・日程:2022年7月30日(土)10:00~16:00
・開催場所:愛媛県宇和島市蒋淵 漁港荷上場、小池浜 周辺
・参加人数:約100名
- 船で上陸!リアス海岸に流れ着いたごみ 約1トンを回収
漁港の荷上場から清掃場所の海岸まで船で上陸し、堆積した漂着ごみをみんなで回収。今回の回収量はなんと合計約1トン!ペットボトルや包装などの生活系ごみが約580㎏、漁具のプラスチック製のブイが約600㎏(約450個)も集まりました。参加した漁業者の方に伺うと、こうした漁具などの漂流・漂着ごみは、日頃から見つけたら引き上げているが、処理には費用が掛かるうえ保管スペースも限られ、どんどん溜まってしまい困っているとのことでした。
- 大型のプラスチックごみは減容・破砕=運搬効率が格段にUP!
現地からごみ処理施設への道は狭く曲道も多いため、運搬するトラックの大きさは限られます。ごみの容積を小さくすることで車両にたくさん積み込めるようになり、今回の実証では大型プラスチックごみを2トントラック約8台分集めましたが、減容することで、2tトラック1台分で済みました!今回得られた知見をもとに、今後は離島などの接近困難場所における効率的な清掃活動のモデル構築を進めていきます。
- 参加した方からの声
・今回地域の海岸清掃が約20年ぶりにこのような形で再開できたことを嬉しく思います。今後過疎地域での活動は、外部からの協力や新技術の導入が必須だと感じます。また広域での連携なども含め、これからの活動展開にも期待しています。(漁港関係者)
<団体概要>
団体名称 :瀬戸内オーシャンズX推進協議会
URL :https://setouchi-oceansx.jp/
活動内容 :瀬戸内海に面する4県(岡山県、広島県、香川県、愛媛県)と日本財団が連携協定を締結し共同で推進している包括的海洋ごみ対策プロジェクト。外界からの海洋ごみ流入が少ない海域(閉鎖性海域)である瀬戸内海をフィールドに、調査研究や企業・地域連携、啓発・教育・行動、政策形成の4つの柱で事業を実施。瀬戸内海のごみを減少傾向に転じ、海洋ごみゼロを実現する「瀬戸内モデル」として世界へ発信していきます。
CHANGE FOR THE BLUE
国民一人ひとりが海洋ごみの問題を自分ごと化し、”これ以上、海にごみを出さない”という社会全体の意識を向上させていくことを目標に、日本財団「海と日本プロジェクト」の一環として2018年11月から推進しているプロジェクトです。
産官学民からなるステークホルダーと連携して海洋ごみの削減モデルを作り、国内外に発信していきます。
https://uminohi.jp/umigomi/
日本財団「海と日本プロジェクト」
さまざまなかたちで日本人の暮らしを支え、時に心の安らぎやワクワク、ひらめきを与えてくれる海。そんな海で進行している環境の悪化などの現状を、子どもたちをはじめ全国の人が「自分ごと」としてとらえ、海を未来へ引き継ぐアクションの輪を広げていくため、オールジャパンで推進するプロジェクトです。
https://uminohi.jp/
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